巧妙な手口 | コロポックルとスコ

コロポックルとスコ

小さな人と大きな猫の暮らし

日に日に
たびは大人に近づいている。

我が家へきた当初は
とにもかくにも
鳴くことしかなくて

「お腹が空いた」
「トイレが汚れてる」
「退屈だ」
「寂しい」

鳴き声は微妙に異なるが
どんな時も鳴いてアピール。

特に
「寂しい」
というのが非常に多く、
同じ部屋にいても
何かしらかまってあげていないと
無視されていると思うようで
「寂しい」
とすぐに鳴いていた。

最近はめっきり鳴かなくなり
たびの声を忘れてしまいそうだ。

少しずつ
大人に近づいているからか、
かまって欲しいときの手口が
かなり巧妙になってきている。

トイレの砂をちょこっとずつ
わざと手でバラまいたりして
私が嫌がりそうなイタズラをして
「コラ」と言われるのを待っている。

『ちょっと怒られてもいいから気をひきたい』
そういう手口を使ってくるのだ。

知恵がついた証。
たびも大人になってきたのだ。
闇雲にニャアニャア鳴かない。

それはそれで
何だか寂しい気がしている。

ずっと無邪気に
遊んだり鳴いたりしていて欲しい気持ちも少しある。

成長が嬉しいのと
少し寂しいのと半々。


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たびの寝顔

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たびのウトウト顔

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たびの肉球