先般好評だったインディアンの言葉シリーズです。
先般記事はこちらです。
◯◯◯には、何が入ると思いますか?
答えを先に言ってしまうと、
「カエル」
です。
皆さんはこれをどのように解釈しますか?
解釈は2通りあると思ってます。
一つは自然環境視点です。
カエルは、自分が住んでいる池の水を全部
飲んでしまうと、池の水が無くなってしまい、
結局自分が生活できなくなってしまう。
だから、
環境が維持できるように配慮して、
必要な分だけ水を飲む、
という解釈です。
池に住んでいるカエルがみなこのようになれば、
池の水はなくなりませんよね、
まさに現代の「持続型社会」のことを示唆している
ようですね。
これが自然な解釈ですが、私はもう一つ、別の
解釈ができると思ってます。
それは、
自分視点の解釈です。
どういうことかというと、
もしカエルが、池の水はすべて自分のものだと
主張して、全部飲もうとしたら、どうなるで
しょうか?
腹がふくれてパンクして、死んでしまいます
よね。
そんなばかなカエルがいるものか、と思うかも
しれませんが、そのような人を聞いたこと
ありませんか?
世の中のものーお金でも、土地でも、人でも
なんでもいいですが、すべて自分のものに
しようとして、必死になっている人です。
そのような気持ちを持つことも、ときには必要で
しょうが、いつまでもそうだと、どうなるで
しょうか?
やがて周りが見えなくなり、人は離れていき、
恨まれ、裏切られていくのではないでしょうか?
あるいは体を壊してしまうかもしれません。
結局得たいものが得られなったり、得たものを
失うことになるでしょう。
似たような事例は、マスコミなどでも、しょっちゅう
話題になりますよね。
まるで「池の水を全部飲もうとしたカエル」
のようです。
もちろん、このような心持で立ち向かうことは
ある時期必要かもしれません。
ただしそれもほどほどにしないと、という話です。
食事でも、
「腹八分目にしろ」
と言われますが、同じことですね。
インディアンの言葉、なかなか深いです。
また日本人の古来からの心情に、マッチしている
ように感じます。
今日の話が、皆さんに少しでもお役に立てれば
幸いです。