立冬の候、無駄を省く経営は「動線」管理から <後片付け全力奮闘中>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
いよいよ寒波襲来
風雨から風雪へ移り変わる
北海道ニセコです。
暦時計は午後9時となりました!
北海道 小柴ふあーむ より
「立冬」のご挨拶を申し上げます。
立冬の前日
満月でした。
月の軌道が最近点となり
一年で最も巨大に見える
スーパームーン
ご覧になれましたか?
最遠点に比べて
面積比で+30%
直径比で+14%
流石に感覚的にも
大きく感じますよね。
小柴ふあーむでも
夕闇迫る中で
作業の最後の追い上げ途中で
スーパームーンに目を奪われておりました。
真っ赤に上る
満月
さながら
幼少の頃に観ていたテレビアニメが如く
何やらおどろおどろしく感じるほどで
例えば
カムイ外伝 とか
猿飛佐助 とか
妖怪人間ベム とか
闇夜の不気味さを思い出させる
妖艶な月の出でありました。
農村は
ほぼ皆さん、おくつろぎモードかな?
期末特有の業務
例えば
役場や農協への申請や手続き
あるいは
金融機関への精算や個別発送の処理とか
現場が終わっても
軽トラが忙しなく走り回っております。
北海道 小柴ふあーむ
ただいま後片付けの
真っ最中です。
資材を掃き出して
土作りして
天井ビニールを回収して
付帯資材を取りまとめて
初冬特有の風雨を縫って
越冬準備に勤しんでおります。
立冬の声を聞いて
早速の風雪も訪れて
焦りに拍車がかかりますよ。
さて
ハウスの土作り作業において
機械がハウス内に入って
動力に頼る作業がメインとなりますが
この時に
我が家のハウス配置が
効率アップに寄与します。
同じことは
春の畑作りにも言えまして
機械の運行を考えたハウス形態が
威力を発揮しております。
我が家のハウスは
「二連貫通型配置」
縦列配置の二つのハウス
その両端の妻面を外し
機械が縦貫できるように
圃場配置しております。
表から入って
裏に抜けて
隣のハウスに裏から入り
また表から抜け出てくる。
そういう機械運行を
可能にしております。
一見して
無駄な配置であります。
110m一本のハウスに建てられる土地に
45m二本のハウスですから
土地利用として一割を損してます。
しかも
高額な妻面部材を二倍制作せねばならず
その設置・撤去も二倍の工数がかかります。
資材管理の手間も二倍ですし
なんもかんもが無駄に見えてしまいます。
でもこの配置に
後悔したことは一度もありません。
むしろ
この配置だったからこそ
助けられたことが幾度もあり
我が家のユニークな発想を
少々自慢気に思ったりもしています。
例えば
天井ビニールの回収
1棟あたり約70〜80kgの重量物
幅9m×長さ50m
空気の中にひらひら舞う
重くて暴れる浮遊物
でございます。
如何に
人間に重さを掛けずに
風をはらませずに
大人しく仕舞えるか?
立地、仕様、人数、棟数
各ファクターによって
いろいろな手法がありますが
ハウスを分割することで
高価な機械への依存を減らし
ほぼ全てを人力のみ
しかも夫婦二人のみでの完結が
可能になっております。
小分けにして
柔軟な対応をしてリスクを減らし
機械の運行を効率化できる。
しかも
栽培管理においても
環境や条件を整え
品質ばらつきを抑え
分散を小さくし
水準も上げられる。
一貫して念頭にあるのは
「無駄の排除」
いやいや
細分化したら無駄が増えるでしょ?
一括大量生産の方が無駄は少ないでしょ?
と思いがちですけど
細分化の方が
条件を細かく変えられるので
歩留は向上させやすいんです。
そもそも
「無駄」の定義は多岐に亘りますが
人工、段取り、始末
そしてなにより「動線」の管理が
重要であります。
「動線」
人も機械も一筆書きが基本です。
いや、鉄則であります。
「無駄の排除」には
無駄歩きを極限まで排除する。
手ぶらで歩く、いけませんねぇ。
移動だけする、いけませんねぇ。
人がかたまる、いけませんねぇ。
機械の移動、圃場を傷めますねぇ。
そもそも
仕事、作業、工数たるもの
人数×時間×歩数(or手数) です。
移動が最も無駄な要素で
それを如何に減らすか?
私たちはそこに集中し
作業計画を組み立ててます。
例えば、天井ビニール
重いくせにふわふわ舞う
軟体動物
それを相手に
如何に低工数で安全に
しかも
高精度で機能を満たし得るか?
試して、調べて、考えて
その結果、「二連貫通型」
今に至っております。
我が家の絶対条件は
「夫婦二人で」でありまして
同じ二人でも「夫婦」というのが
肝心な制約条件です。
「夫婦二人」
つまり「男二人」とは
全く異なる状態なんです。
ここ、大切です。
段取り、本作業、仕上げ
回収から再展開まで
全てを1工程と捉えて
しかも内一人は
体格も体力も劣る女性である。
その負荷を考えた時
ハウスの効率よりも
代表の効率を考えた方が
結果的に長い期間の安定経営に
つながります。
特に
危険な目に絶対に遭わせてはならぬし
肉体負荷も制限せねばならぬ。
二連貫通型配置のハウスによる
リスク分散は
安全衛生上でも有意義だと
私達は考えてます。
その分
作業計画は複雑になりますが
その複雑がなかなか面白くて
さして苦にはなりません。
むしろ農業経営は
ハッピーな人生への
手段でありますから
目的を見失わずに
面白がりたいと思ってます。
我が家の基本は
積層式、累積型思考でなく
分割式、配分型思考ですが
無駄を力でねじ伏せるのでなく
無駄を防ぎ少ない力でやりおうす。
その準備過程が、面白い。
ある意味
アメリカ vs. 日本
グラマン vs. 三菱
NASA vs. JAXA
みたいな
設計思想の戦い
ともいえるかな?
ガソリンがぶ飲みの大排気量機関か?
小型小排気量の高速機関か?
そんな置き換えで
一人悦に入って
面白がってるのが小柴ふあーむ
とも言えるでしょうかねw
なにはともあれ
全ハウスの大物部材を取り込んで
目の前が開けたような気分でいる
立冬でございます。
そんな感じで
今年も最後の後片付けに
臨んでおります。
お互いに全体を見渡して
有機的に連携して動く仕事。
ザ・小柴ふあーむ!
であります。
それでは
次回「小雪」の候にまたお会いしましょう。
それまでどうぞお元気で
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」
霜降の候、「楽しい仕事」より「面白い仕事」を選ぶ道 <小柴ふあーむ的経営観について>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
遅い初冠雪があったと思ったら
初霜も無いのに初雪が降った
北海道ニセコです。
暦時計は午後8時となりました!
北海道 小柴ふあーむ より
「霜降」のご挨拶を申し上げます。
こういう天気の循環も
珍しいです。
霜降にも関わらず
霜が降りずに
雪が降るなんて。
やっぱり地温が
まだ高いのでしょうか?
こういう状態で
冬の寒気が流入してくると
11月の天気は
予想以上の大荒れになったりしてと
ちょっと嫌な予感がしております。
今年の現場も
あと3週間となりました。
果たして枠に収まるのかどうか?
