父は入院しましたが

わたしは 父がいない生活になんの不満も不便もありませんでした。

父が入院していると言う感覚さえもなかった気がします。

わたしの中で 初めから父という存在がなかったのかも知れません。

本当に父との楽しい記憶がないのです。

わたしが幼すぎて 覚えてないだけなのかも知れません。


ある時 母に連れられ兄と 父のお見舞いに行ったコトがありました。

病室に入って父と会った時

他人に会うような恥ずかしさで モジモジしていました。

父にとって、いつも静かな病室がわたし達が来たこコトでうるさく感じたのか

少したってから父は

「もう帰りなさい!」

・・と、言いました。


わたしはずっと

 「うるさくてそう言われちゃったんだ。」

と思っていたのですが 

大人になってから

「あの時は自分の姿を子供達に見せたくなくて そう言ったんだよ。」

と母が教えてくれました。


何だか悲しくなりました。