ノルウェイの森 |   Mr コサックのささやき

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横浜市、上大岡で美容室をオープンしてから36年目に成りました。人生の半分以上をこの店と共にそして沢山の方達に支えられてここまで来れました、本当に感謝しています。
これからも宜しくお願い致します。

こんにちは107店長のコサックです!


 映画 Noregian Wood


深く愛すること、強く生きること

愛すること、生きることの意義を

静かにかつ厳しくメラメラ

そして限りなく美しく描いた

究極のラブストーリー ラブラブ



これはやはり凄い!

もう生唾ごっくんで見て来ました にひひ


まさに青春時代にクラッシュバックしてしまいます。

この映画を見て何も感じない人は居ないと思います。

何を感じ、思い出すかは自由です。


愛、死、セックス、学生運動、バイト、義務、愛さない人、愛されない人、


原作は村上春樹

監督はトラン・アン・ユン。ベトナム系フランス人だ。
主役のワタナベには松山ケンイチ、恋人の直子には菊池凛子 

もう一人の恋人に成る緑(水原 希子)


親友だったキズキ、大学寮での先輩永沢さん、そして彼女のハツミさん



ノルエェイの森とビートルズのつながりを少し話します。


曲の意味は正しく意味不明でこれもいかようにも解釈されますが


逆ナンされて、ヤレると思って彼女の部屋に行ったら、

おあずけを喰らって、仕方ないのでバスタブで寝て、

起きたら一人だったんで、腹いせに放火した・・・


「ノルウェー産の安っぽい家具は、悪くない」と

「彼女がするって、判っているのは悪くない。」という二重の意味あり

「彼女とヤレると判ってるは、悪くない」と真逆なんですけど。

ヤレずに逆ギレする訳ですから。

しかし放火しといて、「いいねえ~、ノルウェー産の家具って。」

いうのも、トンデモない神経ですねえ~。

逆ナンされた彼女に「いいでしょう、この家具、ノルウェー産なのよ~」

言われたことに対する皮肉ですけど。

最初の歌詞は・・・・実は結婚したくなかったジョンが、

デキチャったんで、責任をとってイヤイヤ結婚したという

ことを暗に示しているとも解釈できます。

ジョン・レノンと最初の奥さんシンシアのうまくいかない

関係が反映した歌みたいだし。
もしかすると当時ジョンがレズビアンの女性に

逆ナンされた可能性が・・・???


レコードLP赤盤と青盤が有りノルウェーの森は赤盤に入ってます

ラバーソウルのジャケットの背景の森の深緑とサイケなロゴの

オレンジの色合いにも微妙に重なる


小説のほうは表紙が上が赤で下が緑で当時はこの本を

手に持ってることがステータスだったそうだ

後に金のラベルをつけるがこれは村上春樹が居ない時だったので

居たらば賛成しなかったと言ってる、赤と緑が良いのです。

阿美寮で三人で飲むワインと森のイメージにもつながる

村上春樹自身、この小説のタイトルとして、最初は「雨の中の庭」と

いうのを考えていたそうだ。

しかし、奥さんに読ませて意見を聞いたところ、「ノルウェイの森」で

いいんじゃない?ということで、このタイトルに決まったという。

ただ村上春樹さんは別にビートルズのファンでは無いと言ってる。



小説の中ではこの曲を聞いて

あっと言う間に18年前の事を回想する所から始まるのです


そうこの曲は


直子が精神治療施設「阿美寮」に入寮し、そこを訪れたワタナベが、

そこでの直子の同僚レイコさんを交えての3人

玲子はビートルズの曲ばかり弾く、煙草を吸う、ワインを飲む

直子は良く玲子さんにビートルズのノルウェーの森をリクエストするのだ


「この曲を聴くと私時々すごく哀しくなることがあるの。

どうしてだかはわからないけど、自分が深い森の中で

迷っているような気になるの」


二人はレズだったようで


直子が自殺した後玲子とワタナベは直子のために二人で50曲の

ギター演奏で彩られた「楽しい葬式」をする、50曲目がノルウェーの森です、

そして二人が許し合い、求め合うことに成るのですが・・・


映画ではそんな所は無く旅から帰って来たら・・・

着てたの、、、でいきなりって感じでただのエロおばさんに成ってるが


その旅に行って海の崖で生活してる時のシーン


愛する者を亡くした悲しみは

癒すことは出来ない

悲しみを苦しみぬいて

そこから何かを学び取ることしか僕らには出来ない


その時自分は

錦野 旦の もう恋なのか  が頭の中で浮かんで来ました。



小説では中央線の車内で偶然にも再会するが

映画では駒沢公園だか良く解らないが

再開する前に泥だらけの汚い池にモネの睡蓮とは程遠い

弱弱しい睡蓮があり、

池を泳ぐちょっと年をいってるかのような色艶の悪い

鯉が砂をかき上げて泳ぐ姿を映し出す。


ワタナベは池の前のベンチで本を読んでいた、

直子は池を見つめていた

そしてそこで再開するのだが


ここが自分的には一番の見せ場だと感じました。

だってこの映画光りの使い方影の使い方もの凄い皆きれいなのです

言葉は露骨でも映像が綺麗なのです

森の中を二人で走って、直子がこける所とかでもエレガントなのです


唯一この再開する前に見せる池だけが汚いのです。

だから・・・・


ラストは緑に電話する


僕は受話器を持ったまま顔を上げ、電話ボックスのまわりを

ぐるりと見まわしてみた。

僕は今どこにいるのだ?

でもそこがどこなのか僕にはわからなかった。


これが青春なんです!


誰にでもあっと言う間に青春時代に戻してしまう位心に残る曲・・・・

そんな青春賛歌って誰にでも有ると思います


自分は「もう恋なのか」では無いですよ、青春賛歌は沢山有るので

又次回、書きます。



最後に直子のヘアスタイルですが・・・

良いですね

少しだけアシメトリーに切った前髪が何とも言えません

そこからつながるサイドに少し下ろした髪の長さ量も良い


IMARUさんとかは前髪をちょっとギザギザに切って

個性をもの凄く出してますが前髪は目の近くなので

前髪カットでかなり印象派変わるのです


映像では

直子の弱さ、幼さ、可愛らしさが伝わります

そしてちょっと上唇が薄く見える所が性に関する

弱さを感じます。



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