こんにちは! こんばんは! おはようございます!

ご機嫌いかがでしょうか?

 

 ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 さて、今回は、気付かないうちに、問題を複雑化させ、

解決をむつかしくさせている要因について記したいと思います。

誰もが知っているけど、意外にあまり実践できていない、

そんな、多くの人が陥りがちな傾向について語ります。

 

 例:恋人のことで悲しい出来事がありました。さいきんです。

この例文↑のような表現で説明される方はけっこういます。

 

 こちら(私)としては、悲しい思いをされているんだなぁ

と知ることはできますが、では、その辺りを占って欲しいのですね 

とはなりません。この例文をき聞くだけで、すべてを見通しなさい!

と占師などに期待されるのかもしれませんが、

それで見通すことができるなら、例文の説明も不要です。

超能力者かスーパー霊能力者で、会っただけですべてをお見通し

というケースも、稀にはあるかもしれませんが、

ほとんどの場合、説明を聞いた占師などの推測で補完するでしょう。

 

 〇悲しい出来事…

 → 酷い(気に入らない)ことを言われた? された?

 → 別れを切り出された? 浮気発覚? 不安になった?

 → 大きなトラブル? アクシデント? 生死にかかわる?

 

 こんな感じで、あれこれ推測して補完しなければなりません。

ただ、その場合、占師に限らず、推測する人の知識や価値観に

左右されてしまうことが少なくありません。

それでは思い違いも生じやすいし、

 

 例文を分析すると、まず、事実がみえてきません。

それは、説明者が嘘を言っているという意味ではありません。

 

 〇さいきん…

 ・まさか、細菌の話ではないと思いますが…

 ・最近といっても、2~3日なのか、1~2週間なのか、

  人によっては、1~2ヶ月前のことかもしれません。

 

 〇恋人のことで…

 ・主語が無いため、その人の話かどうかわかりません。

 ・好きなタレントの恋愛話かもしれません。

 ・恋人がいないこと で誰かにバカにされた可能性もあります。

 

 〇悲しい出来事…

 ・そもそも出来事自体に、悲しいも楽しいなどありません。

  悲しいか楽しいなどは解釈(感情)で、事実ではありません。

  同じ出来事でも、悲しまない人もいます。

 ・例えば、恋人が昇進した(本人は喜んでいる)けど、

  残業が増えて会う時間が減りそうだから悲しい とか。

 ・もし、悲しい出来事ではなく、ヤバい出来事 だったら

  感情さえわかりにくいですよね。

 

 要するに、本人は事実を言っているつもりでも、

解釈や価値観が入った、事実を判定しにくい話となっています。

そして聞いた側も、知識や価値観による推測…

それでは話がずれやすいし、有効な対処を考えることもできません。

 会話から生じる諍いや口喧嘩の多くが、

こんな感じで、事実の認識が異なることから起きています。

 

 人に何かを伝えるとき、会話で何かを説明するとき…

あるいは、人から何かを聞くとき、会話から何かを判断するとき…

事実は何なのか、特に感情面や解釈には注意しましょう。

 アニメの名探偵は「真実は一つだ」と言っています。

事実とそれ以外を分けて発言する、受け止めるようにしたいですね。

歪んだ事実に気を付けましょう。

 

 

 ご覧いただきありがとうございます。