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「生きること」「お金」の悩みをスッキリ解決するファイナンシャルプランナーの青松光晴です。
前々回、「コロナ後の世の中を予測する 生活編」ということで、コロナ終息後の世の中について、考えてみました。
まず前提として、「以前と全く同じ生活が戻る」と考えてはいけない、ということです。
もちろんある程度は戻るわけですが、リモートワークはじめ、世の中の仕組み自体が大きく変化せざるをえないでしょう。当然、わたしたち一人ひとりの生活も変化せざるをえない、と考えておいたほうがいいでしょう。
では具体的に、お金の面ではどうなるのでしょうか？
１１月３日には米国大統領選があります。トランプ大統領が勝つのか、バイデン元副大統領が勝つのか、予断をゆるさない状況です。
大統領選を前に、機関投資家などは利益確定売りに出るとの予測もあり、株価は上がったり下がったりの様子見でしょう。
では今後、どうなるかです。
コロナ危機以降、日銀にあたるFRBは、物価上昇率２パーセントになるまでは金融緩和を続けるとの発表をしました。おそらく2022年中までは続くのでないでしょうか？
そうなると実態経済とは裏腹に、株価の上昇は継続する可能性が高いとみてます。
一方、日本ではどうでしょうか？
オリンピックがどうなるのかが話題ですが、仮に開催したとしても規模を大幅に縮小せざるをえないでしょう。それでも経済効果はあるでしょうが・・・。
いずれにしろ日銀も金融緩和は継続するでしょう。また日銀に加えて、年金基金による、株買いも継続するでしょう。
そうなれば、米国同様、実態経済とは乖離するものの、株価は上昇する可能性が高いとみてます。
もちろん一直線に上昇するというわけではなく、上がったり下がったりを繰り返しながらということです。特にコロナ危機の再発や、米中の緊張の高まりなどによる影響は、注視したいところです。
ただし、コロナ危機以降の金融緩和は、どうみても異常です。
いずれどこかのタイミングで金融危機が起こる可能性があります。
それがどのようなものになるのか、誰もわかりません。
お金がジャブジャブになるのでの貨幣価値が下がるのはわかりますが、ジャブジャブなのはドルも円も同じです。
それにつれ円が暴落するという予測がありますが、円安になれば輸出産業は利益が出ます。
円の価値が大きく下がれば、物価は上昇します。そうなると、株価は上がる方向に向かいます。当然金利も上がります。
ドルも暴落するので、円高になるという予測もあります。
輸出産業は利益が出なくなります。株価も下がるのではないでしょうか？
こうなると、バブル崩壊後の日本経済大不況の再来となります。
株安・円安・債券安のトリプル安になる可能性もあります。
そうなると、株価は下がり、円も下がり、金利は上昇します。
どちらに向かうのかについて、誰も断言はできません。
国の打ち出す金融・財政政策などが、どの程度効果をもたらすのかにもよるからです。
いずれにしろ私たちとしては、いくつかのシナリオを頭に入れておき、戦略を練るべきでしょう。
具体的には、何をやるにしてもリスクヘッジをして、どのような状況になっても、資産を防衛できる体制を整えておくのが賢明です。
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