11月7日は「立冬」です
立冬は、旧暦・新暦の違いはありますが、初めて冬の気配が現われてくる日です。『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明され、期間としてもこの日から立春の前日までが冬となります。
実際には冬ではなく秋の到来を感じる時期であり、紅葉がちょうど始まるシーズンであるため、立冬の意味と世間との間には大きなズレを感じることも多いと思います。冬と呼ぶにはまだ何か足りない時期ではありますが、立冬を過ぎると霜が降り始め冬の様相が色濃くなってきます。
「立」には新しい季節になるという意味があり、立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目です。
日本では、立冬には冬瓜(とうがん)を食べるというご家庭が多いようです。
実はこの冬瓜は夏が旬の夏野菜なのですが、“冬まで日持ちする”という意味から冬瓜と名付けられたそうです。
温かいお吸い物やあんかけ等に良く合い、体を温めてくれる野菜です。
ビタミンCもたっぷり含まれているので、風邪予防にもいいようですよ