先程のトンネルを抜けると、列車は高度を上げて行きます。25パーミルと言う
高度を昔は蒸気機関車が走っていたようです。水の補給が必要なのです。
その為に『姨捨』と言う駅が』設置されましたが、駅を設置するスペースが足りず
駅で進行方向を変えるスイッチバック方式が採用されたのです。
写真の列車は松本から来たものですが、此処で運転手は後方確認して、バックで
出発です。どの様に後方の安全確認をしているか、次回確認して来ましょう。
最初の写真は松本からの先頭車で、運転手は女性でした。このままバック運転です。
此処でバックのまま、右手方向に進み、車両全体が右側線路に入ると、ポイントが
開き、出発信号が『青』に変わり、『篠ノ井➡長野』方面に向けての出発となり
列車の進行方向が元通りになります。特急列車はこの駅には立ち寄らないので、この
スイッチバック区間は通常運転になります。
駅まで来た普通列車用の線路はこの駅を出て直ぐに行き止まりになっています。
ホームからは『善光寺平』と呼ばれる、長野市内の眺望が見事です。
車窓からの景色の雄大さとして、阿蘇方面、石狩峠、と共に日本3大景色
でしたが、他の二つは路線変更でなくなり、此処だけが残って居ます。
夜景が綺麗でしょうね。この日は雨でサッパリでした。
駅舎は昭和9年に設置された物で、当時のムードを残しています。平成22年に
改造され、現在に至っています。入り口に緑色の公衆電話、赤いポストが郷愁を
誘っています。勿論無人駅ですが、ボランティアでしょうか?オジサンが一人
掃除をしたり、旅人の話し相手になってくれます。コーヒー一杯も飲めません。
雨に煙った『善光寺平』の景色です。此処から『篠ノ井』に向い『出発進行』
『篠ノ井駅』は極近くを『北陸新幹線』が『長野』まで通っており、賑やかな街です。
『篠ノ井駅』到着です。大きい立派な駅舎です。此処で『長野鉄道』で小諸まで
行きます。浅間山、千曲川の景色が楽しめそうですが、雨で全くダメでした。
小海線はジーゼル機関車です。大きいエンジン音が力強く響きます。
スピード感が無く、駅も多く退屈な時間でした。雨か霧で車窓の
景色もサッパリでした。前回乗車した時は周囲の木々は枯葉でさっぱり、今日は雨で。
突然、車窓の畑が真っ白! 雪かいな?と思う程です。
畑に植えた野菜をビニルか何かで養生しているのですね。おどろきましたよ。
日本のJRの駅で一番標高の高い駅です。『野辺山駅・・1345m』でした。
畑に以前来たときは、更に5Km程行った所が、線路が一番標高が高い所が
あると言うのでレンタサイクル借りて大急ぎで見物に行きました。
大きい動輪がご神体の鉄道神社が祀られていました。
『清里駅』です。愈々高原列車も終わりで、若人向けのリゾート地帯でした。
小海線の終点の『小淵沢駅』です。
『小海線』も終点で、線路も行き止まりでした。
此処からは『甲府』まで、中央東線の普通列車です。でもすごく長く感じて不安で
『甲府ってまだ?』と、近くの高校生に聞いた程でした。
『甲府』からは『特急ふじかわ』で静岡までの予定でしたが、『特急が無い!!』
何処かで時刻表を間違ったのか?列車の遅れはなかったのに・・スマホはどうした!
怒って見ても自分のミスなので仕方ないなぁ。東京回りは自信がないし、浜松で
夜明けを待つか!、面倒や此処で停まろう!!特急券の日付変更して、さて宿探し。
駅前のホテルは満室、ちょっと離れて古く、余り近代的でないホテルが開いていて
そこに飛び込んだのです。夕食の弁当と酒を持って・・・。朝飯は駅でおにぎり。
取り敢えず風呂に入って、ほっと一息・・5500円まぁまぁの線ですね。
湯上りはパンツ一丁で、気楽に一杯やって早々に寝ました。しんどかったぁ。
明日は6時20分発の『特急 ふじかわ』で帰る事にして、今夜はおやすみ・・
今回のブログ作成はとても疲れたわぁ・・・。もう、おやすみなさい。