全国の柔道高校生が集結するオープン大会、金鷲旗高校柔道大会が今日から福岡市で開幕しました。来月8月10〜15日には、大分市でインターハイが、8月20〜23日には中学生の夏のスポーツの祭典、全国中学校大会の柔道競技は、長野県佐久市で開催されます。

 

私は今年はパリ五輪のため、金鷲旗とインターハイを観戦することはできませんが、高校生の皆さんには、日頃の練習の成果を発揮し、勝負を追求しながら、全力で試合に臨んでほしいと思います。皆さん、頑張って下さい!!

 

 

一方、柔道に関わる大人にとっては、中高生の柔道環境を新たなフェーズで整備していくことが喫緊の課題となっています。

 

今年6月には、全国中学校大会の規模が2027年度から縮小され、水泳や体操等の9競技が廃止されることが発表されました。

 

全国の部活動の実施率が20%に満たない競技ばかりということですが、柔道もすでに部活動が行われていなかったり、人数の少ない中学校が非常に多くなっています。昨年の全国中学校大会には、数多くの選手が地域の柔道クラブからエントリーしていた事でもその実態が浮き彫りになりました。

 

中学、高校の柔道環境をどう守り、全国大会をどう運営していくか。

すでに従来の発想にとらわれないユニークな大会や取り組みが各地で始まっています。そうした取り組みの方法や考え方を課題と共に共有し、柔軟な発想でどんどん実行に移していく必要があると思っています。