子育て空間コーディネーターのまきのきょうこです。
母が天国へ逝きました。
前回母のブログを書いたのが9月21日。
入院直後は特に変わりなく過ごしていましたので、退院の話も出ていました。
ただ、何をするにも介助が必要となってしまい、同居の姉の負担を考えると、家に戻るのは難しいということに。
ナーシングホームという看護師さんが常駐する介護施設を紹介されて、そちらにお世話になるよう手配しました。
もう後は移るだけ…というタイミングになった頃、母は熱が出るようになり…
結局、移ることなく病院で息を引き取りました。
朝、電話をもらって病院に駆けつけてから3時間。
駆けつけた時にはまだ意識もあって、私の手も握り返してくれましたが…
だんだん意識が遠くなっていく中
もうそんな力が残っているとは思えないのだけど、何度も何度も右手を高く上げました。
まるでそこに居る父に触れるかのように。
9年前に父は亡くなりました。
手を伸ばす先に、私の目には父の姿は見えません。
『お父さんが居るの?』
と聞いても母は答えてはくれません。
でも確かにそこに父は居たんだと思います。
せっかちな父はまだこの世に未練のある母に
『早くせんか』と呼びに来たんだと思います。
朝、私が病院へ駆けつけた時には本当に不安そうだった母でしたが、
本当に安らかな顔で、眠るように逝きました。
亡くなった日から1週間経ちますが、その間の時間がまるで消えてしまったような感覚です。
通夜、葬儀を終えて、市役所や諸々の手続きで毎日やることがてんこ盛り。
それが終わった頃にようやく実感するのでしょうね。
とりあえず母は今、父のところで幸せにしているでしょう。
残された者は大変ですが、まぁ良しとしましょう。