1/15「とんど焼き」のお願いと「人形御焚上(供養)祭」について | 越木岩神社ブログ

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兵庫県西宮市にある「越木岩神社」の日々をブログでお伝えします。

『とんど焼き』についてのお願い

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 当社では、一年間ご守護いただいた御守や神札を焼納することで神様にお上がりいただくため、またお正月に歳神様をお迎えするために飾った門松や注連飾りを小正月(一月十五日)に焼いて、歳神様を空へとお送りするために「とんど焼き」を執り行っております。この火・煙にあたることで、家内安全・無病息災・子孫繁栄等のご利益があるとされ、また書初めを焼いた時に炎が高く上がると字が上達するなどといわれています。

 

 例年、元日より小正月まで福火を焚いておりますが、近年は残念ながら本来の意味をご存じない方も多くなり、御守・神札・注連飾りだけでなく、パック型鏡餅のケースや人形・土のついたままの飾り・ゴミ袋をはじめ多種多様なお焚き上げしないものや燃えないものまで、福火にくべられる方が散見されます。

 SDGsへの取り組み、環境への配慮が謳われる中、とんど焼きは周辺住民の方々のご理解とご協力を賜り、古くから続く伝統文化・慣習として毎年執り行われております。しかしながら、このままではいずれ継続できなくなってしまうのではないかと危惧しております。

 

 令和五年はとんど焼きを中止・禁止するのではなく、継続するための取り組みとして、皆様に本来の行事をご理解いただくと共に、お焚き上げできないものは持ち帰っていただく、分別していただくことで、本来焼納されるものを福火へとくべていただき、神様への感謝をもって、またご利益を受けていただければと取り組みを始めさせていただきます。

 

ご来社いただく前に、下記の注意をご確認いただき、金具や橙・みかんを外して、門松などの土は取り除いてから、お越しください。

 

 

 

人形御焚上祭(人形供養)について

人形御焚上祭(人形供養)とは、お役目を終えた雛人形や五月人形などのお人形をお寺や神社で供養してもらうことをいいます。

ご本人様もしくはお子様、お孫様が、小さい頃から大切にして、愛着がわいたお人形やぬいぐるみには魂が宿るといわれています。また、古くから日本には手持ちのお人形に子授けや安産などを願い、成就したお礼にそのお人形を奉納するという風習がありました。当社では、長い時間一緒に過ごしたお人形をお受けし、祈願主様に代わり感謝の意を伝え、お別れをするご祈祷を行っております。

人形に限らず、神棚・神具、アルバムやランドセル・着物・結納品などもお受けしております。

 

※詳しくは、WEBページ「人形お焚上祭」をご覧ください。

 

 これからも伝統文化・慣習を守っていけるように、皆様のご理解ご協力賜りますようお願い申し上げます。