行って来ました。福島。
行く前に3人でミーティング。
俺らが東北に行ってライブをする意味。
俺らにしかできないこと。
ライブで何を伝えるか。
地震が起きてから各々が
今まで思ったり感じたりしていたけど
口には出さなかったこと。
意識を統一する必要があった。
もっと早く話し合うべきだったのかもしれない
でも遅かれ早かれここで意見を交わせたのは
良かった。ホントに良かった。
音楽やれてるのは当たり前じゃない。
大切な人が元気でいること、当たり前じゃない。
また再会できる事、当たり前じゃない。
”「生きていること」は当たり前じゃない。
だから精一杯ステージ上で生きる。
その瞬間にしかない幸せを噛み締める。
楽しさ、悲しさ、希望、不安、喜び、もどかしさ、
色んな感情を目の前のみんなと分け合う
俺らにしかできない表現の仕方は絶対にあるはず。
こうやってステージでメッセージを伝えたり、楽しませたり、感動させたり。
すごいことなんだよ。
普段抱えてても表に出せない感情、やりきれない想い、モヤモヤしてやり場が分からない気持ち。
全てをはかることはできない。
だからとにかくステージの上で「生きる」。
全力でぶつかっていく。
そして同じ空間で同じように色んな感情を分け合う。
俺らにしかできないこと。
一人間であり一アーティストとして
やれること全部やろう。”
やっぱりみんなモヤモヤして何かしても手につかなかったり、何をしてもポッカリ空いた穴は埋まらなかったり。
やっぱ人間だもんな
気持ち確認しあえて良かった
終わったときにはスタジオ練の時間が過ぎていた...
向かう途中、栃木のサービスエリアでトイレ休憩に立ち寄った自衛隊の方々を発見。
「行くんだな」って実感した
福島に入ってすぐ位の高速の道端の雑木林の中に
青の横断幕で”がんばれ!東北!”の文字。
「行くんだな」って実感した
身が引き締まった。
初日郡山。
早々と郡山#9に到着。
久々な感じがしなかった。
最初にここに来たときはゲリラ豪雨でホール内が浸水したんだよな。
思い出深い場所。
駅周辺を歩く。
いつも必ず立ち寄るビル(タワレコ、島村楽器、古着屋などがあるから)
のシャッターが閉まってた。
事前に聞いてはいたけど
やっぱ寂しいね。
一番下の土台が浮いちゃって建物が駄目らしい。
島村楽器の店員で去年11月に企画で呼んでくれた
ゆうこちゃんと出会ったのもこのビルだったよな
うん、やっぱ寂しい。
そんでその企画でお世話になった
郡山PEAK ACTIONへ行ってみた
事前情報だとビルが倒壊の危険で退去しなきゃいけないって聞いてた
ビル全体が白いカバーで覆われてて
ああやっぱり、、、って思ったけど
恐る恐る入ってみたら
店長のジョンさん(渡辺さん)がいた!
ちょうど飯食ってて口一杯にご飯を頬張ったタイミングで
喋れないのとびっくりしたのでむせそうになりながら目丸くしてた
相変わらず下ネタ全快だった
店内は照明やらアンプやらケーブルやら片付けの途中でまだ雑然としていた
地震のときはリハ中で、
外へ出たらちょうどビルの上の階のコンクリート壁が剥がれ落ちてきたらしい
怪我人なくて良かったよ。
被災地への救援物資が集められていて
ホント怪我人がなくてよかった
「色んな知り合いに声掛けたら、ものすごい集まってさ。」って。
実際、ここも被災地なのに
やっぱ人間て暖かいよ
しばし雑談してリハの時間が迫ってきたからお別れした。
別れ間際にドラムのヘッド(スネアの皮の部分)に寄せた
新しいPEAK ACTIONの応援メッセージ書いてきた
とにかくスゲー前向きだし、ものすごい大変だろうけど早い復活を祈ってます!応援してます!
なんかできることあれば言ってください!
そして開場。
ゆうこちゃん、一緒に企画してくれたともみちゃん、久々な顔を観るたび嬉しくなった。
ホント元気そうで何よりだったよ!
仕事の事だったり、生活のことだったり、色々状況は変わってるみたいだけど
何よりその笑顔見れてホッとした。
ライブは地元なしの3バンド。
他の2バンドは都内からのツアーバンド。
そしてライブ。
やっぱり何かいつもと違った。
とにかく気持ちが前に前に出たし、
ストレートしか投げなかった。
とにかく言葉に「行けー、届けー!」って込めた
最後に「グッバイ、ラストデイ」を歌った
さよなら今日の日、別れを迎えた僕らに明日が来る。
生きているからこそ、また会えるんだっていうことを忘れちゃいけない。
またこの場所に来れた事、また再会できたこと、
当たり前じゃないんだよ。
スゲー事なんだよ。
歌いながら、またこの曲を見つめなおして、そして噛み締めてた。
この曲での別れって「心」と「心」の別れであって
本当の意味での別れじゃない
だから曲の最後の部分をいつもと歌詞を変えて
”君は一緒に辿ってきた道を戻ることはないけれど
いつかまたどこかで会おう”って歌った
あっという間だったけど
濃い時間を共有できた。
ありがとう。
好きな場所です。
また帰ってきたい。
ちなみにうちは#9でゲリラ豪雨のイメージが強すぎて災害バンド扱いされてます(笑)
ingが来ると何かが起こるらしい。
まあ今回は余震がちょこっとあったくらいかな!
