所詮詩人がいくら言葉を紡ごうと人の心には届かない、そんな虚しさを歌ってみた。

 

君の顔をもっと 見ていたかったな

もう会えない君の笑顔が 瞼に焼きついて

紡いだ言葉達は 夜空にばら撒かれ

君に届くこともないまま 星になって散っていく

 

君がもう少し強かったら すべては違っていただろう

特別な女性だと信じた 僕が愚かだったのか

 

春霞む初夏の街で 君に似た人を

探し続ける僕は すでに終わっている

交わした言葉達は どんな意味があるの

君が話したことはすべて 本当だと信じたい

 

君がそれを乗り越えていたら すべては変わっただろう

君がここにいた頃のように もう街は輝かない

君がもう少し強かったら すべては違っていただろう

君がここにいた頃のように もう街は輝かない