いつもながら
モヤっとした不安と
なんとかなるさの楽観が
入り混じっております。
畑の周りの野生たちも
私たちににちょっかいを出しながら
冬籠の準備に忙しなく動いてます。
なにせ距離感が
夏に比べてグンと近いです。
近隣の先輩農家たちも
すでに大方の片付けを終えて
冬眠体制に入り始めてる模様。
「小柴さん、まだやってるw」
と笑われてる気もします。
前世代とは違って
やることやって
とっとと休む!
という考えが主流の
現世代の農村です。
現代の農業は
なにより効率と大量生産が肝要で
作れば作るほど儲かる
濡れ手に粟の状態が理想です。
作業も楽であったり
内容も単純であったりすると
雇用も入れやすく
規模拡大にもマッチしている。
例えば、トマト生産
初期投資さえ我慢すれば
早い時期から回収可能なので
新規就農に向いているでしょうね。
だから生産者も生産量も
増加傾向であります。
それに比して メロン生産
生産者も生産量も
減少の一途であります。
毎年リタイアしたり他品目へ転向したり
同じ施設を使ってより効率的な生産に
切り替えて行きます。
特に、若い年代は
シンプルな効率的思考から
メロン生産に興味は持たれませんね。
然るに
ではなぜ?
我が家はメロン生産に「執着」しているのか?
メロンに「しがみついて」いるのか?
いやいや
別に「執着」も「しがみつき」も
していないんですけどねw
もとより私たちに
そういう精神性はございませんので。
「執着」し「しがみつく」人間なら
会社を辞めてはおりませんてw
そういう単純明快な理由じゃ
ないのであります。
私たちの考えを
簡潔に説明するならば・・・
原材料を大量生産して
組織の駒となるのに
興味が湧かないだけであります。
私たちはなんのために
会社を離れ 安定を捨て
自存自立の道を選んだのか?
答えはそこにあります。
たしかに検討段階では
コルホーズやソフホーズのような
集団農場的な営農に
興味を持ったこともありました。
が、しかし
調べていくに従い
その負の側面も知ることとなり
それは私たちの目指す状態ではない
と思い至ることになりまして。
大きな声に付き従い
経営内容や投資計画まで影響を与えられるのは
ちょっと考えと違うな?
ということであります。
組織員20年の経験を通して
そういう状態の危険や虚実を
ある程度知っていますので
どうもそちら方面には
なびきたくない。
どうせ小舟で漕ぎ出すのなら
小柴ブランドのなにかを
自分の格闘の末に導き出したい。
という流れでありました。
もし
デカい仕事がしたかったら・・・
会社に残っていました。
億単位の予算のもとで
メンバーもたくさん当てがってもらい
いろいろな会社や国の方と
グローバルでアクティブでアドバンス
エキサイティングな環境を
捨てはしませんでした。
そりゃあ
好きで選んで
臨んでいた職種でしたから。
でも
自分自身は結局
ミニマイズ路線を選択した
というわけでございますけど・・・。
いったい何を
やりたくなったのか?
それは
自分で方程式を組み立て
その実験的証明を
自分の手でやって
世間に問いてみたい。
そういうことだろうと思います。
否定されても反対されても
自分の観点を試してみたい
自己責任で。
誰かに、何かに遠慮したり
頷いたりして人生が左右されるより
自分の足で雪原を漕いで歩き
抜けた先の光景と
歩んだ足跡を確かめてみたい。
そういうことですかね。
そりゃあ組織にいて
生活が安定するのは魅力です。
実際
経営が完全黒字になるのに
10年かかりましたから。
その間、家族にも辛抱を頼み
窮屈な気持ちが続いてました。
でもエネルギーだけは
なぜか湧き続けていた。
出来ないことが出来るようになる
それを身につけていくのが嬉しくて
厳しくも面白い10年でした。
一方、家族にとってはどうだったか?
特に子供たちは訳もわからず
欲しいものも買ってもらえず
辛い家族生活だったかも?
でありますけれど・・・
しかし
成長し独立した子供らは
資本主義経済の中心と端を
無意識に感じ取る素養が備わり
無邪気に文明を謳歌するような人間には
成ってないようであります。
健全なガバナーが心に備わり
是々非々の価値判断で
上手に遣り繰りしているようです。
欲しいものは何でも与える
最高のものを欲しいだけ与える
・・・
その対極の育て方をした小柴家
であります。
話戻って
経営方針の件ですが・・・
今になって思うのは
働く量と入ってくる量と
そして、取られる量と
その間にはベストバランス
みたいなものを感じています。
ある一定以上の領域は得策じゃない
と思い始めております。
今まさに起こっている
年収の壁、みたいなものでしょうか。
働き控えによる経済停滞を
奇しくも自分で演じておる訳ですね。
年収の壁
中途半端に壁を越えると
実質利益が減ってしまう
あるいは働きに見合わない。
それよりも
身の程を知り
それを越えるお金の動きは
研究開発や設備投資などで
明日以降の面白さに投資する。
その方が
私たちのコンセプトに合ってると
考えるに至っております。
なにより
メロン作りは
画一化、標準化の領域が広くなく
工芸品的な仕事の領域が
大きい作物であります。
ここ、大事であります。
工業品と工芸品の境目を
強く意識した作物であります。
だから、面白い。
楽しい、じゃないんですよ。
面白い、なんですよ。
この違い
大きいと思います。
元が
商品開発の実験職だから
面白い、の基準が人とは異なるかも
ですね。
失敗するから、面白い。
苦しむから、面白い。
うまく行かないから
面白い!
マゾでありますw
自分の成功は
自分だけの面白さ。
唯一無二、無比無双の面白さ
これに尽きるかな?
と思います。
私たちは
たくさんの引き合いに助けられて
ここまでやって来られました。
有り難うございました。
いままでも
そして、これからも
面白い!のフィールドとして
農業経営を続けさせていただければ
この上なく幸せであります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは
次回「立冬」の候にまたお会いしましょう。
それまで
どうぞお元気で!
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」
寒露の候、昭和の夫婦が繰り広げる ニセコの畑の物語 <小柴ふあーむ的 ワークライフバランス考>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
遅ればせながら
羊蹄山に初冠雪が観られました。
冬のご挨拶
やって参りましたね。
暦時計は午後7時となりました!
