「お前が当たり前にしていることを、周りが出来るようにして欲しい」
私が、初めて育成担当を任されたときに
上司から言われた言葉です。
当時の私は、この言葉の意味が良くわかりませんでした。
私の何が「当たり前」なのか
そもそも「当たり前」を教えるって何???
考えれば考えるほど、わからなくなっていき
最後は、放棄(笑)
「やっていれば、わかるだろう」
それ位、本当に言われた事がわかりませんでした。
しかし、新しく入ってきた後輩に
それこそ、カルチャーショックを受ける毎日。
電話に出ても、用件すら書き留められない子。
そもそも、電話に出ることすら出来ない子。
挨拶が出来ない子。
毎日が、それこそ「信じられない!」事の連続でした。
唯一、理解できたことは
「こんなことをやりたい」
「あんなことをやりたい」
基本がまだまだなのにも関わらず、やりたいことだけ主張する
そんな後輩の気持ちでした。
私にも、そんな時代がありました。
何も出来ない、何も理解など出来ていないひよっこのくせに
「なぜ、会社は、こうなのか」
「あれは、変だからこうしたい」
今考えると、恥ずかしくてほんと先輩たちに顔向けできません・・・
だからこそ、彼らの想いが理解できました。
夢を持って、会社に入ってきたのに
与えられるものは、意味がないと思われることばかり・・・
ある日、後輩の一人が言いました。
「貴方は、何でもやりたいことを言って、それをやらせてもらえる
私たちとは違う」
「やりたいことをやるために、今やらなくてはいけないこと」
両方の気持ちをわかる今だからこそ
彼らに、ちゃんと理解してもらえるはず。
いまこそ伝えるべきだと思い、私は必死で伝えました。
やらせてくれている人と自分を比べて何が足りないのか。
それがないことで、何が起こるのか。
まず、自分が身に着けなくてはいけないのは何なのか。
そこではじめて気がついたのです。
「そっか、だから今、当たり前にしていることを教えることが必要なんだ」
そこからは、20歳をかなり超えている子に
電話の取り方・受け答え・コピーのとり方 etc
いろいろなことを、伝えました。
時々、自分が出来ていないことも発見(笑)
自分をふりかえることも出来、いい経験になりました。
なんで、こんなこと教えなくちゃいけないんだ・・・
そう思う前に、自分ができなかったときのことを思い出す。
不思議と、穏やかになると思います。
おすすめです。