これまでのあらすじ
真剣交際終了っぽい空気になっていた中、もぐらに呼び出されたkorori
この雰囲気は終了の話し合いなのかと覚悟していたのに
なかなか本題を切り出してこないもぐらに業を煮やして
私から今後どうしたいと思っているのかを質問しました
↓もぐらとの話初めからスタートの方はこちら
↓ダイジェスト版もぐらの話
もぐらさんは、
今後私とどうしたいと
考えていますか?
自分でも驚くくらい冷静に切り出したのを覚えています
その言葉には、良い加減本当の気持ちを知りたかったというのもあったし、
逆にこんな別れたそうな空気出してるのに、こういう時もはっきりしてくれないのかという小さな怒りもあり…
もぐらは私の突然の言葉に少し驚いた顔をしていて、
ちょっと責めた感じに聞こえてしまったかなと思い、フォローするように私は言葉を続けました
今までもぐらさんからはっきりと好意を示してもらったり
好意を言葉で聞かせてもらったことがありません
なのにどんどん成婚退会に向かっての形式だけが進んで
愛情が置き去りで事だけが進んで行くことに不安を感じています…
もうこのくだり、何度もぐらに話して来ただろう…
成婚退会へのプロセスも大切だけど、まずはもぐらの気持ちを知りたいんだよ〜!
あまりにもこの話題を避けてくるし、スキンシップもないし
もう私はすっかり
もぐらは誰でもいいので形だけの結婚をしたい人なのか?
…としか思えなくて、このままもやもやに蓋をして進む以外もぐらとの未来が叶わないっぽいのが悲しい…
もぐらに好意が芽生えていたし余計にきつい…
私は…きちんと愛情を育て合うような結婚がしたいし、
今は不安でも、これから結婚を前提に少しづつお互いを知って行きながら
もぐらさんとそれを育んで行きたいと思っています
…といっぱいいっぱいになりながら伝えました
もぐらは相変わらずじっとそれを聞いているだけで、
ああ…ここまで話しても彼には響かなかったんだな…と
すごく残念な気持ちと、久しぶりの失恋感とで、
もう何も次に話す言葉が出てこなくなってしまいました
それでまた手持ち無沙汰になり、アイスコーヒーの氷をストローでツンツンつついて
やり場のない気持ちをなだめていた時の事でした
実はこれを…
もぐらがやっと口を開き、何かを差し出して来ました
アイスコーヒーから視線を上げると
青くて小さい、小箱がぱかっとこちらに向けて開かれていました
指輪でした
続く