北海道 小柴ふあーむ より
「寒露」のご挨拶を申し上げます。
暖かい秋です。
秋分から寒露まで
20℃超えの日が続いて
かぼちゃの収穫や
秋メロン後の土作りも
順調に済みました。
秋の好天は
ありがたいです。
里山も色づいて
畑の周りも彩り豊か
そして
はらはらと舞い散る樹葉たち
春は桜吹雪
秋は葉吹雪
なにかの拍子に
ふと見上げる仕草が
増えております。
道内の最低気温も
マイナス表示が出始めました。
宗谷、北見、十勝
それぞれマイナスを出し始めてます。
初冠雪も
利尻山、旭岳に続いて
羊蹄山と立て続けに。
平年の感覚では
9月のうちにまず1回見られるのですが
今年は遅かったですね。
もう10月半ばに入ろうとしてます。
そして雪虫。
初冠雪と同時に
初めて見ました。
ゆ〜っくりと ふわふわ〜と
雪虫独特の無重力感で
目の前をまず1匹
漂っていきました。
まだ数匹が漂ってるだけで
本格的群舞はもうちょっと先。
その前にまず
初霜がやって来なきゃね。
現場でも
空調服は役目を終えて
朝夕は一枚羽織るようになりました。
移動のバイクももう
作業服のみじゃ無理でありまして
綿入れ着ないと体調を崩す
突き刺す寒さが
朝夕に訪れます。
部屋も
朝晩にAC暖房が弱く入り始め
もしそうでないと
リラックスできない室温となりました。
堰体から夏の熱が抜けた証し。
これから徐々に
室温低下が顕著となるでしょう。
暦はまさに
寒露。
朝は綺麗な結露に覆われ
煌びやかに光り輝きます。
季節の移ろいは着々であります。
ここから早いのが北海道。
初霜、初氷、初雪、
一気に攻めてきます。
体も心も生活も
冷却仕様から保温仕様へ
シフトチェンジ中であります。
ところで・・・
「ワークライフバランス」云々が
さっそく言葉尻を捕まえる具として
取り上げられてますが
曰く
過労死家族へのハラスメント
ということらしいですね。
労働環境の改善
適正な労働量
働き方改革
ということですかね。
それを気にしてる現場もあれば
気にしてない現場もあり
地域や職種によって
まだまばらな理念かと思います。
仕事の量は決まっているわけで
一人一人の負荷を調整すれば
自ずと頭数を増やすことになります。
人を増やせば
効率はかえって落ちて
単純比例で増員する以上の人数が
必要になります。
生産性は
落ちますよ。
数々の現場に携わってきて
私が仕込まれたことの一つに
「人海戦術は敗北宣言」
「人海戦術は愚の骨頂」
「人海戦術は無能の証し」
と、ことあるごとに
人員への厳しい指導がありました。
実際に現場指揮を経験してきて
人海戦術は効率が悪くて
投入資源に見合った効果は
得られませんでした。
働き方改革の真の姿を
かなり前に事前体験していたと思います。
分析と考察に基づいた
企画と計画
それは運営者の
絶対の能力であります。
加減乗除のみで算出する
算数脳による経営では
資金も資源も
いくらあっても足りません。
本当に必要なのは
事象を関数で捉えて
それがどんな関数なのか
つまりn次関数とか指数か対数か
相関の正負とか
種々の変数と係数、指数など
変化の傾向を表すに
近似した関数をイメージすることかな
と思います。
なんとなくでいいので
自分でバランスを考えて
多項式として捉える。
最小の資源で最大の効果を得るため
支配する因子を暴き出す作業
それが研究、開発の基本であり
企画や設計段階から作り込む
これは運営者の肝だと思います。
そう
柔軟な数学脳こそが
求められるかな、と思います。
ワークライフバラン云々は
過労死への冒涜?
一方で
それへのツッコミが殺到してて
とても秀逸だったのが
んじゃあ粉骨砕身と言ったら
複雑骨折患者へのハラスメントか?!
というもの。
んなわけないよなw
これは声をあげて吹き出してしまいました。
あるいは
臥薪嘗胆と言ったら
ホームレスや生活保護者への冒涜?
とかもありましたw
〇〇に優しい・・・
を謳う方面に限って
多様性を認めない頑迷さを
感じます。
揚げ足取り、言葉狩り
とても息苦しいです。
とても鬱陶しいですね。
文章表現の幅が
極端に狭められて
想像力を制限される。
多様性を謳うほど
単一基準への洗脳を強いられる。
私が嫌うことであります。
よく見る光景ですが
自由闊達を謳う経営者ほど
自尊心が強くてワンマンです。
自分の見映えにこだわるばかりで
従業員はしょせん
デコレーションのパーツに過ぎない。
社長は二人要らない。
そういうことを自ら示しつつ
自己矛盾に気づいてないケースが
多いと思います。
おい、みんな!
好きなだけ働いていいぞ!
結果出せ!結果が全てだ!
粉骨砕身、最高じゃねえか!
働いていいぞ!
働いた分給料出すぞ!
結果出してくれれば
目標到達してくれれば
それでいい!
そんな昭和を潜ってきた
私たち世代。
自分を鼓舞して何が悪いんだ!
徒競走を悪とする考えこそが
能力ある者へのハラスメントなんだよ!
と思う私は
昭和の男であります。
いまの世代
観ていて気の毒でもあります。
働くな
頑張るな
家に居ろ
家事手伝え
育児やれ
仕事を規制されて
収入は伸びず
なのに生活コストは爆上がり
使った金の分だけ納税して
社会保険料も爆上がり
控除制限は昔のまま
こんなんで
未来が見えるわけありません。
つい先日
ひょっとしたら夜明けっぽい出来事が
ありましたね。
女性によるブレイクスルーが。
なのに
普段から喧しいメディアや
同じ女性の応援は無くて
むしろ攻撃側にまわり
腐敗したオヤジ連中とともに
その旗手を引き摺り下ろそうとする。
働き方改革は
ほんとうは
総量規制じゃなくて
内容改革なんじゃないの?
と思うところです。
普段うるさい人たちが
ぜんぜん本質を理解してない。
そう感じます。
私、昭和の男であります。
そして代表は
昭和の女であります。
働いて
なにが悪い?
働くことは美徳だよ。
仕事しようぜ!
労働じゃなくて
仕事、しようぜ!
そんなことを徒然なるままに
寒露の寒さの中で
考えておりました。
それでは
次回「霜降」の候にまたお会いしましょう。
それまで
どうぞお元気で!
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」
秋分の候、「北の国から」大滝秀治さんの説教が忘れられない。 <「汽車」という言葉の持つ響き>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
朝の最低気温が
当たり前のように
10℃を下回り始めました。
体調、お変わりありませんか?
暦時計は午後6時となりました!
北海道 小柴ふあーむ より
「秋分」のご挨拶を申し上げます。
白露以来
周期的に強雨が襲ってきて
畑はいささかゲップ気味。
今週から始まった
「秋の実り 熟成かぼちゃ!」の収穫作業も
足場が悪くてイマイチ捗りません。
今年のかぼちゃ
その出来や如何に?!
猛暑、酷暑の影響か
玉は小さめの様子。
それでも玉数は
平均並には付いてるのですが
最大の問題が
アライグマによる獣害!
立派な玉ほど
傷だらけにしていって
売り物にならない損失が
2〜3割ほど見込まれます。
製品、規格外、加工用、廃棄
この4段階で選別・出荷しますが
現場で判断される「即時廃棄」が
頭を悩ませ、心を痛めてます。
基準範囲内と思われる玉は
規格外で出荷出来ますが
それとて
調整作業中の再判断によって
加工用or廃棄となるもの
免れないでしょう。
今日の欲より
明日の信用でありますから
ここはグッと堪えて
辛抱しましょう。
今日の欲より
明日の信用
・
・
・
以前、機材を購入した
あるお店のことを思い出します。
そのお店
なにやら売上げを大台に乗せんが為に
事務所側から営業現場へ
猛烈な圧力が掛かってたらしく
それは顧客のこちらにまで
ひしひし伝わってきました。
とにかく
押し売りが酷かった。
納期が日程に合わないからキャンセル入れても
注文を手放すまいと受け付けず
ずーっと調査・再検討で引きずり
現場作業に影響を出してた。
最後はなんと
注文してない消耗品を同梱してきて
これくらいは必要ですよ!と
勝手に請求してくる始末。
当然クレームとなり混乱しますが
事務所側は数字しか見てないから
むしろ得意先まで離れる。
結果、そのお店
営業スタッフたちがどんどん辞めて
誰もいなくなって
潰れてました。
今日の欲より
明日の信用。
数字を理解出来ない経営者が
数字を扱うとどうなるか?
