夏至の候、メディアの流布に惑わさるることなかれ <データは明日の羅針盤> | 「農業は 人生を賭ける 価値がある」

夏至の候、メディアの流布に惑わさるることなかれ <データは明日の羅針盤>

 

「農業は 人生を賭ける 価値がある」

 

 

記録的な

遅い梅雨入り

 

と言ってる側から

入梅した途端の

集中豪雨と猛暑の襲来

 

日本全体が

一気に盛夏へ突入していますね。

 

お元気でしたか?

暦時計は南中となりました。

 

珍しい太陽柱が見られた

今年の「夏至」

北海道 小柴ふあーむ より

ご挨拶を申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

東北まで入梅すると

北海道も影響を受け始める昨今

 

こちらニセコも

湿度が高まりどんよりした空気が

満ちております。

 

雨、降る?降らない?

天気、もつ?もたない?

う〜ん、どっち?

みたいな空気感

 

もはや北海道も

梅雨と無縁じゃない

この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで

 

貴方にお届けした

朝獲りアスパラ「初芽」「二番芽」!

 

皆様の御愛顧の下

終了させていただきました。

 

今年もたくさんのご注文を賜り

誠にありがとうございました。

心より御礼申し上げます。

 

創業20周年の

お祝いと励ましをいただきながら

この春も旬をお届けできましたこと

安堵しております。

 

 

 

 

 

 

 

5月中旬から始まった

「記憶を失くす四十日戦争」

 

6月下旬となり

なんとか戦線を収束するに

至りました。

 

ふ〜っ

 

今年もなんとか

切り抜けましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

この時期

工程が1年で最も重複して

完全にオーバーフローします。

 

1。朝獲りアスパラ 収穫・出荷・発送

2。秋メロン 畑造成・設営・定植 2ロット

3。熟成カボチャ 播種・畑造成・定植 2ロット

4。早生メロン 肥大管理 最盛期 2ロット

5。夏メロン 着果管理 最盛期 2ロット

6。草対応 圃場全般

 

4千5百 坪 で繰り広げられる

小柴ふあーむの激戦

「記憶を失くす四十日戦争」

であります。

 

 

 


 

 

 

 

 

毎年この時期に

冬の間に蓄えた体重が

減少へ転じます。

 

毎日徐々に減っていき

ベースが確実に

3kg減少します。

 

健康といえば

健康

 

肉体疲労による体重減少ですから

これ以上の健全さは

ございません。

 

しかもダイエットしながら

収入を得られるとは

最高じゃないですか?

 

と、言えなくもないですねw

 

 

 

 

 

 

 

そんな中

超過密工程の中核を占めていた

朝獲りアスパラ!を乗り越えられて

目処が立ったというわけですが・・・。

 

ところで今季は

地域の方、数人から

「今年のアスパラひどいんだって?」

と挨拶がわりに問いかけがありました。

 

はて?なんのことやら?

 

ソースはどうやら

北海道新聞。

 

天候不順でアスパラは早々に撤退し

近年まれに見る不作!と

強調記事があったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

記録を見ると・・・

 

たしかに

5月は寒かった。

 

たしかに

6月は少雨だった。

 

たしかに

萌芽ピークが穏やかだった。

 

たしかに、たしかに・・・。

 

でも

だから・・・なに?!

 

大騒ぎするほどの激変かい?

北海道新聞さん

 

現場当事者として

なんか違和感あるんですよね

その伝え方。

 

 

 

 

 

 

 

 

小柴ふあーむ的には

まあ平年作

という受止めでありまして

 

たしかに予断を許さない状況ではありましたが

かと言って

そんな大騒ぎするような状況でもなく

 

「今年は厳しそうだから長期戦を覚悟しましょう」

と代表と申し合わせて

仕事しておりました。

 

想定の範囲内の変動

だったんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

農業生産の全体に対して

統計データーをとってると

だから、なに?!

