一回目、新型コロナワクチンを接種しました。医療従事者枠での先行接種です。
ここの場(ブログ)では赤裸々な意見を書いて来ましたので、ワクチンに関しても正直な考えを綴ってみたいと思います。



 今まで私はインフルエンザの予防接種をして来ませんでした。
そして恐らく適度に罹って来ました。子供が小さい時は普通に移されます。
そしてタミフルやリレンザは殆ど使用したことがありません。自分で治してきました。
これは私が漢方家であり、漢方薬は感染症対策が一丁目一番地だからです。

以前にも書きましたが、発熱は免疫応答です。体が治そうとしている反応で、夏の暑さ慣れと一緒です。発熱訓練をしているかどうかで、「新型の感染症」が起こった時に治せるかどうかが分かれます。

暑さに慣れていないと熱中症ですぐ倒れてしまいます。それでは風邪は治せません。
私にとってタミフルはクーラーと一緒なんです。
ではクーラーが発達した現在、熱中症で死亡する人は減りましたか?
タミフルやリレンザが重症化を予防しているかどうか、実体験としては差異を感じません。
インフルエンザ治療薬をこれほど多用する国は世界では珍しいのです。(エビデンスがない)

では何故お前は今回ワクチンを打ったんだ?となりますね。正直に言いますと、本当は打ちたくありませんでした。これはワクチンが怖いとか、副作用が心配だとか、ワクチン陰謀論者だとか、注射が嫌いだとか(嫌いですけど)ではありません。
漢方家として自分が罹った時にどうするのか、今まで新型流行を念頭に置いて来て、いざ罹ったらどうなるのか?
少し興味があったのです。
ただし、私にも立場があります。これは薬剤師として公衆衛生に携わる者として、また地区薬剤師会の責任者として。
さらに当社の代表として、勝手な振る舞いは許されるものではありません。
外食をしない、呑み会もしない、自粛生活を自己に強いているのと一緒です。
置かれた環境に従うのも自然の摂理であり、これも一種漢方古典の考え方ですから。

「皆さんワクチンは迷わず接種してください!」
これを伝えるのも立場であり、役割だと思い、社内でも一番先に打ちました。
「どんなに副作用が心配で少し苦しんだとしても、罹るよりは絶対に楽です」もしワクチンで重大な副作用が発現するなら、その人は罹ったら一発でアウトです。
そして、
「コロナは風邪です」皆さん、風邪に罹らないで過ごすのは至難の業です。それだけ気づかない内に皆普通に罹ってきたのです。だから夏でもインフルエンザウイルスは消滅しないのです。
そして、
「風邪は普通の人が思うより危険な感染症なのです」

ワクチンの副作用は罹るより絶対楽。
コロナに罹らないでこの先一生過ごすのは至難の業。
そう考えて、是非ワクチンは打ってください。

もし何かに罹って怪しいと感じたら、遠慮無く相談に来てください。
できる事は何でもやります。
今新薬では楽にする薬はありません。治す薬はもっとありません。
漢方薬なら色々対策があります。
少しでも救える人がいるなら、私は罹ることは怖くありません。
それが使命だと思っているからです。