私も全国協議会理事として、設営側で参加させて頂きました。
全国から青年神職約100名が祭員、また参列者として集結、そして地域の方々や来賓約50名の方々と共に、哀しくも震災によってお亡くなりになられた方々の御霊を慰めお鎮まり頂くために祈りを捧げさせて頂きました。
言葉は悪いかもしれませんが、慰霊祭は自己満足かもしれません。岩手県神社庁長や地元の方のお話をお聞きすると、簡単にはお御霊は鎮まることは出来ないし、復興という言葉だけで何かを取り戻したり新しいものを生み出すことは出来ないと感じさせられます。
阪神淡路大震災のことを思い出すと最後に何かを取り戻したり築いていくのは被災者自身だと実感しました。私はまだ高校生でしたから苦労を知らないかもしれませんが、両親や周りの人達は何を思って復興に向かったのか、、、この度の東日本大震災はその規模は比べることも出来ないぐらい甚大ですが、その被災者となった方々の本当の心の中は分かりません。
ただ神職としては唯々祈りを捧げるということ、また被災神社とその周辺地域を中心とした地域の何か役に立つことをさせていただくことしか出来ません。
時間の経過と共に思いも風化されてしまいます。この記事でも自分の思いは書ききれないし表現出来ませんが、それでも忘れないために、風化させないためにここに残します。
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