パリオリンピックでは、日本選手団副団長としてさまざまな競技を観戦する機会を頂きました。

 

それぞれの競技に独自の文化があり、訪れる先々でスポーツとはこんなに多様なものなのかと思うことばかりでした。

例えば近代五種は、水泳、ランニング、射撃、フェンシング、馬術(馬術はロス五輪では実施されません)という、まったく異なる種目が合わさって一つの競技として行われます。近代オリンピックの父・クーベルタン男爵により創設され、「キング・オブ・スポーツ」とも言われる複合競技で、それぞれの種目に求められる能力が全く違いますが、そこに様々なドラマが生まれる要素があり、選手の個性がにじみ出て実に面白かったです。そうしたことも実際に観戦したからこそわかりましたし、スポーツの奥深さを実感することもできました。

 

スポーツは勝ち負けがはっきりと出るものなので、ときにこの世界というのは、残酷とまでは言わないまでも、厳しいものだな、と思う事も多々ありましたが、こうしたこと含めて、世界中から選手が集まり、競い合う姿を見て、また日本の応援者を含めた世界中の多くのオリンピックファンの方々と一緒に多くのドラマや感動を分かち合える瞬間を感じることができ、改めてオリンピックは良いものだと思いました。

 

このような思いをもっと多くの人に味わってもらいたいと思いましたし、知ってほしいとも思います。

これからも、オリンピックってやっぱり面白いよね、見たいよね、一緒に楽しみたいよね、一体感を感じたいよねと思ってもらえるよう、私自身、微力ながら努力していきたいとも思ったパリオリンピックとなりました。

 

パリ・パラリンピックも開幕しました。

日本選手団の熱き戦いの様子も届いています。

皆さん、パラリンピック日本代表への応援も宜しくお願い致します!

 

また、来年2025年世界陸上選手権が東京で、

2026年には名古屋市でアジア競技大会が開催されます。

これらの大会もどうか宜しくお願い致します!!