トレチャコフ美術館では外観だけを撮影した。
プーシキン美術館では外観を写し忘れた。
というわけでいきなり内部の風景である。
と、言いたいのだが・・・・・・・・・・

いきなり別の写真で申し訳ない。
これは大英博物館で撮影したものである。
下からプーシキン美術館になる。
理由は
プーシキン美術館で、はっきり「5本足」に見える角度から撮影し忘れたのである。
と、いうわけで大英博物館のオリジナル作品の登場である。
上の2枚なら5本足に見えることが確認できるだろう。
さて、いよいよ、なぜこの像が5本足かという問題である。
プーシキン美術館訪問の目的は他の場所と全く異なる。
教材アサリである。
プーシキン美術館は学生のための偉大なレプリカの美術館である。
オリジナルもたくさんあるが、それはさておいて、このレプリカを撮影したかった。
真横から見ると4本足、正面から見ると2本足。
それを撮影したかったのである。
この写真の像は、正面から見ると、左足が一部省略されているが、2本足に見えることはわかると思う。
この像は、壁の角、正面と側面に2つのレリーフがあるようなものであって、頭部だけ丸彫りになった状態なのである。
古代アッシリアの有翼人面雄牛像は、斜めから、5本足に見える状態で紹介されることが多い。
胴体部分を、正面からは2本足、横からは4本足、2つのレリーフが直角に並んでいると考えれば良い。。
ところが、プーシキン美術館のこの作品はレプリカなので、壁の部分が省略されている。
仕方がないから、左右反転画像をロールオーバー効果で貼り付けた。
インチキだが、概ねこのようなものであるとして、雰囲気を理解していただければ幸いである。(マウスを画像に重ねると、効果が現れる)
なぜレリーフかというと、このように壁と門を兼ねた場所に彫刻されていたからである。
ところで、私のそそっかしさであるが、ここで、斜めから撮影するのを忘れた。
(反省)
というわけで、いきなり大英博物館の像を最初に貼り付けた次第である。
これは、レリーフ(浮き彫り)であるにもかかわらず一部丸彫りのように背面が作られている、所謂高肉という手法の例である。
これはプーシキン美術館がレプリカの美術館であることを示すイタリアの作品群。
これも教科書で見たことがあるはずである。
これもどこかで見られたはず。
ただしイタリアの広場で見られたら、それもレプリカ。本物は風化を避けるために美術館内にある。
これは古代ギリシャアルカイック様式のクーロス。
アルカイックと比べてこそクラシックもわかり易いものになる。
にもかかわらず日本の子供用の資料にはそのような比較が少ない。
ところでこの美術館にはサモトラケのニケやミロのヴィーナスもある。
ずっと奥の部屋に並んでいる。
これは話題のために撮影したかったのだが、特別展のために閉まっていた。
博物館職員に尋ねたが、「今は入れない」という返事。
「今の企画が終わってから来てください」と、親切に教えてくれるが、その頃私はモスクワにいない。
海外の美術館や博物館ではよくこのような経験をする。

下は、10年前に撮影したものである。
フィルムが最後の部分だったらしく、左端のニケが切れている。
今回、この写真を撮りたかったのに、どうもこの画像には縁がないようである。
プーシキン美術館が学生のためのレプリカを展示していることを察していただければ良しとしよう。
これが10年前に撮影したミロノヴィーナスとサモトラケのニケのある部屋。
左端に切れてしまったニケ、ビーナスの後ろに「瀕死のガリア人」がある。
彫刻はいくらでもイミテーションが作れる。
日本も伝統文化の尊重等と言うのなら、このように親しみやすい展示をすれば良いと思う。
例えば、法隆寺釈迦三尊像、薬師寺薬師三尊像、東寺五大明王像、平等院阿弥陀如来像、興福寺無着・世親像のレプリカが一室に並ぶと、日本古代彫刻の概要を理解する上で随分有意義だと思うのだが、如何なものだろうか。
私の趣味から言うと、同じ部屋に船越桂の玉眼入り木彫が並んだりすると、もっと面白いと思うのだが・・・・・
そういう意味で大塚美術館の取り組みは高く評価できる。
フラム・フリスタ・スパシーチェリである。
中に入ったが、現役の教会なので撮影禁止。
入り口で鞄にカメラを入れていると係の男性が「シャシンキンシサレテマス」
「ズナーユ、ズナーユ。パエータム ヤー ターク ジェーラユ。ボリシェ シトー ヤー ドールジェン ジェーラチ? ヴィ オフラーニチェ?」(知っます。知ってます。だからこうしてます。それ以上どうすれば良いのですか。預かってくれますか)
「どうぞお入りなさい」結構柔らかい対応である。
写真が撮れないのだから仕方がない。
イコンの手法で綺麗な壁画が一面に描かれていたと報告しておこう。