良い事例だと思い
他山の石として銘じております。
さて
秋も深まるこの季節
私の悪癖が
頭をもたげておりまして・・・
自称
「汽車に乗ってどっかへ行きたい病」
であります。
秋の行楽シーズン
以前は「SLニセコ号」が
地域を縦貫する函館本線で
運行されてましたが
いまは
最新鋭車両による「特急ニセコ号」が
秋のニセコに彩りを添えております。
つまり、その
これが悪癖発症の原因であります。
汽車に乗って
どっかへ行きたい病
ある世代以降にしてみれば
気動車なるものは
鉄道技術においてクズのような乗り物のようで
曰く
床下うるさい
上下左右揺れる
変速ショック大
なにより、遅い
故に大嫌い!
だそうであります。
味、というもの
いろいろな意味がありますが
物事の成り立ちを知っていれば
起こる事象に対しても
それは味わいの具となります。
なにも知らないで
出来上がったものだけを
当たり前のように浪費する場合は
起こること全てが
批評批判の対象になっちゃいますね。
気動車の旅とは
そういう要素を含み
かつ楽しむ時間。
旅であれ出張であれ
今しか知らない人と
履歴を知る人とでは
受け止めは異なるでしょう。
初めてニセコを訪れる人にとって
千歳からニセコまでの道中を
不快に思われることが
残念ながらほとんどです。
まさに、うるさくて揺れて遅くて
なにより「遠い」と言っております。
飛行機を乗り継いできて
最後にこの道程ですから
同情は禁じ得ません。
息子の嫁など
初めてニセコに来る道中は
緊張と期待と好奇心とが入り混じり
窓の外を食い入るように見つめていた
と後から聞きました。
旅なんてものは
当人の心次第で
全く異なる時間と情景になるものだ
と思いますよね。
そういえば代表だって
私との人生の
数々の局面で北海道を訪れ
その度ごとにタフネスさを発揮して。
冬の空港ロビーで寝るのも楽しそうとか
フェリーと飛行機、別便移動で札幌集合とか
サンダル履きで薄野に出て、その広さに後悔したとか
家族連れのスキーに来て、吹雪の露天風呂に喜んだとか
なにかとポジティブ全開で
助けてくれましたっけ。
気動車の味
これは大切な
技術遺産だと思います。
開拓の歴史
日本の道のり
鉄道の歴史
動力革命
そもそも移動できなかった者が
少なくとも30時間あれば
東京へ行けるようになる。
北海道ならではの感慨かと
思います。
汽車に乗って
どっかへ行きたい病
これは
単なる旅行という意味ではなく
物理的な距離や時間を
自分の体で感じたい欲求と
言えるでしょう。
幼少の頃から
乗り物に乗る時は
地図を持っていた私。
高学年用の地図帳をもらって
指でなぞりながら
今どこだろう?次どこかな?
何処通ってるんだろう?
を車窓の道や人や家と見比べてた
そんなガキでありました。
そうこうするうちに
山に登ったり、バイクに乗ったり
仕事で転勤したりして
むかし鉄路や飛行機から見た沿線を
自分で歩いたり住んだり人と繋がったり
そんなことをし始めて。
現在地確認という概念を
昔も今も
知らずしらすに大事にする。
それが私なのでしょう。
人ひとりの持ってる時間
それは限られてるけど
旅することで
感じられる時間は無限に広がる。
知ってることが増えれば増えるほど
当事者たちが身近になってくる。
少しでも感性を近づけてみたくて
現地現物を確かめたくなる。
そんなこんなが
グジャグジャって渦巻く時
汽車に乗って
どっかに行きたい病が
発症してしまうように思います。
普段は
畑という小宇宙で生きて
機会を作っては
歴史と民俗の旅に出る。
あえて
世間に流行っていない場所を選び
閑散を好んで楽しむ。
こうしたハイブリッドな生き方
我ながら自分らしいなと
思います。
そして
それに付き合ってくれてる代表もまた
当然素晴らしい教養の持ち主であること
忘れてはなりません。
彼女あってこその
北海道 小柴ふあーむ
まさしく、であります。
さて
秋も深まりつつあり
畑は静かになるかと思いきや
晩生メロンの管理やら
メロン畑のズッキーニやら
相変わらず忙しなくしております。
秋に仕事の無い辛さを
就農当初に味わった私たち
途切れなく仕事をつなげるよう
栽培計画を立てております。
自分の仕事を自分で作れる
それが農業の良いところ。
いま存分に活かしております。
最後に・・・
有名なシーンですが
北海道民が「汽車」という言葉に
なにを感じるか。
大滝秀治さんの語りに
漂っております。
もうこんな話
信じる人も減り
笑い話、作り話と
思う人が多いのでしょうが
ちょっと都会に染まれば
「汽車」という言葉を嘲笑する
かぶれ発見器でもありますが
私は
この話のバックグラウンドと
世界観を肌で感じられる
世代です。
汽車に乗れること
それ自体が特別なのであります。
それでは
次回「寒露」の候にまたお会いしましょう。
それまで
どうぞお元気で!
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」
白露の候、「テコ」と「梃子」では 大違い <農業のテコ概論>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
朝露が当たり前の時期となりました。
日が昇るまでの間
手袋、ズボンの裾は
べちゃべちゃな水気との
お付き合いです。
体調、お変わりありませんか?
暦時計は午後5時となりました!
北海道 小柴ふあーむ より
「白露」のご挨拶を申し上げます。
いまこうして
白露のご挨拶をまとめてる時
秋の芳醇「完熟 秋メロン!」の収穫と発送が
行われています。
極端な暑さの中で育った
秋メロンたち
その味わいは濃厚ですが
濃厚過ぎて好き嫌いが分かれるかも?
と些か心配しております。
まろやかさを主張するには
ちょっと濃すぎる傾向で
お届けの中身に心配が伴っております。
さて
地域は秋祭りを終えて
稲刈り戦線の火蓋が
切って落とされております。
仕上がりが早い!
と騒いでいたものの
蓋を開けてみれば
結局はいつもと同じ時期。
暑さで色抜けが早い割に
稲穂の詰まりがそうでもなくて
コメ農家の皆さんは
毎日穂先をニギニギしては
質感を確かめておりました。
平年作でいけるかな?
いや倒伏が激しいから
救い切れるかどうか・・・
思ったより頭が軽いみたいだから・・・
晴れ間を活かして
コンバインが田んぼを縦横走り
籾タンクを積んだトラックが
納屋との間をピストン輸送しています。
大型機械の圃場への出し入れ
重心の上がったトラックの運行
回転機械の連続運転
乾燥機の熱源使用 等々・・・
事故の発生しやすい時期であります。
地域の皆様、どうか御安全に。
ところで・・・
現場作業にとどまらず
日常生活の全般において
「テコ」というものを
多用しておりますが
お気付きでしょうか?
