「擬似体験と、平常に感謝」 | 10月は黄昏の国、僕の国。

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心 う つ り ゆ く よ し な し ご と を。

「擬似体験と、平常に感謝」

 

能登の震災復興、被災甚大なうえ

悪天候もあってなかなか進まないようです。

 

東京に長く住んでる僕にとって被災といえば

東日本大震災(2011年3月発災)になります。

 

このとき僕は、有給休暇中で自宅にいました。

自宅の被害は、ごく軽微(鍋が1つ落ちて歪んだ)程度で

家具転倒も家電破損もありませんでした。

 

 

これもよい機会です。

東京23区内、2月の冬の夜を屋外で過ごしてみました。

 

場所は自宅マンションの非常階段。

低層階は商業区域で、深夜は無人になるのでここを選択。

 

 

状況設定は

「冬季。職場で被災。当日中に帰宅できずオーバーナイト」

というもの。

なので、職場に個人常備している道具を試してみます。

用意したのは以下の通り。

 

1. 水筒(なんでもいい)

2. ランタン(小型長時間の物がいい)

3. 銀マット(cutして鞄に常備しやすい)

4. チタンマグ(350〜450mlサイズ+折り畳み型がおすすめ)

5. 燃焼台+燃焼カップ+燃料(すべて百均)

6. ミニヌードル+乾燥野菜(百均にもある)

7. ミニフォーク(百均)

 

 

体験開始。深夜2時、気温は2度。

階段に銀マット敷いて座って時間を過ごします。

銀マットは必需品です。

着座の断熱だけでなく臀部の痛み緩和してくれます。

(銀マットは通勤カバンに合わせてcutして常備しています)

でもこの気温です、小1時間で寒さに我慢できなくなってきました。

 

以前「カロリーメイト」でエネルギー補給したことがあるのですが

身体温まらず、ガクガク震えた経験があります。ですので

ここは火器を使って温かいもの食べます。

 

 

被災中の火器使用に賛否あるのは承知です。

それに自宅敷地内であっても

共有部分での火器使用は契約違反になります。

使用する際は、完全に自己責任で。

 

結果はご覧の通り。とくに問題なく食事できました。

燃焼台が脚つきだったことと

火炎はさほど大きくなかったので安心して調理できました。

 

 

このセットは、チタンマグ内に、

燃焼カップ、燃料、食材が入るので運搬はコンパクトになります。

 

ちなみに「チタン製マグカップ」にした理由ですが

アルミ製は衝撃で変形しやすいです。

もし底面が変形したら、調理中転倒しそうで危ないです。

600mlサイズも定番ですが、実際カバンに入れるとデカイです。

被災中とはいえ、荷物はコンパクトな方がいいと思います。

 

その後、1時間過ごし無事終了。

やはり温かい食べ物は必要だと感じました。

 

 

陽が昇り、ランチタイム。

同じインスタントラーメンでも手間をかけて作ってみます。

 

 

塩ラーメンに鶏むね肉、湯むきトマト、めんま、スライスキャベツ

干し海老を入れて完成。

いろいろな食感、少し酸味の効いたトマト、海老風味の塩スープ。

とても美味しくいただきました。

 

普段通りに生活できることに感謝して

日々暮らしていきたいと思います。

 

最後になりましたが、能登と周辺の皆さんの生活が

少しでもはやく戻ることを願っています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

(画像はiPhone&黎明期のデジタル一眼で撮影しています)

 

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