毎日スペイン語学校に通う私。一ヶ月で一つのレベルを終えるんだけど、月に一度、課外授業が。今月は、アルゼンチンが金持ちだったころに建てられた、中心街にあるPalacio Baroloへ。
Baroloさんというイタリア系移民のお金持ちが、イタリア人建築家に設計させ、材料もイタリアやヨーロッパ各地から運んで来たという、贅の限りを尽くしたもの。国会議事堂と大統領官邸を結ぶ、メインストリート沿いにあります。
ダンテの「神曲」にインスパイアされた建物は、地下と0階(日本の一階)が地獄、1-14階が煉獄、15-22階が天国に分けられています。私も読んだことがないので、詳しくはwikipediaを読んでみてね♩
http://ja.wikipedia.org/wiki/神曲
ちなみにこれは地上階を見下ろしたもの。写真中央のちょっと右に、菊の御紋みたいなのが見えるでしょ。これは、地獄の火を現してるそうな。
それ以外にも、高さは100mで、これは神曲の詩の数と同じだし、色んなところで神曲のコンセプトが使われてます。
天国への道はそう簡単ではない、と言わんばかりに、15階からは狭い回り階段をひたすら登らないといけません(-。-;
週3でジムと、テニスをやってて良かった(^_^;)…
登るにつれて、暗く狭くて天井が低くなる階段を上がると、やっと天国到達~‼
ブエノスアイレスが眼下に広がります!
最後の写真は、国会議事堂。
この景色を見ながら、中学校の地理で、ラプラタ川流域に広がる広大な平らな土地を何というか答えよ、というテストがあったな~、と考えてました。
答えは、パンパ!
見渡す限り平らな街が広がっています。
ちなみに、これは飛行機からの夜景。見事に平ら。
しかし、地理の授業の時は、当然ながらこんな遠い土地に来るとは予想もしてなかった。誰かが一年前の私に、一年後あなたはブエノスアイレスにいます、って予言してたら、笑い飛ばしてた。ホント人生、何があるかわからないね…