小学校の理科で習った
アレですよ。
「輪軸と滑車」などと同時に
教わりますね。
あの「テコ」
わかってるようで
意外とわかってない。
改めて紐解いてみますと
慧眼新たな学問だと気付きます。
色々な局面で使われる
倍力機構(正負両方で)であります。
力点、支点、作用点
互いの位置関係によって
増幅や減衰を成し遂げる
基本的な機械要素です。
現場をざっと見回しても
一輪車、ハサミ、バルブ、換気
など随所にシンプルに
応用されています。
「テコ」
工学的用法のみならず
文学的表現にも使われますね。
経営の「テコ入れ」を図る、とか
この人事を「テコ」に加速する、とか
とかく 一新とか 刷新とか
加速をイメージする用法で
使われます。
それだけ
期待値を表す言葉なのでしょう。
しかし、「テコ」
単に差し込んで
こじるだけでは
機能しないのであります。
力点、支点、作用点
あるいは
力点、作用点、支点
などなど
その配列と点間距離
そして距離バランスによって
機能したりしなかったりするのです。
しかも
絶対強度とか
モーメントを考慮した肉厚分布が
レバーに反映されてないと
簡単に破壊してしまいます。
この点、けっこう見落とされる部分ですね。
農業も
一種の「テコ」の機構に
例えられますよ。
力点は、種
支点は、畑
作用点は、収穫
テコは、人であり
気象であり
土壌であり
資金であり
倍力作用を抽出して
存分な作用点足らしめるには
良好な力点と
力強い支点とテコが
求められますね。
経営者、技術者としては
テコの強度とレバー比の設計を
学問に基づいて正攻法で行う。
これ、大切なことだと思います。
「テコ」
原始的ながらも
奥の深い技術。
便利なものであります。
ただし
「テコ」は
使う側になりましょうね。
使われる側「梃子」にされては
つまんないです。
都合よく吸い尽くされて
抜け殻になるやもしれません
あくまで「テコ」は
使うものであって
されるものではありません。
よーく気を付けたいものです。
さて
白露を迎え
夏から秋へのシフトチェンジが
明確となってます。
今年は秋刀魚が好調だし
畑では秋メロンの収穫
ズッキーニも出荷が始まり
地域の奉納祭も賑やかだったし
なにより
田んぼの刈取りが
号砲と共に始まりました。
秋の風物詩
一斉に満開!といった感じです。
そうそう
祭りといえば、子供。
子供らは
国の宝です。
外国人を呼び寄せることより
いま、この子達を
大切に育てましょう。
それが次世代の膨らみへと
つながります。
これとて
世代間の「テコ」とも
言えますね。
世代の増幅
イメージして参りましょう。
それでは
次回は「立秋」?!
早いものですね。
体調管理気をつけて
秋のエネルギーを満喫して
馬並みに肥えて参りましょうw
美味しいものいっぱいの
北海道の秋でございます。
それでは
次回「立秋」の候まで
どうぞお元気で!
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」
処暑の候、目指す在り様は「淡々とプロフェッショナルで」 <事象に謙虚、事態に客観>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
あれだけ暑くて蒸し蒸ししていたのに
やっぱり北海道
お盆とともに夜の空気が
秋の気配を漂わせ始めてます。
体調、お変わりありませんか?
暦時計は午後4時となりました!
北海道 小柴ふあーむ より
「処暑」のご挨拶を申し上げます。
お届けした 夏メロン
すでに召し上がられたことと思います。
いかがでしたか?
私たちも
お届け品と同じロットを貯蔵して
品質の追跡検査をしております。
その結果
「お届けから約1週間で
お召し上がりください。」
というご案内に間違いはなかったと
安堵しております。
さて
お盆休みは如何でしたか?
西日本を中心とした大雨に
気が気でない連休だった方も
いらっしゃったことでしょう。
車での移動は言うに及ばず
公共交通機関もダイヤが乱れると
旅程の狂いに心配が増しますね。
お父さんの能力を発揮する局面?
お父さんのお盆休みは
全てを終えた帰宅後になりましょうか。
いやお母さんとて
帰省先でのご苦労を思えば
帰宅後の1〜2日が真の休みですね。
この1週間ほど
PCのストレージ不足に起因する
各端末間の同期不良がありまして
数日間、保守作業をしてますが
普段は便利な
Macのライブラリ機能も
こういう時に仇となります。
堅牢な設計思想で
安定性重視のため
ライブラリはとにかく頑固に
ストレージに居座りますw
それはつまり
バックアップからの復元を
妨害するわけで
◯時間かけてコピーしてた作業が
最後の1秒で停止されるとか
あるいは
ストレージをフォーマットしたのに
ボリュームが復活しないとか
裏で勝手に動いてるあれこれを
紐解かなければなりません。
朝早くから
バックアップ経由の復元を試みたり
設定を変えて
フォーマットやり直したり
Mac特有の隠し技?を
ほじくり返しておりますが・・・
どうしても最後の1秒を
クリアできない。
参った。
どうしよう・・・
と思った時の原点回帰が
意外と有効打になったりします。
外付け機器は
行き詰まったら
挿し直すべし。
真空管テレビの
叩いて直すみたいな
発想ですかw
いや違うか・・・
しかし、やってみると
あら不思議!
ストレージを挿し直して
すべてをもう一度やり直したら
最後の1秒をクリア!
見事に復元を完了してくれました。
おそらく
機器認識の何かが災いして
進行を阻害してたのでしょう。
Win:認識
Mac:マウント
厄介ですねw
個人事業主の
情報システム管理は
下にも厄介です。
会社では
専門部署がバックアップしてくれたので
とても有り難い環境でした。
懐かしいです。
さてMac
ライブラリ類が無事に復元できたので
他の膨大な一般ファイルも
まとめて力任せに復元し始めます。
と、インジケーターを見たら
ご、ご、5時間⁈
(ここは石野陽子さんに言って欲しいところ)
その日、一日のPC作業は
終日ムリでした。
が、しかし
途中で止まらない
順調な進行には
気持ちの良いクルージング感があって
そうだ!
CPU、がんばれ!
ストレージ、くじけるな!
と思わず応援したくなっちゃいましたw
いや、ほんと
高負荷稼働する機械、機器を相手に
感情が移入することって
時々ありますよ。
エンジニアとしては
余計な感覚なのですが
ついつい入り込む時は
恥ずかしながらございます。
ま、三流エンジニア
ってことですかねw
それにしても・・・
Appleサポートの
お兄さん、お姉さん達は
ほんとご苦労様ですね。
素晴らしい訓練と素養で
困難な課題に取り組んでもらえます。
カスタマーサービスは
メンタルすり減らすだろうし
しかも素人さん相手で
論理的思考があるわけでなく
根気強く丁寧に順序立てて進める姿に
いつも「凄いなあ!」と
嘆息する私です。
カスタマーサービス
それはなにも
平身低頭、お客様は神様
という仕事ではありません。
状況を客観的にお伝えし
物理と契約に基づいて
最善の対応をご提案する。
過剰な思想や主観は避けて
淡々と事象に謙虚に向かう。
まずはそこからです。
カスタマーサービスに関して
熱い気持ちは不要と考えます。
それは事態の解決を
むしろ阻害する要因と考えております。
熱い気持ちは
自分本位の主観であり
お客様にとっては
暑苦しい事態になりますね。
主義主張はいいから
早くこの状況をなんとかして!
それがお客様の気持ちじゃないでしょうか?
