神道格言3 〜 奇しくも尊い自然 〜 | 越木岩神社ブログ

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兵庫県西宮市にある「越木岩神社」の日々をブログでお伝えします。

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天地の中にみちたる草木まで

        神のすがたと見つつ恐れよ

(卜部兼邦  兼邦百首歌抄 )


解説
天地のうちに自然に育っている草木まで、全ては産霊(むすひ)の神の力によって生命をうけて存在している。自然の巧妙・姿・形が産霊の神の働きによって作られたものなので、それ自体が神の姿そのものであり、自然物の草木までも奇しく尊いものである。


太陽の光を浴びた草木を眺めると、その姿に自然と心動かされることはありせんか?


人間が作ったものではなく、自然が織り成す様相は真似ることは出来ないもので、私たちに自然への畏敬や慎しみの気持ちを与えてくれます。


日本の神様が八百万と言われるぐらいいらっしゃるのは、日本人がそのような畏敬・敬愛の念を一つ一つ感じて、その働きを神様として敬ったからではないでしょうか。


今朝はそのようなことを感じて、朝のお務めを奉仕させて頂きました。