今日は「神社で開運」の「心構え」編を久々に書かせて頂きます
その1「誠の心」とかぶる所もありますが、その4は学問的にいきたいと思います
神道古来の教え・考え方としてある大きなものが「正直」
です。
中江藤樹は「神道大義」の中で、
『それ神道は正直を以て体とし
愛敬を以て心とし
無事を以て行とす 』
と説いています。
正直の二字を守り、これを実現させるための心掛けとしては、愛と敬との二字を守るべきとしています。愛はすべてのものを包容し調和する精神で、敬は慎みの心から発すると。
更には日々の生活で過ちの無いように、混乱の無いように無事の二字を守って、日常の行為の基準とすることが大切だとしています。
また、貝原益軒「神祇訓」にはこうあります。
『誠は神の心なり
故に神に事(つか)ふるには、誠の心を以て祭れば
神是れを受け給ふ』
「誠こそは神の心」とし、神の心に叶わんとするならば「誠の心」を持つ以外になく、「誠の心」を以て神様をお祭りするならば、必ず神はこれを受け入れて下さるということです。誠心誠意ご奉仕・お願いすることが最も肝要であるとされています。
そして、「倭姫命世記」には
『正直の頭に神宿る』と記されています。
正しくするとは誠一途に生きること、直くするとは悪を反省し少しでも善い方に向かおうと努力することで、神様はそうした人々の心を喜び、その人々を必ず見守って下さるという信仰を述べています。
その他にも「正直」というものについて記載されたものは数多くあります。
神様は全てお見通しなのですから、心から神様に祈り、神様に恥じるような行いはせずに日々の行いをしていれば、必ず神様は見守って下さるということですね