《惜花芷》良き哉~ | 越若のひとりごと

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古典芸能「義太夫節」の太夫です。愛犬と日々思ったことの記録です。芸もあれば、ぼんやりノホホンゆるい内容です。

ドラマのクオリティの高さ!!

 

おめでとうございます!!

惜花芷热度破6000!熱度6000突破! 

 

公式微博からお写真拝借

ちょっと《嫣语赋》と《知否知否应是绿肥红瘦》を思い出した。

官僚の大家族 → 罪に落とされ → 一家離散 → 一家再生

 

1集で、主女花芷と大家族の紹介、主男顾晏惜の性格と生立ち境遇、七宿司使との関わり。婚約者沈淇との出会い。

2集から話が大きく動く。

《嫣语赋》は一家が、冤罪を受け10歳以上の男は流罪。

《惜花芷》では、硬骨・学者・官僚の祖父花屹正が、皇上へ諫言を呈したが故、皇上激怒の上、一族免官・二度と官位に着けるなと流罪、女は屋敷から追い出されるが、太后から拝領していた別荘へ退避。

荒れ果てた別荘に唖然とする大家族女子供・侍女。

それぞれの言動により性格が露わになってくる。

長老・母・叔母と沢山の大人が、所詮深層のお嬢様方、生活の基盤に田畑を買う口利きをするという祖父の教え子に騙され金品を奪はれる。

 

が、一番世俗離れの長女(大小姐)花芷は賢く、一番生活力があり、世間を知っており、上手い話を疑い、老僕の钟叔に見張らせ、嘘を見抜き、七宿司に詐欺を報告し、七宿司使の顾晏惜に助けられ事なきを得る。逞しく特技を商売にして一家を支え始める。

顾晏惜、皇上の甥っ子、前七宿司使が、顾晏惜謀反の企てありと奏上するが、逆に黒幕を問われ拷問の末絶命。何故か皇子より絶大の信頼を寄せられ、七宿司使(皇上直属の諜報機関)に就任する。

家族は10歳の時火事で母を失い、僻地へ1人追いやられ、呼び戻されたが妹は心を病み、継母は表面は優しく良心的。

七宿司使を掌握後、継母の侍女への残虐な行為に裏の顔を察し、幼い花芷との出会いから母の命を奪った火事の真相糾明に動き出す。

 

台詞が良いんだなぁ。説明でなくて、台詞を聞いてるだけで、群像劇、それぞれの性格・生立ちが匂い立ってくるんですよね。

小さなエピソードが、真実を帯びてるんですよね。

例えば、ミカン1つ、困窮の中、たった1つのミカンを貰っていいのかどうか悩む親子。

 

このドラマの良さは、花芷の不自然さのない賢さ、顾晏惜の苦難の境遇から培われた優しさ、婚約者沈淇の誠実さと育ちの良さからくる残念さ。

続きが楽しみです!!

公式微博にメーキング動画、有難うございます。

 

《嫣语赋》の徐正溪が演じた梁翊に匹敵するのが、胡一天演じる顾晏惜、刘芮麟演じた秦暄に近いのが、吴希泽演じる元婚約者沈淇かな?