夏至の候、野生は自然を意味するものではありません <農業と生存権と> | 「農業は 人生を賭ける 価値がある」

夏至の候、野生は自然を意味するものではありません <農業と生存権と>

 

「農業は 人生を賭ける 価値がある」

 

年間の暦時計は

ついに12時を回りました。

 

夏至の候

日出位置が羊蹄山とニセコアンヌプリの間に

グーっと出張ってきて

1時半の方角から顔を出しております。

 

方角で言うと北東になりますか

 

稚内、樺太まで行くと

白夜の気配すら感じるでしょうね。

まさに夏至、です。

 

お元気でしたか?

Mrs.&Mr. 小柴は

今日も元気に働いております。

 

 

 

 

 

 

 

今年は

昨年の反省から

春の工程表を一週間早めて計画し

 

メロンの仕込みを終えたら

すぐさま かぼちゃの仕込みに入る

予定でしたが・・・

 

遅れに遅れて

結局、昨年と同じような日程に

擦り寄って来てしまってます。

 

あらら、であります。

 

 

 

 

 

 

 

作業の過密に加えて

6月前半の雨続き

そして体力・気力とのバランス

 

現実的な事情の積重ねにより

日程修正を余儀なくされている

北海道 小柴ふあーむ であります。

 

 

 

 

 

 

 

からっからの5月から一転し

6月の畑は湿りっぱなしでした。

 

かぼちゃ畑が

乾く暇がなくて

土の水分収支はプラスばかり

 

本物の収益が

これだけ潤うといいのだけどねぇ

 

と、ぼやきが出てましたが

 

 

 

 

 

 

 

 

夏至を迎える6月18日

なんとか全面積の作付けを

完了できたところです。

 

2月末に始めた除雪から

約4ヶ月の前半工程

やっと完了であります。

 

 

 

 

 

 

 

ところで・・・

 

畑に隣接する古い小屋の床下で

毎年キツネが子育てしております。

 

定住してるという感じでなく

居たり居なかったり

流浪の宿の一つに

なってるみたいですが

 

今年は気配が薄かったのですが

どうやらまた

小屋の床下で

子育てをしているようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は

ソフトボールくらいの毛玉だったのが

いつの間にか

しっかりとキツネの風体にまで

育ちました。

 

たしか4頭いるはず

まだ欠けてないかな?

 

カメラ向けると逃げちゃうから

なかなか難しいんです

記録に残すのが。

 

親キツネの警戒が強く

距離にして約30m以内には

近寄れませんし

 

カメラのような指向性ある物を向けると

即座に鳴き始めて子供を引っ込めます。

 

プロのカメラマンの方の撮影

凄い段取りを踏まえてると思われ

敬服の至りであります。

 

 

 

 

 

 

 

他所から来る方は

かわいいーっ!

の対象でしょうが

 

身近に居る私たちには

獰猛な野生

そのものであります。

 

アライグマ用の罠に

キツネもかかるんですけど

しばし檻の中の奴らと対峙する時

その目つきの鋭さに

思わず怯んでしまいます。

 

タヌキ、アライグマと比べて

その攻撃性と賢さ、運動性能など

キツネは全くの別物です。

 

キツネが檻から出る時

他の野生動物とは異なる

理知さを感じさせられますよ。

 

まず瞬発力で10mほど猛ダッシュし

距離を確保します。

 

そしてサッと身をかえし

こちらに向きなおして

低い攻撃姿勢で威嚇してきて

睨み合います。

 

その間も静かに摺り足で後退り

徐々に徐々に下がって距離を離し

而して一気に駆け去ります。

 

一連の行動が

ピリピリ尖った野生を

感じさせずにはいられません。

 

まるで武道の居合みたいな

緊張した空気が張り詰めます。

 

 

 

 

 

 

 

かわいいー!

 

いえ、それは

浦安の遊園地の中だけに

しておいてください。

ペット化された動物と

野生の獣は

ちがいます。

 

そう、獣(けもの)

理性を持たない

野生ですから。

 

獣(けもの)を実感する仕事してると

国会での ああだこおだにも

一家言持ちたくなりますよw

 

獣に人権はいらん

獣は威嚇せねばならん

獣に素手は怪我をする

野生の世界では

当たり前なんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

人権て

全員分を認めることは

不可能な気がしてます。

 

社会が受け止められる総キャパは

どこかで決まっていて

それの合理的かつ 公平なシェアが

実際なんじゃないのかな?

と思うところです。

 

たとえば

公共交通機関で補助や介護の

必要な利用者がいたとして

職員の能力はそちらへ向けられて

その瞬間の絶対優先は

一方的になりますよね。

 

その間

職員や組織の思考は停止するわけで

それもまた

人権の奪い合いの一つかな

なんて思っとります。

 

 

 

 

 

 

 

 

と言いますのも

冬の仕事がその世界観なものでして

私自身が判断をする立場なものでしてね。

 

いま、他に何かあったら

対応できないよなぁ

その時、そっちは切り捨てるしか

やむを得ないよなぁ

それってクレームになって

自分個人の損失でカバーされちゃうんだろうなぁ

 

みたいなことですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の民主主義の弱いところは

フェミの優先は絶対正義で

リアルな損失は闇に葬られ

当事者 個人の責任として処理され

みんなは目を背ける

 

そういう現実に触れると

また攻撃されるから

誰か一人に死んで貰えば

それでいい

 

みたいなところかな、と。

 

女性用施設に

変な人が入ってきても

人権が優先されちゃう世の中って

なんなんだろうなと思います。

 

絶対的正義っぽく振る舞う

短絡ワードで人の思考を止め

思惑ある方向へ社会を誤誘導する

 

そんな風潮に

危惧と憤りを持つ

私たちでございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、それはそれで

おいておいて

 

毎日、雄花と雌花と

その間を取り持つハチとを

優しい気持ち眺めて

 

一方で

アライグマやエゾシカの獣害に怯えつつ

今季前半の作業を終えようとしている

北海道 小柴ふあーむ の

夏至の頃でございます。

 

現場の畑は

お花畑ではありません。

 

アライグマも エゾシカも

こちらの生活を脅かす害獣です。

 

前哨戦で我慢出来てるうちは良いですが

そろそろ決戦を交える時期に来ており

申し訳ないが殺生を覚悟しつつある

 

それもまた

夏の北海道でございます。

 

 

 

 

 

 

 

ではどちら様も

夏至へ向けての梅雨時

体調管理にお気をつけて

季節の変わり目を乗り切りましょう!

 

ではまた(^^

 

 

 

 

 

 

北海道 小柴ふあーむ

 

代表 和美
その夫 孝志

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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