遠州の33観音さんのお詣りも、後4ヶ寺さんを残すのみになりました。

寒さも緩み、歩くにも楽な季節になり、思いついたが吉日、お詣りに出掛けました。

残る霊場は、掛川市にある4ヶ寺さんとなり、『天竜浜名湖鉄道』で出掛けました。

 

朝6時33分発の『天浜線、全線乗り降り自由』の格安切符で、始発駅を出発です。

車内はガラスキ、夜明け前の浜名湖を眺めて、家内が作ってくれた『おにぎり』を

頬張りながら、至福のひと時でした。

 

東海道線から離れ、浜名湖の北側を走る景色の良い、ローカル線でのんびり旅です。

 

『掛川駅』は新幹線も停車する駅ですが、私は少し手前の『市役所前』で下車し、

スマホのナビに『永江院』をセットし、ナビちゃんにお任せのウォーキングと

決めて、掛川市内をテクテクと約30分歩き、見覚えのあるお寺さんに着きました。

 

『永江院』さんは、1489年に滋賀県の余呉町のお寺の和尚により、開祖された

古刹だそうです。掛川城主の山内一豊が寄進した総門が、今も映えています。

 

どっしりと構えた本堂さんが迎えてくれました。

 

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境内のお堂は『豊川のお稲荷さん』が祀られていました。お寺の奥さんに聞いたら

昔は『神仏混交』で、此処にお嫁に来た時からありました。との事でした。

 

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本堂で何時もの『般若心経』をお唱えし、お詣りを済ませました。

右側は観音様で、左は七福神さんが祀られていました。

 

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此処から、約50分歩き、『大雲院』を目指します。

これと言って、記憶に残らない平凡な道を、ひたすらテクテク歩きます。

 

『大雲院』は小高い山の中腹にあり、1290年に当時の鎌倉武士が建てた物と

言われています。

 

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和尚さんが本堂など案内してくれ、曹洞宗の本山が福井県の永平寺、

能登半島の総持寺の二つあると言う話を、説明してくれて楽しい参詣でした。

 

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観音堂です。

 

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ここで4ヶ寺の内、半分を参詣しました。残りは次に譲り、天浜線の駅めざし

山を登り下りを繰り返しました。何やら訳アリの石碑が・・・。

『塩の道』とあり、昔、遠州灘の海岸で出来た塩を、この掛川の山奥に運んだ

道ではないかな??枝垂れ梅が綺麗に咲いていました。このトンネルを越えると愈々

天浜線の駅です。初めてのコンビニで、ワンカップとお摘みを仕入れてのんびりの

積りです。果たして上手く列車が来てくれるのかな?

 

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無事に2ヶ寺さんの参詣を終え、帰宅の列車も上手く来て、適当な時刻に帰れるぞ!

ほっと一息、一杯やっか!と『飲み鉄』と決めた後、アクシデント!!

少し先の方で列車と車の接触事故で、運転見合わせで後の事が予測できない・・との

アナウンスあり、このまま行けば身動き取れない??急遽、路線を替えて、浜松経由

変更して、凡そ当初予定の時刻通り帰宅出来ました。

 

後、2ヶ寺の参詣は、しばらく置いて天気の良さそうな時を狙って、のんびり

列車旅を考えよう。今日は約19000歩歩き、疲れました。おやすみなさい。