各種業務経験を通じて
私はそう学びました。
自分が買い物する時も
暑苦しい営業には辟易としますよ。
場合によっちゃ
余計な押し売り営業もあったり
「これくらいは」という恫喝めいたものや。
そういう時の相手は
眼の中に「¥マーク」がギラギラしてますもん。
二度とそういうお店には関わりませんがね。
だから
北海道 小柴ふあーむ の営業姿勢は
「淡々する」を旨としております。
熱い話は
すべて終わってから
で十分であります。
生産者の思いは
モノを見れば伝わります。
また
それを感じ取れるお客様とのお付き合いを
増やしたいものであります。
「淡々とプロフェッショナルで」
自分たちがトラブルに直面するたびに
世間から教えてもらうことの
一つであります。
学習したことの一つ一つを
弊店の業務を以って
お客様へ還元していけたらと
取り組んでおります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは
次回「白露」の候に
またお会いしましょう!
それまでどうぞ
お元気で
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」
立秋の候、官能的なメロンをお届けいたしました! <数値評価と官能評価の妙>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
台風絡みで
高温多湿の日々が続きましたが
ほんの少しだけ
夜が楽になってまいりました。
体調、お変わりありませんか?
暦時計は午後3時となりました!
北海道 小柴ふあーむ より
「立秋」のご挨拶を申し上げます。
まずは
御報告と御礼から。
今季の夏メロン
全ての発送を完了いたしました。
多くのお引合いを賜り
誠に有り難うございました。
御賞味はこれからと思いますが
自信を持ってお届けした
夏のこども達 でございます。
お口に合いますこと
代表と共に願っております。
これからも
技術向上と品質安定に
弛みなく努めて参ります。
今後とも御愛顧賜れますよう
どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、ここに
今年の「夏メロン」に関して
事後報告がございます。
1。「完熟」は、従来の「超熟」相当の規準で仕立てました。
2。「超熟」は、試作新品種を繰り上げ採用いたしました。
この件について
ご説明申し上げます。
1。「完熟」の「超熟」相当について
試作品種の急遽「超熟」繰り上げ採用に伴い
「完熟」に対して従来品種の「超熟」で
アップグレードさせていただきました。
常連のお客様はお気づきと思いますが
今年の「完熟」は
ちょっと違いますよ。
重さ、熟度、コク、まろやかさ
全てにおいて
深く濃いと思います。
2。「超熟」への試作品種の繰り上げ採用
これまでの定評を損なうことなく
さらに進化を感じさせる次期エースを求め
数回にわたる試作を
地道に重ねておりました。
今般の試作において
味や品質、そして安定性について
お客様に喜ばれる結果を得られ
当該ロットが供給に耐えられると判断して
急遽、「超熟」へ繰り上げ採用させていただきました。
ある意味
お客様を通しての評価総仕上げ
とも言えるわけでして
クレームに対して万全のバックアップを用意して
提供に踏み切りました。
今まで以上に
ウマいですよ
今年の夏メロンは。
私たちが求めるメロンは
コクとまろやかさ。
二次ネットに現れる
高密度な充填と
高比重の質量感
その結果の
ズシり感。
鉛のような手応え
とは、よく聞かれる評価ですが
今年も変わらず応えることができました。
巷では
大きさや甘さが
わかりやすい指標として
取り沙汰されます。
しかし生産者的には
重さとウマさを語る方が
腕のいい人と認知されてます。
どういうことか?
数値で誇示すると
数値の向こうの価値を見逃し
官能評価に思いが至らずに
結果、粗雑な大量生産に
陥りやすい。
という見方を
教えてもらったことがありますが
実際、自分がキャリアを重ねるごとに
その説は信ぴょう性を増しています。
数値を扱うには
それ相応の知識と教養が
求められます。
単純な一等賞にこだわる数値扱いもあれば
深度ある重層的な隠れた数値扱いもある。
数値は誤解と先入観を与える凶器にもなり
数値扱いによる過剰な煽りは
要注意です。
これ、政治プロパガンダを見ても
同じことがありますよね?
洗脳や誤誘導を企む者は
数値を弄ぶ傾向があります。
私たちが
殊更に数値を持ち出さないのを
お気付きの方もいらっしゃるでしょう。
そもそも
ミニマイズ経営が主題ですから
数値誇示は矛盾するというのもありますが
経営内実においては
これまでのキャリアに基づいた
かなりの数値分析と検討を以って
日々研究されております。
ただ、それは
あくまで内部研究であり
世間に公表しても意味を為さない
と考えております。
私たちだけが分れば良い
数値解析ですから。
結果は、あくまで
小柴ふあーむのこども達 を通して
示されるものと考えてます。
バブル以降
数値評価の虚しさが問われ
官能評価の重要性が謳われて
すでに久しいですけれども
官能評価
これは数値化がとても難しい
領域です。
難しいが故に
評価においては多種多様なノウハウが
ございます。
そこに正解は無くて
評価手法や規準設定そのものが
研究開発項目になるほどです。
自分たちとお客様との
官能評価の溝埋めが
仕事そのものであります。
単一基準
モノスケールの評価は
食品に対しては無意味である。
私たちが就農以前から
思っていることの一つで
今、自分の経営を通して
具現しようとしてるところです。
一玉、一玉
珠玉を取り上げる時
私たちの官能の客観性を
試す気がいたします。
共鳴いただけるお客様に
如何に認知していただくか
これからも発信に努めて参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
今年のメロン達
どうかお口に合いますように。
北海道ニセコの地から
祈っております。
それでは
どちら様も素敵なお盆を
お過ごしくださいませ。
ご先祖様と
巡り会えますように
それでは「処暑」にまた
お会いしましょう!
どうぞお元気で(^^
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」
大暑の候、人は見かけによらぬもの? メロンは見かけによるもの? <美しいメロンには理由がある>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
記録を塗り替える勢いで
暑さが盛り上がっております。
強大な太平洋高気圧の
西半径を回ってきた南洋の空気が
北海道を南西部から襲っています。
山越えした風下に当たる
道東各地
歴史的な高温となっていますね。
体調、お変わりありませんか?
暦時計は午後2時となりました!
北海道 小柴ふあーむ より
「大暑」のご挨拶を申し上げます。
「小暑」のご挨拶でお伝えした
メロンのネット不良でありますが
第二ロット以降
通常の仕上りを取り戻しており
良好な秀品率を回復しております。
全体平均で約80%が
上級品として市場へ旅立っております。
べつに皮を食べるんじゃないから
拘る必要もないんじゃない?
それよりか
もっと手頃な値段で量産してよ。
メロンは高過ぎなのよ!
