先の大東亜戦争でなくなられた全国の戦没学徒を追悼するもので、「全国戦歿学徒を追悼する会」が主催となり、記念碑がある若人の広場が全国唯一の戦歿学徒を追悼する場所として南あわじ市阿万塩屋の大見山にあることもあり、神道青年会の近畿地区、特に兵庫県神道青年会が祭典をお手伝いさせて頂いております。
本年は第20回という節目となり、来年は終戦70年の節目であり、全国の神道青年会会員が祭員となりご奉仕させて頂きました。私も第17・18回斎行の際には、祭主としてご奉仕させて頂きました。
この追悼祭が素晴らしいと思うのは、神式により行われますが、途中に自衛隊による管楽(喇叭)吹奏や般若心経読経や賛美歌斉唱があることです。
亡くなられた学徒の方々は様々な宗教であったでしょうし、追悼の思い・心を捧げる方々もそれぞれの宗教をお持ちです。しかし先人への感謝の気持ちや追悼・哀悼の意を捧げる心は一つである。その思いを共有し追悼祭を行われる姿には、感慨深いものがあります。
言い方はおかしいですが、実に日本人らしいですよね!
相手の考え方を否定したり批判したりするのではなく、相手を受け入れて共有する思いの中で形を作り上げていく、だから私はこの追悼祭には毎年参列させて頂いております。
確かにこの姿に反する、異を唱える方々もいらっしゃるでしょうが、いがみ合い、憎しみ合い、批判し合う姿を亡くなられた先人たちは望んでいないはずです。
日本人らしい心・姿がここにあるのだな~と、毎年感動しながら、また亡くなられた先人たちを思い、参列させて頂きましたm(_ _)m