川越style「Pastelaria Ten.Ten(パステラリア テンテン)」焼菓子・パン | 「小江戸川越STYLE」

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川越の様々なまちづくり活動に従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

お菓子屋さんであり、パン屋さん。

パティシエであり、シェフ。

 

川越に誕生した新たなお菓子屋さんであり、新たに誕生したパン屋さん。

二つの顔を合わせ持つ貴重なお店。

 

2024年8月にオープンしたのが、ブーランジェパティスリー「Pastelaria Ten.Ten(パステラリア テンテン)」さん。

お店があるのは、川越市中原町。

西武新宿線本川越駅蔵のまち口(東口)、西口共に徒歩3分ほどの所。

東武東上線川越市駅から徒歩5分ほど。
以前、洋菓子店「パイの樹 パイとミルフィーユの店」さんがあった場所にオープンしました。


「Pastelaria Ten.Ten(パステラリア テンテン)」ブーランジェパティスリー
川越市中原町2-7-9 BAUM1F
営業時間

11:30~18:30
定休日 水曜日・木曜日
TEL 049 227 3829

本川越駅から徒歩3分
川越市駅から徒歩5分
Instagram:
https://www.instagram.com/pastelaria.ten.ten/

 

「Pastelaria(パステラリア)」は、ポルトガル語。

スイーツも提供するバルという意味の言葉です。

パティシエ・シェフとして、ケーキなどのお菓子にパンやお惣菜も提供しているので名付けた店名です。

 

「すべての人が同じテーブルで笑顔になるお菓子を届けたい」


フレンチ出身のパティシエが、正統派のお菓子から旬のお野菜を使った焼菓子、お酒に合うお菓子などお菓子とパンを幅広く展開しています。

 

川越で新しいお菓子屋さんであり、パン屋さんのTen.Tenさん。
お菓子の街・パンの街、川越。
川越には個性溢れる多種多様な個人のお菓子屋さん・パン屋がありますが、新たに仲間入りしたのが、Ten.Tenさん。
川越は、昔から続く老舗和菓子店に、新しい時代の洋菓子店、パン屋が増え、お菓子文化・パン文化の裾野が広がっています。
お菓子の中でもジャンルに特化したお菓子店も増え、焼き菓子専門店、ワッフル専門店、シフォンケーキ専門店などのお店がある川越。
新たにTen.Tenさんが出来たことで、さらに川越の食文化が深まっていきます。

 

入口から入ると目の前にあるショーケースには、生ケーキたちが展示され、壁際にはパンや焼き菓子が並べられています。

お菓子のワクワク感を出すために、特別な演出が。
ケースに並んだお菓子たちはまるで宝石のよう。

Ten.Tenさんで他のお店と違うとと気づくのが、ショーケース。

通常、洋菓子店のショーケースは斜めに見せる形が多いですが、Ten.Tenさんでは、宝飾店をイメージし、ショーケースは上から眺める形にしている。

宝石のような姿に、見ているだけでうっとりし、自然と笑みがこぼれている、ケーキ。

まるでケーキの葉法にかかったように、並んだケーキたちに魅入られている。

一つ一つのケーキに個性があり、一つ一つのケーキがキャラ立ちし、全てのケーキが一堂に会した様は、夢の競演のような物語感があるのでした。

 

暮らしを彩ってくれる、ケーキの力。

辛いことがあっても、美味しいケーキが強張った気持ちを溶かしてくれる。

辛いことがありそうでも、その後の美味しいケーキを思い浮かべれば乗り切れそうに思える。

ケーキがあるから、また明日も頑張れる。

 

Ten.Tenさんには、地域の人を中心に、既に多くのファンがいるお店。

お店によるSNS発信はもちろんですが、やはり、人から人へ、

「あのお店いいよ」

と口コミで広がっているのが大きい。

口コミネットワークが強く根付いている街・川越ならではで、お互いに良いお店を教え合って地域のお店を応援している。

 

Ten.Tenさんの他にはない個性として、お菓子を扱い、パンを扱い、両方のハイブリッドがTen.Tenさんの特徴。

いわゆる「パティスリー」が、お菓子のみならずパンも提供するお店という意味であり、本来のパティスリーとしての姿がここにあります。

 

日常使いにパンを、

非日常時間にケーキを。

 

人によってTen.Tenさんをケーキ屋さんとして見る人もいれば、パン屋さんとして見る人もいる。

人によってお店の見え方が異なるのがこのお店の面白いところ。

両方にそれぞれのファンがいて、一つのお店で二つの顔があるのが強みとなっています。

例えば、親子で来て、子どもがメロンパンを買い、親御さんがケーキを買うというような買い物ができるのも喜ばれている。

老若男女に支持されています。

 

また、他のお店ではなかなか見られないパターンとして、Ten.Tenさんに来るお客さんは、

「これも食べたい、これも欲しい」

と結果としてケーキ全種類を買っていくような光景もしばしばで、他のケーキ屋さんよりもラインナップが少ないというのもありますが、ついつい買い込んで思わず全制覇して持って帰りたくなる魅力がある。

 

お菓子やパンは、日常使いの他、手土産・贈り物として買い求める人も多いそう。

また、手土産は逆のパターンとして、

「人から貰って美味しかったので」

と贈られた側がその後お店にやって来ることもあるという。

 

ケーキの定番としてTen.Tenの代表作が、ガトーショコラやチーズケーキ、プリン。

この3品は常時作るようにしていて、他は時期によって変わっていきます。

 

