「王様だぁれだ!!」
「はい!!私だよ」
「じゃあ.真子ちゃんと
命令を」
「そうだね.3の人は
今から女装して
買い出しする事.ちなみに女子の場合は男装で」
「………」
真子ちゃんの発言に
回りの空気は冷たくなった
「なんか.真子ちゃんって
すごい事言うんだね」
ネオンちゃんも真子ちゃんの
発言に苦笑している。
そして…当たったのは…。
「はぁ…やっぱり
来るんじゃなかった…」
ヒロは溜息をつきながら
飲み物やお菓子をカゴに
入れている。
「まさか.女装して
戻ってくるとはな」
ユウは女の子の服を着ている
ヒロを見てニヤリっと
笑っている。
「っさいなぁ…ってか
ユウ.バイト中だろ」
「もう.バイトは終わった
今.ちょうど帰るところだよ」
「そうなの?なんなら
ユウも遊びに来ない?
真子ちゃんいるし」
「じゃあ.お言葉に
甘えてそうさせて
もらおうかな」
「どうぞどうぞ」
ユウが来たら真子ちゃん
きっと喜ぶんだろうな。
「でも.何も被害がなくってよかったよ
ヒロの奴.ザックスの噂
聞いて.コンビニの
飛び出したからな」
「余計な事言わないでよ」
「そうだったの?」
「うん.もしミラがあの
バカの料理を食べて
体壊しちゃったら
嫌だったから…」
「そっか.ありがとうヒロ」
ミラノはギュッと
ヒロの手を握った。
「そういえば…夏季も
心配していたぞ」
「そっか.夏季に悪い事したな」
「今度.電話でいいから
謝っておけよ」
「了解」
「じゃあ.早くお会計して
行こうか」
「うん」
そしてお会計を済まして
ミラノ達は家に帰った。
「あれ?あの子って」
家に着くと家の前に
黒髪と赤髪の女の子が
立っていた。
「夏季ちゃん…?」
「あ.ミラノ…って事は
何もなかったんだな」
「ごめん.夏季.俺が
いきなりコンビニを
飛び出したから
心配させたんだね」
ヒロは夏季ちゃんに謝ってる。
夏季ちゃんヒロが心配で
来てくれたんだ。
優しいな夏季ちゃんって
「なんや?何か外が
騒がしいけど」
その時.家からハジが
顔を出してきた。
「あ…あんさんあの時の」
「どうも…」
夏季ちゃんハジに
ペコッと小さく頭を下げた
「なぁ.もしよかったら
姉さんも一緒に遊ばへん?もちろん.友達も一緒に」
「いいの?」
赤髪の女の子は嬉しそうに笑っている。
「もちろんやで」
「そうだよ.おいでおいで」
「じゃあ言葉に甘えて…」
そして.ミラノ達は
家に戻った
今日は更に賑やかになりそうだな