全員協議会。
成田市が指定された国家戦略特区について報告がありました。
ただし。政府からまだ正式な話はなく、成田市も報道から情報を集めている段階です。
成田市と国際医療福祉大学の「国際医療学園都市構想」は、
(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/pdf/16-kokusaiiryo.pdf
)
・医学部を新設。
・海外で活躍できる人材の育成
・外国人への医療サービスの提供
・外国人介護スタッフのいる介護施設の開設
・医薬品・医療機器の開発の強化
・保険外併用医療費の範囲拡大
・グローバルな医師や研究者を育てるトレーニングセンター
・最先端医療の研究促進
・・・外ばかりに目が向いて、肝心の成田市民にメリットは無さそうな様子。
地元のお医者様は、「たとえ医学部ができたとしても、成田の在宅医療がよくなることはない」ときっぱり仰っていました。特にこの特区では、富裕層向けの医療サービスが充実されるだけなのでは。
大体、このような大きな構想、とても成田市だけで対応できるとは思えません。
また、医学部新設に対して成田市がいくら補助金を出すのかも見えません。
成田市は「市民サービスの質を落とすことはない」と仰っていましたが、10年先の財政予測も出してくれないので説得力がありません。
改めて、成田市はとんでもない事に名乗りを上げてしまったなあと感じます。暴走車がスタートしました。