という声が
聞こえてきそうであります。
冬の現場でも
中国のお客様などから
「なんであんなに高いのよ!」
とお叱り?に似たツッコミを
頂戴しておりますが・・・
生産者の立場で
言わせていただきますと
「外観は中身の代弁者」
と見られます。
ウマいメロンは
やはり外観も
一級品であると認めます。
特に
ネットの均一さと緻密さは
糖度による内圧上昇の結果なので
綺麗な仕上がりは
最後までしっかりと充填し続けた証し
でもあるんですよ。
外観は
生産者の人柄そのもの
でもあります。
どんな作物にも共通するかと思いますが
美しい外観は
美味しい中身へのこだわり
生産者の決意表明
生産者の生き方
ではないかなと思います。
一方で
経営者の立場で
言わせていただきますと
他者の追随を許さぬ
明確な差別化
つまりガラパゴス化という
経営戦略であります。
大量生産による市場寡占
グローバル化とは
相反する道であります。
メロン業界は
全体の中の個
としてでなく
個の集まりとしての全体
互いの競合意識が強い
と言えましょうか。
それによって
市場での存在を安定させたい。
という考えであります。
私たちとて
生産技術が安定してきたのは
この10年ほどであります。
外観や内部の品質バラツキを
正規分布とか標準偏差で捉えておりますが
ヒストグラムの裾野を如何に狭くするか
その修練が毎年繰り返されており
お客様への安定した提供を
可能にしております。
ですから
直接販売とて
当初はそれに適う比率が
今と比べると1/3だったかもしれない。
厳選を重ねて
選抜を潜り抜けたものだけを
お届けしておりました。
そういう意味での
プレミアム販売でもありました。
今や
プレミアム率は80%を超えており
それ即ち
規格内の標準偏差が1/3になっている
ということであります。
統計でいうところの
3σ管理から 6σ管理へ
さらには9σ管理への進化であります。
「べつに皮を食べるわけじゃないし」
と言う勿れ。
モノづくりは
人と為り。
生き様以上のモノは
作れない。
乱暴な人は、乱暴なメロン
繊細な人は、繊細なメロン
学究肌の人、経験則の人
思い込む人、考えない人
根気強い人、飽きっぽい人
目立ちたい人、控えめな人
真面目な人、何か考えてる人
その人の生き様が
メロンに反映されます。
さすれば!
北海道 小柴ふあーむ
一体、どのような生き様が
メロンに反映されてるでしょうか?
自己分析するに
「諦めが悪く 理論っぽい」
「瞬発力 より 持続力」
「楽しい より 面白い」
他者評価 曰く
「つまらない男、面白くない男、めんどくさい男」
だそうですがw
果たして
そんなメロンに
仕上がってるのでしょうかね?
一体どんなメロンなのやらw
他者評価は
甘んじて受けましょう!
それ、とっても大切なことです。
自己陶酔を他者へ押し付けるようになっちゃ
人間、終わりであります。
地道に、コツコツと
諦めずに工夫を重ねてきた
「北海道 小柴ふあーむ のこども達」
モノから良い面が伝われば
幸いであります。
ただいま
メロンは第三ロットまで
収穫が完了しております。
して、いよいよ第四ロット
「貴方にお届けする 夏メロン!」
8月5日頃に
仕上がる予定です。
「超熟」は
さらに3〜4日遅れて
リリースされます。
もう間もなくです。
お客様におかれましては
今しばらくのご辛抱をお願いします。
ちょうどお盆に食べ頃になりますから
どうぞお楽しみに!
ちなみに
ショッピングカートは
まだオープンしております!
夏メロンのお申し込み
まだ間に合いますよ!
ギリギリまで間口を開けておきますので
どうぞご利用くださいませ!
それでは
どちら様も暑さ対策抜かりなく
ご自愛なさいませ。
滋養あるものを食べて
精をつけてまいりましょう(^^
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」
小暑の候、「自己 三連発」 ってご存知ですか? <生産を堕落させる 幼稚な承認欲求>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
本格天気な暑さが
やってまいりました。
暑い?
もとい、熱い!
であります。
お元気でしたか?
暦時計は午後1時となりました!
北海道 小柴ふあーむ より
「小暑」のご挨拶を申し上げます。
6月27日に
最も遅い日の入を迎えてから
徐々に夕暮れが早まってきております。
6月15日に
最も早い日の出を過ぎて
6月21日に
最も長い日中を迎え
そして6月27日
であります。
地球の公転軌道は
すでに夏至から
30度を回ってまして
それは
直角三角形定規の
狭角に相当いたします。
思ったより早く回ってますよw
天候は比較的安定しており
農作業も捗っております。
アスパラの収穫を終えて
21年株の衰弱顕著な領域を改植し
かぼちゃの追肥と中耕
そして外周余地の草刈りと除草剤
秋メロンの着果
夏メロンの防除
早生メロンの収穫・出荷
畑全体の草刈りと除草と
害獣の駆除と・・・
我ながら
よく働いております(^^
私たちにとって
小暑とは
今季の前後半を分ける
節目の節気であります。
およそ4ヶ月半の
冬〜春〜夏 の行程は
除雪〜施設準備〜苗準備〜畑準備
そして、すべての運用開始。
畑が気に充る
4ヶ月半であります。
一方
これからの4ヶ月半は
夏〜秋〜冬 の行程であり
収穫〜出荷〜土作り〜後片付け
が主体となり
熱がピークの畑が
徐々に静かになっていく
道程であります。
その境目が
この 小暑 であります。
小暑を迎えた
7月7日
先頭を走っていた
早生メロン 先発隊! が
ゴールインいたしました。
寒い環境の中で
よく頑張ったこども達であります。
その重さに
代表の顔にも思わず
笑みがこぼれました。
ただし、このロット
秀品率はめちゃくちゃ悪くなりまして
と申しますのも
6月に入ってすぐの
低温多雨にて
表皮の硬化〜破砕 工程を
失敗したと思われます。
その場では
それほどの危険を察知できなくて
仕上げの最後数日で
潜んでいた爆弾が目覚めた
という感じでした。
我が家のメロン栽培は
表皮を割ってネットを入れる
という方法ではなくて
表皮を細かく砕いて
収穫当日まで膨らませ続けて
潜在する無数のクラックを
内圧で押し広げていく
という方法であります。
表皮を細かく砕く工程において
硬化ムラとそれによる破砕ムラが生じ
偏った部分に深い割れを残した。
仕上げ前までは
周囲のネットと極端な差はなく
バラツキ程度の表情でしたが
収穫直前
糖度上昇とともに上がる
玉の内圧に負けて
その深い割れが目覚めて
一気にネットが拡張
最後は
全体の均一性を欠いたネット構成に
仕上がってしまった。
というわけであります。
厳しい評価を免れない
外観検査でありました。
が、しかし
人間、慢心に浸る時こそ
第三者による客観評価は
大切な意味を持つわけで
自画自賛、自己満足、自己陶酔
という「自己 三連発」の罠に嵌まらない
厳しくも有難い試練だと
思うわけです。
ゆとり教育に見られるように
承認欲求を満たすことが
最優先される時代において
客観評価、あるいは相対評価による
比較論は
悪者扱いされるかも知れません。
されど
世の中で生きていくこと
それはあまねく「競争」原理の下
切磋琢磨の繰り返しで
価値を押し上げるものであります。
まして生産・製造ならば
尚更のことであります。
モノは正直であります。
そして
冷酷かつ無慈悲です。
有る様を
有るように突きつけます。
冷静な他者の評価を経て
有る様を教えてもらい
競争を再自覚して
新たな改良・改善を施す。
「自己三連発」とは
対極の現実であります。
言い訳と詭弁にまみれた
「自己三連発」に陥らぬよう
きちんと評価をしてもらうこと。
しかしそれは
収益の変動をもたらし
損失を伴う痛みとなる。
しかし
己の対処如何によっては
損失ではなくて
投資に変換することができる
授業料とも受け取れます。
それ
学校と同じであります。
同じ授業を受けも
同じ試験を経ても
出来る奴もいれば
出来ない奴もいる。
出来る奴は
泣き言わずに
現実を受け止め
冷静に対処を繰り返す。
学校の頃と比べて
生産・製造業は
なに一つ変わりはありません。
厳しい評価を経て
小柴ふあーむ はまた一つ
ノウハウの蓄積を得ました。
代表と私の合言葉
「同じ轍は二度と踏まない」
事実に冷静に
己に冷徹に
そして行動は果敢に
であります。
類似状況に遭遇しそうな時
体で覚えた反射と
整理された行動で
せっかくのこども達に
禍根を残さぬよう施したい。
時限爆弾の発火に
予知能力が働くように
今回の不具合は代表とよく共有し
互いのセンサーに入力しておきました。
もう、ただでは
やられませんからね。
さて
早生メロン
後発隊 以降の仕上がりは
如何かな?
