「十日戎」も本日11日「残り福(残り戎)」で斎了致しました。
多くの方が福笹や縁起物・吉兆をお受け頂きました。
福笹は、御神札と同様に、笹の正面が南か東を向くようにし(つまり北か西に置く)、神棚や目線より高く清浄な場所に立て掛けるか、壁に貼り付けるようにしてお祀り頂きます。また玄関などでも結構ですが、出来るだけ周りを清潔に保って下さい。
竹は、竹取物語という昔話があるように、その竹のもつ清浄さや節をしっかり作りながら成長する姿、また冬でも青々とした葉をつけること、またなかなか折れることのない力強さから、生命力・繁殖力の象徴とされ、神霊が宿るとさえ信じられてきました。
そのため、色々な神事に笹が用いられ、竹取物語のような昔話も作られました。十日戎の笹にも生成発展・繁盛する意味が込められていますので、決して粗末に扱うことなく、神が宿ると考えて、また清浄なもの・大切なものとしてお祀り下さい。
さて、年末に令和2年はどのような年となるかという記事を書きました。
『令和2年の干支「庚子」は「庚」と「子」が互いに高め合い、非常に冷静なひらめきとクレバーな行動で転身し、新しく始めることがとてもうまくいくことを意味するのです。しかし、「庚」には金・刀という意味があります。日本刀は片刃ですが、中国・西洋は両刃です。相手を攻撃するものでありながら、自分にもその刃は向いている、気をつけなければ自分も傷つけるという紙一重なところもある訳です。
活動や活躍が目立つ年でもあり、神経質・不安定とも思われることも見掛けたり、天変地異も多い時になるかもしれませんので、油断をせずに落ち着いて地に足をつけて一年を過ごしていくことも考えておかなければなりません。』
帝国データバンクの企業調査では、
『2020年の景気見通し、「回復」局面を見込む企業は6.8%で、2年連続で1ケタ台となった。「踊り場」局面になると見込む企業は32.8%と、前回調査(38.2%)より減少したものの、「悪化」局面を見込む企業は37.2%で2年連続で増加しており、過去3番目に高い水準となった。景気の先行きについて、1年前より厳しい見方を強めている様子がうかがえた。』となっています。
東京オリンピックもあり日本は明るい雰囲気となるでしょうが、景気見通しとしては油断できないのかもしれません。
何事も着実に手堅く、そして神様からいただいた“福”をもって、今年一年も商売繁盛で頑張ってまいりましょう!!(^ ^)/