コンビニにて… | のんびりな日常

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マイペースな不定期ブログ

「なつき~.何買うか決めた?」

「うーん.まだ決まらないな」

今.俺は友達の姫乃と
一緒に彼女の家の近くの
コンビニでお菓子や
ジュースを買っている。

「でも.今日すごく
暇だったから.夏季が
泊まってくれてすごく
嬉しいよ」

そう言いながら
姫乃は選んだジュースを
カゴに入れる。

そう.今日俺は姫乃の家に泊まるんだ。

ちなみに双子の妹の葉月はミラノの家に泊まりに
行っている。

どうやら.ミラノの家に
古くからの友人が
来るらしく
葉月も一緒に遊ぼうっと
誘われたらしい。

だから.一人でいるのも
なんだし
俺も友達の姫乃に電話して彼女の家に泊まる事にした。

「そう.言ってくれて
俺も嬉しいよ
今日.俺も妹が
友達の家に泊まりに
行ってて.誰もいなくて
暇だったから」

「そっか.よし.今日は
朝までモンハン&
ファンタシースターだよ」
「なんだよ…それ」

俺は時々.彼女についていけない時がある…。

まぁ.変に気を使わなくって
いいから気持ちが楽な
ところもあるが…。

「じゃあ先にレジで
お会計してくるね」

「了解.俺も早く
お菓子と飲み物選ぶから」

「わかったよ」

そう言い残し
姫乃は先にレジへと行った。

「さて.俺も早く選ばないと…」

そう独り呟きながら
俺は飲み物が並べられている
ドリンクコーナーを眺めていたら…。

「あ.これにしよう」

俺はフッと目についた
レモンライムの
ペットボトルを手に
取ろうとしたら…。

「あ…」

「あ…」

たまたま.同じ
飲み物を取ろうとした
男の手と俺の手が
まるでドラマのように
触れてしまう。

「あ.悪い」

「ええよ.ええよ別に
気にしてないから」

男はニコニコ笑いながら
ひらりっと手を振る。

「あんさんもこのジュース好きやの?」

「うん.まぁ好きだな」

「わいも結構好きなんや
この飲み物」

「へぇ…そうなんだ」

「ハジー!!ほら.早くして
ミラノちゃん待っているんだから」

その時.彼の友達だろうか?

一人の少女がやってきて
彼の腕をグイッと
引っ張る。

「あーそうやった
んじゃ.またな姉さん」

そう言い残し男は
少女と共にレジに
向かっていた。

「ハジか…」

そういえば.あの女の子
ミラノって言っていたな
もしかすると…ミラノの
古くからの友人って
彼女達なんだろうか…?

というか…。

「俺ってそんなに老けているのか…」

何気なくあの男が言った
一言に俺は凹み
小さな溜め息を漏らした。