ブログ訪問いただきありがとうございます。
「心」と「お金」の悩みを軽くするファイナンシャルプランナーの青松光晴です。
前回まで、国という観点からいえば、日本は「お金持ち」国家である、という話でした。
皆さんのなかには、
「いや、それはわかったけど、個人でみれば違うんじゃないの?」
という疑問をもたれた方も、多いと思います。
今回は、そのあたりをみていきましょう。
次の図は、OECD加盟国の世帯別平均純資産のグラフです。
世帯平均純資産とは、1世帯あたりの総資産から負債を除き、物価調整したものです。
なお、純資産のなかに、不動産は含まれてません。
日本は、米国、スイス、ベルギーに次いで、堂々の第4位です。
以下、スウェーデン・カナダ・イギリス・ルクセンブルク・デンマークなど、裕福そうな国が続いてます。
このデータをみると、日本の世帯は、ずいぶんと「お金持ち」にみえます。
「いや、これはあくまで貯蓄などの資産であって、所得つまり日常使えるお金でみれば、順位は下がるはずだ。」
という意見もあるでしょう。
では、年間の収入から税金などを差し引いた金額「調整後可処分所得」(日常使えるお金)の順位は、どうなるでしょうか?。
一位は米国、以下ルクセンブルク・スイス・ドイツ・オーストラリア・フランスと続き、日本は14位です。
先の、世帯平均純資産の4位と比べれば、順位は下がりますが、ドル金額ベースでみる限り、
4位のドイツ以下と、それほど大きく違いません。
少しでも円安になれば、一気に逆転する範囲内です。
つまり、実際に自由に使える収入ベースでみても、日本は、まだまだ余裕がある、といえそうです。
では、こうしたデータにもかかわらず、日本全体に、なんとなく閉塞感というか、先の見えない感じがあるのは、なぜなのでしょうか?
別のデータをここ20年ほどのデータでみると、それがみえてくるのですが、それは次回ということにいたします。
★無料オンライン相談受け付けてます。
操作は簡単にできます。お気軽にお問い合わせください
★ファイナンシャルプランニングに関する相談は
(外部リンクに移動します)
↓なるほどと思ったら、クリックしていただけると幸いです。皆様の応援が力になります・・・。