お野菜を使ったパンやキッシュなど、料理を思わせる商品があるのもTen.Tenさんの売り。

パティシエ・市毛さんの料理人としてのキャリアがいかんかく発揮されています。

 

焼き菓子で人気なのが、おつまみクッキー。

これを目掛けてお店に来る人も多いそう。

チーズ、トマト、ガーリック、のり&わさび。

このお菓子は今でも神田のBARに卸しているもので、各地で好評を博しています。

お菓子やパンは、定番以外にも、季節の素材によって変わっていき、また、季節の行事によって変わっていき、クリスマス、バレンタイン、ハロウィーンなどのタイミングで限定商品が登場しています。

特にクリスマスの時期のシュトーレンが昔からの人気で、これを求めて来る人が多くいる人気の一品。

 

当初はテイクアウト専門で、店内のイートインスペースは、オープン後落ち着いてきたら始める予定。

イートインが始まると、パンなどはそのまま食べることもできますが、ランチ・ドリンク提供も。

イートインならではのアイスケーキなども提供予定です。

ケーキなどは最後に手を加えて、イートインだからこそのメニューを提供していきます。

 

Pastelaria Ten.Tenさんは、これまではイベント出店を中心に活動してきました。

イベントは、川越Farmer'sMarketのイベントに出店し、

U_PLACEの「川越Farmer'sMarket」、

ウニクス川越・ウェスタ川越の「小江戸川越お芋festival!」、

ウニクス川越・ウェスタ川越の「小江戸川越お茶と暮らしMarket」などに出店してきました。

 

Ten.Tenさんは、川越では新しいお店ですが、実は、これまでに都内で10年以上の歴史がある先に、川越にオープンしたお店。

川越の人にとっては、川越で新たなお店ですが、

これまでのファンからすると、あのお店が川越市にオープンした、ということになります。

「Pastelaria Ten.Ten」のパティシエ・市毛さんは、もともとは料理の世界からキャリアをスタートさせました。

東京都文京区白山にあった二つ星フレンチレストラン「ラ・ベル・ドゥ・ジュール」で3年ほど働いていました。

そして、お菓子の道を志し、イタリアンレストランのパティシエとして転身。

そのお店が市毛さんのキャリアに大きな影響を及ぼすことになります。
東京都港区南青山にあったレストラン「青山ラピュタガーデンAltomond(アルトモンド)」。
「ラピュタガーデン」という名前がついている人気店で、プールがあるレストランとして知られています。

また、ドラマのロケで使われることもあるお店で、日本テレビ【ぐるナイ】「ゴチになります」のロケでも使われたことがありました。

アルトモンドで「ごち」の撮影が行われた時に、「おみや」を担当したのが市毛さんで、イタリアを思わせるケーキを、というリクエストに、この時はトマトを使ったケーキを製造してテレビに登場しました。

この時に、

「トマトなどお野菜をケーキに使える」

ことに気付いて、「ごち」の経験から、先の視野が広がり、積極的にお野菜をお菓子に活かすようになっていきました。

 

その後、東京都中央区銀座、資生堂ビルにあるイタリアンレストラン「FARO」でも働いたのち、いよいよ自分のお店として実店舗を構えたのが、東京都新宿区の市ヶ谷のカフェレストラン「Pastelaria 五條(パステラリア ゴジョウ)」。
食事としてランチプレートやパン・ケーキなどを提供していました。

五條では宴会や音楽イベントも定期的に開催し、賑やかなお店で、10年運営していました。

このお店にもファンが多く、現在、五條が新たに川越市にオープンしたというニュースに、都内からも当時のお客さんが引き続き来ています。

市毛さんが五條時代にスタッフに呼ばれていたニックネームが、テンテンでした。

これが今の店名に繋がっていきます。

当時の学生たちのスタッフにとって五條はきっと楽しい職場だったのでしょう、今でも川越のお店に顔を出すこともあり、スタッフに愛されていたお店でした。

今でも「テンテン」と呼ばれているそう。

 

「Pastelaria Ten.Ten」として始動したのが、2022年8月。

東京都中央区の水天宮に店舗を構えずシェアキッチンでパンやお菓子を提供していました。

この時から近隣の会社やBARの要望でお菓子を卸していて、これが今でも続いています。

時にイベント出店することもあり、焼き菓子などを販売。

そして、縁があって川越のイベントに出店したのが、2023年U_PLACE。

その後、ついに川越で実店舗をオープンしたのが、2024年8月「Pastelaria Ten.Ten」でした。

川越の人にとっては、Ten.Tenは不思議な響きだったと思いますが、五條時代のスタッフにとっては、

「あの時の呼び名が店名に!?」

と歓喜したそう。

「あの時の呼び名を残してあげたかった」

と、市毛さんは振り返り、自分たちの店名に使いました。

 

 

お菓子屋さんであり、パン屋さん。

パティシエであり、シェフ。

 

川越に誕生した新たなお菓子屋さんであり、新たに誕生したパン屋さん。

二つの顔を合わせ持つ貴重なお店です。

 

「Pastelaria Ten.Ten(パステラリア テンテン)」ブーランジェパティスリー
川越市中原町2-7-9 BAUM1F
営業時間

11:30~18:30
定休日 水曜日・木曜日
TEL 049 227 3829

本川越駅から徒歩3分
川越市駅から徒歩5分
Instagram:
https://www.instagram.com/pastelaria.ten.ten/