こんにちは。
歯科衛生士の岡田です
先日は 皆既月食 がありましたね。皆さんは、ご覧になりましたか?
雲一つない澄んだ夜空だったのでばっちり見えましたね
その日は広島に行っていたのですが、帰りの道中、時々路肩に車を停めては夜空を見上げておりましたが、意外に長い時間をかけてゆっくりとお月さま欠けていったので、岩国市まで一般道路で1時間30分かかるところを、3時間もかかってしまいました
皆既月食中は、お月さまが赤銅色になって、幻想的でとても綺麗でしたね
ところで、月食ではないですが、ゆっくりと欠けていく・・・にちなんで、今回は
「ブラキシズム」
についてお話しします。
皆さんは、ブラキシズムという言葉を聞いたことがありますか?
上下の歯をギリギリとすり合わせたり、グッと食いしばったりすることを言い、一般に「歯ぎしり・食いしばり」と言いますが、専門用語では「ブラキシズム」と呼ばれています。
歯を失う主な原因としてよく知られているのは、むし歯、歯周病ですが、加えてもう一つ「ブラキシズム」が最大の原因になることがわかってきました。
このブラキシズムによる過剰な力が、長年、知らず知らずのうちに歯や歯の周りの組織に悪影響を及ぼしてしまします。
症状としては、
歯が欠けている。
歯がすり減っている。
歯が揺れる。
咬むと痛い。
知覚過敏。
歯周病の悪化。
頭痛や肩こり。
あごが痛い。
と、実に様々な症状を引き起こします。
就寝時に無意識にしてしまう歯ぎしり・・・
なかなか、自分で歯ぎしりをしているということを自覚するのは難しいようです。
またブラキシズムは睡眠中でなくてもおこりますので、日頃から歯を噛みしめる癖がないかどうか気にかけてみる必要があります。
頬に圧痕がある、あごの舌側、頬側の骨隆起などが見られれば、歯ぎしりをしているかどうかを知ることが出来ます。
当てはまる項目がある場合は、早めに歯科医を受診されてみてくださいね
岡田 七恵