おはようございます。
子育て心理学
インストラクター&カウンセラー
鈴森あかりです。
始めましての方は、こちらをどうぞ!
「宿題が、負担」
で
苦しむ前に
こちら!
「宿題やったの?」
「早く終わらせなさい!!」
いつの時代も、定番のこの言葉
学校から出される宿題は、
「絶対にやらなくてはいけないもの!!」
と言う圧力がありますよね。
「最低、宿題だけは!!」
親もそう思います・・・・。
私が、教員になったばかりの頃、今から20年以上前は、宿題は、学校でやりきれなかった事や、次の授業で必要な事、全員に付けたい力がある時だけ、出していました。
毎日必ず宿題があるわけでは、ありませんでした。
基本的に、
「家庭の学習は、家庭ですべき」
という考えでした。
でも、その頃から、
宿題を出す先生は、良い先生。
宿題を出さない先生は、悪い先生、
という見方が保護者の中にもありました。
保護者の意見は、
○宿題を出されないと、子どもが家で勉強をしない。
○親が勉強をするように言うと喧嘩になるので、先生が強制的にさせて欲しい。
○何を勉強させて良いのかわからない。
だったと思います。
私も、時代の流れに合わせて、家庭学習をサポートするという形で宿題を出すようになりました。
学習課題を与えて、自分で選び、親が点検して、コメントを書く。
そして、提出された宿題に、私が、コメントを書くという流れです。
親と二人で子どもを褒める事になるので、それが、学習意欲に繋がっていた子もたくさんいました。
ただし、毎日マメに家庭学習をチェックして、コメントを書いてくれる親は、宿題という形で学習課題を出さなくても、家庭で学習を進める事のできる家庭でした。
家庭で、学習してきて欲しいと願う子ども程、
未提出が多かったり、
親が全くノータッチ、
だったりもするのです。
毎回、全員が、提出されたかどうかをチェックして、声をかけていくのも、なかなか大変な作業です。
実は、先生達にとって、30名近い子どもの宿題に対して、コメントを書き、帰りまでに返すというのは、驚異的な事なのです。
何故なら、そういった作業をする時間は、子どもたちが学校にいる間は、ほとんどないからです。
5分休みや、給食の準備隙間時間を見つけて作業をするのです。
それこそ、トイレに行く暇もありませんでした。
学年が小さかったり、
クラスに問題事があれば、
そんな時間の確保すら難しいものです。
家庭学習の充実が、言われるようになってから、
↑
(子どもの学習に関しては、国が大きな指針を決めますよ)
子ども達の宿題が、増えました。
宿題があるから、最低限の学習をする
宿題があるから、家庭事情に関係なく学習する
当然、一長一短あります。
色々な子どもがいる中で、統一して何かをするというのは、
それに合う子、合わない子が出てきます。
家庭学習の提出に厳しい先生もたくさんおられます。
出さないと、学習効果があがりませんからね。
厳しいと、子どもも気をつけますし。
しかし、
その宿題の多さ、
提出の厳しさに、
追い込まれてしまっている
お子さんも、実は、
たくさんいるのです。
特に、自分ペースがあるお子さんは、
ペースオーバーな宿題は、苦痛のなにものでもないようです。
そして、親御さんも、
決まっているのだから、子どもにさせなくてはと、
子どもとのやりとりを、苦しく思う事もあります。
先生は、クラスの子ども全員を平等に扱わなければいけません。
宿題も平等に出します。
でもね、
これは、私の見解です。
家庭学習の基本は、家庭にある!
と、思うのです。
我が子のスピードに合わせる事ができるのは、親だけなのです。
もし、毎日の宿題に苦しんでいるのであれば、
一度、先生に相談されるのも一つの手です。
我が子のペースに合わせて、親の責任で家庭学習に取り組むと言うのであれば、先生としても異論はないと思うのです。
他の子ども達の兼ね合いがあるのであれば、
同じ宿題でも、自分のペースで取り組めた所までで、合格にしてもらうだけで、気持ちが、軽くなるはずです。
毎日ですからね!
やりたくない!!そんな日は、1問だけなら、何とかできる≧(´▽`)≦
内緒ですけどね、
今の子どもは、本当にハードな生活を送っています。
毎日の生活でヘトヘトさを感じた時、
私は、子どもの宿題、手伝う事もあります。
宿題は、学力向上、学習習慣が目的ですから、
逸脱しなければ、いいのです!
お母さんが、子どもに断りなく勝手にやってしまっては、駄目ですけどね(*^▽^*)
「宿題」で、苦しまないようにしたいですね。