早生メロン 先発隊 に比べて
工程管理の混乱度合いも
少なめの状況だった故か
同じ不具合は今のところ見受けられず
表皮は上手に破砕されて
均一な外観に仕上がりつつあります。
どうかこのまま
最後まで
内圧上昇を受け止めていただきたい。
そう思いながら
毎日の観察と管理に
努めております。
それでは
次回「大暑」の候に
またお会いしましょう!
身体的負担の高まる時期です。
どうぞご自愛くださいませ。
それまでお元気で!
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」
夏至の候、進次郎のメチャクチャ戦略に騙されるな <農業を選挙の具にする愚>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
初夏の北海道
ニセアカシアが一斉に
森に咲き乱れます。
深緑に映えるアイボリーホワイト
じつに目が覚める光景であります。
お元気でしたか?
暦時計はついに
午前12時となりました!
北海道 小柴ふあーむ より
「夏至」のご挨拶を申し上げます。
太陽が
方位56度(東北東より北、45度で北東)から出て
303度(西北西より北、315度で北西)に沈む日
全天のおよそ7割近くで
太陽が出続ける
6月21日
夏祭りの高揚感
みたいな節気でございます。
午前12時というべきか
午後0時というべきか
言語的には
午後0時なのだと思いますが
森羅万象の中で生きる農業者の
心情的には 午前12時 として
この日を今少し味わいたい
と思うものであります。
残念ながら
今年の夏至の朝は曇天
日出位置の写真は
撮れませんでした。
かろうじて
夏至−2日の様子だけ
記録できておりますが
画面の左にもう少しだけ
太陽が移動してるのが
夏至であります。
ニセコに夏を告げる
ニセアカシア
アカシアじゃ
ないんですよね。
偽アカシア なんです。
真アカシアじゃ
ございません。
そこは蜜の宝庫
蜜のパラダイス
溢れるほどの蜜が
無尽蔵に垂れ下がる。
この花が咲くと
交配用のミツバチが大喜び!
メロンの仕事を忘れ始める
ミツバチ達でございます。
ところで、巷は・・・
参議院選挙で
喧しくなってまいりましたね。
コメ流通問題で
新・農政相の進次郎が
メチャクチャやりおってますが。
農業関係者で
彼を良く言う人は
居ないんじゃないですかね?
パフォーマンスのみで
中身が伴わない
人から信用されない類の
最たる者でありますから。
ワイドショー用の演出と発信に
偏り過ぎております。
出鱈目を
断定形の短文で話して
平日昼間のワイドショーで
反復放映されやすいシーンを提供し
情弱高齢者の票を取りまとめる。
そのための具材として
農業がおもちゃにされている。
それが実態と思えます。
一粒の米を得るのに
6ヶ月の農作業と
何年にもわたる基盤維持と
何十年もかかる地域システム構築が
必要であります。
よく八十八の手間と言われますけど
それはあくまで上辺の
目に見えることだけ。
実際には田の手入れと水路整備
地域社会のバランスなど
時間と化学反応がなければ成し得ない
人的社会的基盤整備が
生産の労苦の主体
であります。
農業は一人ではできません。
経営体の中だけでなく
地域社会と行政と
そして国との連携なくして
農業はできません。
どっかのボンボンがポッと来て
聞き齧りと吹き込みだけで
見た目をいじってどうなる物でもなく。
まして農産物というものは
流通と市場という
資本主義経済の原始的分野を
そのまま抱え込んでいる分野
先物取引の起源は
米相場にある、と言われるくらい
市場バランスの中で翻弄されてきた
命と引き換えの物品であります。
一度バランスを崩してしまうと
その復元には何年もの困難を伴い
下手すれば回復不能なことも
あり得ます。
身上潰す 三代目
まさに 左にあらん
であります。
機械の操縦と同じで
姿勢制御は一度崩れると
収束せずに発散しかねない。
最も難しく時間と人工が必要なところを
ボンは何も知らないから
かっこよく?派手にやらかしている。
現場の人間達にしたら
無知無能を恥ずかしげもなく
恥知らずにひけらかしている。
そう見えております。
SNS、メディア
勉強嫌いで無知な人には
猛毒のツールです。
それを知った上で
確信的に悪用している
進次郎。
正論を悪と印象付けて
全体を染めていく魂胆。
親父譲りの悪徳商法の技法
そのままであります。
発信は
その人と成りを表します。
刺さる、映える、バズる
そのために手法を駆使する発信には
くれぐれも注意していかねばなりません。
毎日数十件と届く
スパムメールの類と同じで
如何に欺くか、と考え続ける
悪い人が世の中には居ります。
悪に利用される弱者とならぬよう
賢く、考え、見張れる人間に
なりたいものであります。
悪い人ほど
口数が多く、声が大きく
自信に満ちた態度を
とりますからね。
情報技術が進化しても
人を見抜く術は
古今東西、変わらないのかもしれません。
人を感じる肌感覚って
生き残るためには
とっても大事だと思います。
米農家の方達
巷の騒動をよそ目に
今年も地道に生産に励んでおります。
米に限らず
畑作、畜産、園芸
みんな地道に静かに寡黙に
今日の仕事をこなしています。
その仕事それぞれが
国にとっての
私たちの社会にとっての
一粒一粒の米である。
一粒を得るためには
何百万の株が必要で
何千万haという基盤が
整えられなければならない。
一粒は
一粒だけじゃ
得られません。
とても深く重い概念だと
思いますよ。
さて 北海道 小柴ふあーむ の初夏
記憶を失くす40日の戦いも
まもなく過ぎようとしています。
夫婦二人でこなす 四正面作戦
なんとかこなせた模様です。
ホッと息つく間も無く
すぐに流れは
メロン収穫戦線へ突入!
と同時に
後続メロン達のお世話と
かぼちゃ達のお世話と
アスパラ達のお世話と
あ、やっぱりまた
四相面作戦が続きますねw
ドンマイです。
北海道もいよいよ盛夏!
カラッとした暑さの
北国の短い夏が
始まります。
お盆・立秋まで 2ヶ月の夏
謳歌していこうじゃありませんか!
動く体があって
食べられるご飯があって
汗できる仕事がある。
人としての原点を
見失うことなく
空と大地とこども達と
そして代表を見つめながら
今日一日を生きてまいります。
それでは
次回「小暑」の候にに
またお会いしましょう!
どうぞお元気で(^^
北海道 小柴ふあーむ
代表 和美
その夫 孝志
フェイスブックページ 「~勇気ある生き様~ 北海道 小柴ふあーむ」
















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