でもスタッフさんの話では昨日まではずっと暖かかったのに
今日はありえないくらい寒くて場所によっては雪降ったって言ってた!
やっぱなんかあるのかねww
天災バンド 「ing」 in 郡山。
あんまかっこよくはないな(爆)
二日目、いわき。
街を走ると道のあっちこっちに舗装された後があり、ところどころ歩道が隆起していたり、
古い家屋が潰れていたり、地震の爪跡が目に付く。
少し街が泣いてるような気がした。
海岸沿いに行ってみた。
小名浜港の前の潰れたコンビニで車を停めて歩いてみる
かなり大き目の漁船がいくつか打ち上げられていた
こんなデカイ船が陸に持ち上がるってどんだけの力だよ
人間なんてひとたまりもないに決まってる
漁船の詰所があったので中を覗いてみた
ほとんど手付かずの状態で被害を受けたままの状態に見えた
滅茶苦茶で雑誌やら割れたメガネやらそのまま残っていた
2階の窓が無い所もあって
この高さまで来たんだなって分かった。
テレビで観て色々情報は得ているつもりだったけど
実際に見ると訳が違う。
自然の力に対して人間は時に無力です。
だからこそ、やりきれないんだと思う。
どうすることもできないからもどかしいんだ。
そう痛感した。
ブログ用にいっぱい写真取ったんだけど
帰ったらデータ消えてしまった、、。ホント申し訳ない。
だから下手な言葉だけどなるべく伝えていくんで勘弁して。
目で見たものを伝えること。
それも一つの役目だと思ってるんで。
もっと被害の大きなところもあったらしく、行きたかったけど
今は緊急車両(工事車両)だけ出入りしていて
あちこち通行禁止になったりしていた。
倒壊した建物なども大分も取り壊されていて整理されてきているとのこと。
できれば一番被害の大きかったところも見たかった。少し心残り。
入り時間が近くなったのでソニックに行ったらしっかり健在だった!
ソニック前にある八百屋のおっちゃんも健在で
安全な野菜だよ!って元気に売ってた
地震起きたときはどうなんだろうと思ったけど
ホント来れて良かった。
4月に入ってからチケット代\0のチャリティーって形で再開している
店長の三ヶ田さんに話を聞くと
再開した当初は何ともいえない異様な熱気に包まれていて、
「負けてたまるか」「やってやろうぜ」「待ってました!」
もうそんな感じ。
今ではその雰囲気も大分落ち着いてきてて、
でもやっぱりみんなやるライブがすごく変わってるって言ってた
その話の中で家族を津波にさらわれて失ったバンドマンがいて、
彼もすでに音楽活動を再開しているとのことだった。
強いよ。
音楽は寄りかかることのできる支えにもなるし、
そこから次の一歩を踏み出す活力にもなるんだ
この日は地元の高校生バンドが3バンドでウチがゲスト扱いみたいな形の日。
聞くと自分達から出たいと連絡してきた子もいたらしく、
それってスゲーなって思った。
雨の中でもお客さん来てたなー
受付のとこに居たんだけど
以前より一層こういう場所求めてるんだなって伝わってきた!
みんなスゲーいいライブしてたしいい顔してたな
とにかく限られた時間で
その限られたスペースで同じ時間同じ空間を共有して
あのとき楽しかったなーとか
思い返して心がホッこりするようなそんな日にしたくてライブしてました!
楽しかった!
最初はみんな手探りで観てる感じもあったけど
俺らがずっと投げかけることで
ライブが進むにつれてどんどんみんなが応えてきてくれて
なんか嬉しかったよ!
ライブ終わってからがすごい。
みんなスゲー積極的、バンドのことについてだったり、アレンジのことについてだったり、
連絡先だったり、
聞きたいことどんどんぶつけてきてくれて。
目がキラキラしてるってこういうことを言うんだなって。
何より向上心がある。
いわきの若造はアツい!
好きだぜいわき!
今日もガンガンメール来てるし!
そのままの感じで行け!
俺も負けない!
ホント二日間充実してました。
まず伝えたいのは
みんなスゲー元気だったよ!
それに尽きる。
こっちが元気もらっちゃうくらい!
みんなぜんぜん大丈夫です!
風評とかであーだこーだ言われてるけどまったく問題ないし、
お店もやってるし、人も元気だし。
なんかもったいないよ。
やっぱいいとこだもん。
だからみんな福島に行けよ!
おいしい中華料理屋とおしゃれな古着屋とあったかいライブハウスなら教えるからさ!
先行き見えないことが多い中でも
それを笑い飛ばしちゃうくらい前向きでひたむきに現実と向き合う人たちの姿にスゲー勇気もらいました。
次に会うときはもっと元気な顔見せてくれると信じてます。
俺らもingとして一人間としてやれること精一杯やっていくつもりです。
音楽を通じて出会えたことに感謝。
この場所にまた来れた事に感謝。
ありがとう!
がんばっぺ!郡山!
がんばっぺ!いわき!
がんばっぺ!福島!
2011.4.21
ing小須田純一