と思うことがよくあります。

 

今季アスパラなど

典型的な事例でして。

 

ほんの一瞬

わずか一部分

だけを切り取って

ああだ、こおだ、と狼狽える

 

それが

全く無意味なものだと

データを見ると良くわかります。

 

狼狽えるでない!

 

たったそれだけであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

それをなに?!北海道新聞!

ろくに調べず結論ありき

みたいなな記事を書いて

愚民の扇動に勤しむとは。

 

メディアにとっちゃ

いつものことではありますが

いささか呆れます。

 

実態はというと

小柴ふあーむのアスパラは

終盤の暖かさもあり

しっかりと平年作レベルを

確保して終了しております。

 

平年作

 

それが事実です。

 

 

 

 

 

 

 

 

6月中旬

 

ああ、まだ力余ってるなぁ

これから暖かくなるから

最後の追い込みができそうだね

 

データから

そんな予測を立てていたら

ちゃんとその通りに

なっておりまして

 

ふふっ、と

予測的中の充実感を

味わうことができましたが。

 

数字はちゃんと

示してくれてたんですよ

この結末を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 データは事実の表示

 データは真実の啓示

 だから、データは大事

 データは、記録の果てにある

 明日の羅針盤

 

実験・計測・評価を職業としていた

私ならではの

農業スタイルであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

メディアの安っぽい

批判・悲観

短絡・表現

そして、無責任さ

 

それを知らずに踏襲してる

危うさを知るべし

であります。

 

口に出す言葉は

気をつけた方がいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の言葉で自分が縛られ

自縛からの思考停止へ

そして

冷静な客観性の喪失

 

行き着くところは

他者の言葉に右往左往する様な

愚衆と化す己の明日・・・

 

そういう社会への誘いには

意図して警戒した方が

よろしいかと存じます。

 

 

 

 

 

 

 

私は

技術の世界で育てられたので

客観性の重要性を強く意識しています。

 

ある意図に籠絡される

愚かな輩にはなりませんw

 

あるいは

他者を煽動する側にも

回りません。

 

事実を以って

真実を察し

明日の道を

見抜くべし

 

やるなら

一人でやれ

 

群れて狂騒

するべからず

 

であります。

 

 

 

 

 

 

 

話戻して・・・

 

メディアを真に受けた方から

アスパラの心配をいただいてますが

 

大丈夫です!

 

小柴ふあーむの朝獲りアスパラ

平年作で落ち着きましたから。

 

今年もどうもお世話になりました。

 

たくさんのお声掛けに

改めて御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

天候不順となりやすい

入梅直後の北海道

 

アスパラ畑も

間髪入れずに

立茎体制へシフトしました。

 

除草剤撒いて

草と虫を弱らせて

 

礼肥を振って

立茎のブーストをかけて

 

土を割って

深部まで呼吸させて

 

ザクっと砕いて混ぜて

肥料と雨を馴染みやすくし

 

まずは

夏の立茎を

待つのみ

 

収穫後の後片付け

一気呵成に済ませ

天候リスクを避けました。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

いよいよ七月へ!

 

月替わり直後は

ゲリラ豪雨、短時間集中豪雨の

特異週でもあります。

 

畑が冠水するほどの

洪水並みの表面水が

山裾を降りてきます。

 

長年積み上げてきた

小柴ふあーむの排水施設と大水対策

毎年この時期に

その実力を試されます。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

とは申しましても

その水があってこその

農業であり、命であり

 

今年も清らかな伏流水に恵まれること

山に感謝であります。

 

表面上は

低温だ、旱魃だ!

と狼狽えてみても

 

地中の営みは

至極安定しています。

 

上辺の小事に惑わされることなく

大地に根を張った

安定した営みを

心掛けたいと思います。

 

そして

今年も笑顔のメロン収穫を

迎えられれば

こんな幸せはございません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

次回「小暑」の候に

またお会いしましょう!

 

それまでどうぞ

お元気で








 

 

北海道 小柴ふあーむ

 

代表 和美
その夫 孝志

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイスブック 「小柴 孝志」

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