東京国立博物館の所蔵品 その205 | 浮世な世界

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こんばんは


所蔵品紹介その205です。







↑京の舞妓 速水御舟筆 1920(大正9)年


1920年の院展出品作で、画壇に大批判を引き起こした絵として有名ですね。

御舟のことを高く買っていた横山大観も「悪写実」と激怒し、御舟を院展のメンバーから除外するように主張したとか(((( ;°Д°))))


確かに舞妓の内面性までも描いたような徹底した写実表現はちょっと執念を感じますね。

よく見ると畳や着物もものすごく細かく描いているんですよね。


個人的には御舟の作品の中でもかなり好きな方です(^_^)






↑出湯 小林古径筆 1921(大正10)年


この作品を見たとき小倉遊亀の『浴女』を思い出しました。









↑五柳先生 横山大観筆 1912(明治45)年


大きな屏風絵に人物は二人だけなのですが、配置バランスが絶妙ですね。

















↑修羅道絵巻 下村観山筆 1900(明治33)年


六道の一つである修羅道を描いた絵巻で、観山27歳の作∑(゚Д゚)

人間や阿修羅が戦闘している描写は、おそらく過去の六道絵巻などを参考にしているのでしょうね。

渦巻く炎の表現などは、『伴大納言絵巻』(出光美術館蔵)や『平治物語絵巻』(ボストン美術館蔵)に酷似していますが、観山の師が岡倉天心だったこともあるので、後者を参考にしたのでしょうか。


過去の作品を参考にしているとはいえ、その表現は近代的なのが面白いですね(^_^)


その206に続きます。


今回紹介した作品は9月12日まで展示されています。