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「心」と「お金」の悩みを軽くするファイナンシャルプランナーの青松光晴です。
ここまで日本の財政状況を、データでみてきました。
これらから見る限り、日本はまだまだ裕福であり、一般的にいわれているほど、危機的ではないことがわかります。
その一方、私たち国民一人一人の目線からみると、豊かさを実感しているとはいえないと感じます。
ではこのギャップは、なぜなのでしょうか?
それは今まで紹介したデータは、調査時点の数値であり、過去からの推移を表していないことにも、その要因があると思います。
では過去からの推移をみてみましょう。
まずは、GDPの推移です。
一位が米国(青)です。安定して順調に増えてます。
二位が中国(赤)です。2006年あたりから急増しており、2020年には米国の7割ほどに迫ってます。
わが日本は三位(緑)です。これだけですと、そうかなという感じですが、1980年には二位でした。その後1995年には、米国の7割までに肉薄しましたが、それ以降、増えたり減ったりの繰り返しで、全く成長してないのがわかります。
いや、日本は人口が増えてないのだから当然だ、という意見もあるでしょう。
では、これを、国民一人あたりGDPの推移でみてみましょう。
すべての国を網羅すると、ごちゃごちゃになって見にくくなるので、目立つ国のみピックアップしました。
一位がルクセンブルク(青)。1999年から継続して一位とは、素晴らしいですね。
二位は、スイス(茶)。三位はシンガポール(灰)。四位が米国(橙)。五位がオーストラリア(水色)。六位がドイツ(黄緑)。と続きます。
わが日本(赤)はようやく七位で登場です。
ただし非常に特徴的で、1999年から増減を繰り返すものの、ほとんど増えていません。むしろ2011年から比べると、八割に減少してます。
1999年には三位であったにもかかわらず、です。
その間、多くの国に追い抜かれてます。スイスや米国とは、ほぼ同じでしたが、スイスは2倍、米国は1.5倍に水を開けられてます。
シンガポールなどは、日本の5割強であったのに、今や日本の1.5倍です。
オーストラリア、ドイツなどには、大きく逆転されてます。
3割程度に過ぎなかった韓国にも、ひたひたと迫られてます。
もちろんその間、日本はデフレであり、それが勘案されてないとか、ドル換算なので実態を反映してない、などの意見はあるかもしれません。
しかしながらそれらを勘案しても、全体的な流れは大きく変わりません。
むしろこのグラフは、ここ20年間、諸外国が成長しているのに、生活が豊かになっている気がしない、という多くの日本国民がもっている実感に合っているのではないでしょうか?。
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