今日の仕事は、全盲の方との外出でした。

その方は、普段はご家族や私たちヘルパーが付き添って出掛けているのですが、今日は一人で外出する練習をしました。

普段はその方の腕を支えて誘導する私は、今日は後ろを歩き声掛けで誘導しました。

そして知った事。

日本の道は視覚障がい者に冷たい!

駅や横断歩道の近くには、黄色で凹凸のある、視覚障がい者用タイルが貼られているのですが、その隣のタイルも凹凸があるのです。

水はけのためなのか、オシャレのためなのか知りませんが、白い杖の先ではどれが黄色タイルの凹凸なのか判断できません。

足元をしっかりしておくために厚い靴底を履く人には、足裏の感覚だけで凹凸を判断する事はできないのです。

かと言って壁や塀を頼りに歩いても、壁や塀が途切れた途端に下り階段があったりします。

ガードレールのない歩道から落ちそうになったり、電柱や看板にぶつかりそうになったり、段差につまづきそうになったり、道には危険が一杯あります。


ある本に書いてあったのですが、今は不思議に地球上には健常者の割合が多く、視覚障がい者の割合は少ないですが、もし神様のいたずらでこの割合が逆になったとしたら。

まちから灯りが消えるでしょう。目の見える人は市長に文句を言います。

「暗いから灯りをつけてくれ!」

しかし、市長は「いや、多くの目の見えない人が、灯りは自分たちには必要ないし税金の無駄だと言うんだ。君は大変だろうが、少数意見に合わせていられないんでね。」

私今までにもこの全盲の方と外出する事があったのですが、今日ほど少数の本当に困っている人に対するまちの冷たさを感じた事はありませんでした。


みんなが安全に楽しく歩けるまち。

成田のこれからの課題ではないでしょうか。

会津もと子の「smile room」-TS3P039800010001.jpg