昨年から始まった柔道マガジン杯。
３月23〜24日に行われ、こちらも観戦してきました。
大会では中学生の団体戦を行われ、オープンの部（女子の参加も可）と女子の部それぞれ次のような結果でした。
▼オープンの部：優勝
・１部 国士舘中（東京都）
・２部 守山中（滋賀県）
・３部 東海大付属浦安中（千葉県）
▼女子の部：優勝
・１部 五條東中（奈良県）
・２部 松阪市武道館柔道教室（三重県）
・３部 小川道場（神奈川県）
それぞれが持てる力を発揮する素晴らしい試合の連続でした。
全国中学校大会同様、地域の道場や柔道少年団などのクラブチームも参加しての大会は
大変な盛り上がりでした。
中でも私が素晴らしいと感じたのは試合運営方式です。
大会は最初にリーグ戦を行ったあと、その成績によって１〜３部に振り分けられ、トーナメント形式で試合を行うのです。
この方式だと、トップレベルはトップレベルで、そうではないチームも自分たちと近いレベルの相手と試合をすることができますし、最低でも３試合することができます。せっかく大会に来たのにトーナメント１回戦で敗退して１試合だけして終わり、という事態にはならないのです。
勝負で頂点を極めていく環境があることは良いと思っていますが、
それだけでは、スポーツの価値が狭まってしまいます。
ですから、柔道マガジン杯のように、トップチーム同士が戦う環境もあれば、
そうではないけれども実力が拮抗した相手と戦い、試合が経験できるというのはとても良い方法だと思います。
この大会は全柔連とスポーツ日の丸キッズ協会が主催していますが、日の丸キッズ協会が長年開催されている日の丸キッズ柔道大会のノウハウが十分に活かされているとも感じました。
今後、全国中学校大会の大会運営が見直されていく中で、柔道マガジン杯の運営方式はおおいに参考いなると思いましたし、子どもたちの経験と成長の機会をできる限り多く提供するためには、大人が知恵を絞り、工夫をしていくことが大切なのではないかと思います。
The Judo Magazine Cup
On March 23rd & 24th I went along to watch The Judo Magazine Cup which first startedlast year.
It’s a junior high school team competition with an open category which includes girls and also an all -girl category.
Here are the results
▼Open Category：Winners
・Group 1 Kokushikan JHS (Tokyo)
・Group 2 Moriyama JHS（Shiga）
・Group 3 Tokai Uni Urayasu JHS (Chiba)
▼Girls Category：Winners
・Group 1 Gojo Higashi JHS（Nara）
・Group 2 Matsusaka City Bukokan Judo Club（Mie）
・Group 3 Ogawa Dojo（Kanagawa）
It was a great series of matches with each team showing off their strengths. As with the National Junior High School Championships club teams, youth teams and local dojos are also allowed to participate making it an exciting event.
I was also really impressed with the way the tournament was run.
First off league matches are held then depending on their results. Participants are then split into three groups which fight it out tournament style.
Organizing it this way, the top-level children compete against each other, and other participants compete with opponents of a similar ability, meaning everyone gets to take part in at least three matches.
Nobody is going to turn up for the competition only to be knocked out in the first match.
It’s great to offer an environment where you can reach the pinnacle however if that was all it was it would diminish some of the value of sport.
I think it’s also beneficial to experience taking on opponents who aren’t as well matched in addition to the top teams competing against each other, as at the Judo Magazine Cup.