6月になって遠野 宮守 法華寺からいつものように御守りが届きましたよ♪
そしていつものように「ぜしゅう説法」も同封されてましたよん♪
今月号を紹介するよ…
ぜしゅう説法「どっちがいい?」
これに対して嬉しい言葉は、「お利口さんね」「かわいい」「やさしいね」「ありがとう」「上手にできたね」「お兄ちゃんになったね」だったとか。
昔から、教育は、何よりもほめることが大切と言いますが、この調査を見てみると、それがハッキリ説明されます。私たち大人だって、お世辞と分かってはいても、ほめられると悪い気はしません。それに自分で分かっていても、他人に欠点を指摘されると不愉快な思いになりがちです。
今日、ご紹介するお婆ちゃんの話を聞けば、あなたは、そんな考え方もできるんだなと思うかもしれません。そのお婆ちゃんは、ご主人に死に別れ、女手一つで息子二人を育て上げました。今は、長男夫婦と一緒に暮らしていますが、近くには次男夫婦も住んでいます。そしてこの二人の息子さんのお嫁さんが、まったくタイプが違うのです。私の目から見れば、長男さんの奥さんは、ガッチリ型、次男さんの奥さんは、パッパッと使うタイプ。そこで、ご主人の命日にお伺いした折、私はお婆ちゃんに、「どっちのお嫁さんが良いですか」と質問したのです。これは、してはならない質問です。後から「しまった」と反省しました。でも、その質問以上に、お婆ちゃんは名解答をしてくれたのです。
「和尚さん、同じ腹から生まれた子どもでも、性格はそれぞれに違うものです。まして嫁は他人さまの子、どっちが良いなんて言えますか。長男の嫁はヤリクリ上手、次男の嫁は気前がいい。それで息子たちは、どちらも幸せなんですよ」この言葉を聞いて、私は本当にものは考えようだなと思ったのです。
もしお婆ちゃんが、「この嫁はケチ、あの嫁は経済観念が無い」と言ったとしたら、私は、お婆ちゃんまでもグチっぽいと思ったかもしれません。
法句経に、『健康は最上の利益、満足は最上の財産、信頼は最上の縁者、心の安らぎこそは最上の幸せなり』と言う言葉があります。このお経そのままのように出て来たお婆ちゃんの言葉、私もこれからは、このお婆ちゃんの知恵に習って、人々に接して行かなければと思ったのです。
なるほど!共感しましたね!
実践していきましょう♪
今日もありがとう!
感謝!合掌!