川越style「ANO kitchen(あのキッチン)」香味野菜や薬味を使い体に優しい料理 岸町 | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

身体に優しい料理を。

 

素材にこだわり、その時の旬から料理を考える。


2023年3月にオープンしたのが、「ANO kitchen(あのキッチン)」さん。

お店があるのは川越市岸町。

烏頭坂から旧川越街道を下ってすぐ。

雑貨店「Pot Shot」さん。Pot Shotの正面から脇にANO kitchenさんの入り口があります。

一つの建物で、

1階が「Pot Shot」

2階が「ANO kitchen」になっています。


「ANO kitchen(あのキッチン)」
川越市岸町2-30-20 2階
営業時間
11:00〜18:00
※18:00の時点でお客様が居ない場合は閉店
18:00以降はお店に連絡すれば開いています。InstagramのDMで連絡してください
定休日 水曜日
木曜日は予約のみの営業

TEL 070-8314-1257
Instagram:
https://www.instagram.com/ano_kawagoe/
X:
https://twitter.com/anokawagoe

ANO kitchenさんは、体に優しい料理を提供しているお店です。

客席10席程度の小さなお店。

 

窓から見える緑が目に優しい。この景色もANOさんの特徴。

外はテラス席にもなっています。

国道254号とは違い、旧川越街道は落ち着いたもので、かつて栄えた街道が今は趣ある雰囲気を漂わせています。

お店には、地域の人を中心に、各地から様々な人が訪れています。

 

新河岸、待望の個人飲食店。

新河岸地域は、実は、川越の中でも個性的なお店が点在している地域であり、お店巡りが楽しい地域。

anoさんのすぐ近くには「野々山養蜂園」さんがあり、旧川越街道を辿って行けば、「琥珀月夜菓子店」さん、「ベーカリークレープ」さん、「パンピーボー」さん、「AOBA tea dealer and retailer」さんなどがあります。

ただ、新河岸地域は個人飲食店が少なく、地域の人にとっては待望のお店が誕生したことで、anoさんに足繁く通っています。

ANOさん自身も、「この場所で果たして飲食店は成り立つのか」と多少の不安はあったようですが、オープンしてみたら新河岸の人が多く来店し、リピートし、常連になっている状況に驚いています。

お店に来た人が、周りに口コミで伝え、さらに地域に広がりという、着実な広がりを見せています。

地域の人にとっても、烏頭坂を上がればすぐ川越駅、と分かっていても、近所にお店ができれば利便性高く感じ、自分たちの地域のお店を応援したいという気持ちもある。

ANOさんも、

「地域の人が応援してくれているのを感じる」

と話します。

夜、川越駅周辺で呑んだ後に帰って来ることを考えたら、ANOさんで呑んで歩いて帰れたらなんとも楽。

その楽さに、近所に個人飲食店があることの大切さを感じるのでした。

 


メニューは旬の食材を使ったもの、これを食べてもらいたいと思ったものなどで展開しています。
添加物に頼らずに、香味野菜や薬味をたっぷりと使い、口でもお腹でも美味しいと感じられる料理を作っています。
[食べる]という事を大切に考えています。
お酒も置いているので、昼飲みもできます。ナチュールワインなどのお酒を扱っています。


メニューは季節の素材によって変わっていきます。

これはあくまで、この時期のメニュー。

大げさでなく、行くごとにメニューの入れ替えがあるので、行くごとに「今日は何があるだろう」とわくわくさせられます。

ANOさんでは、メニューほ幅広さに圧倒される。

しっかりとした食事メニューの他、一品料理も多種多様あり、限定メニューもある。

個人飲食店でここまで揃えるのはなかなか珍しい。

 

ANO kitchenの食事のテーマが、身体に優しい食事。

旬の香味野菜や薬味をたっぷり使い、

身体に普段をかけず消化のことも考え、

「お肉なら消化には玉ねぎを合わせると良い」

などのことまで含め、美味しいことはもちろん目でも楽しめるような、食事をイメージしています。

ゆえに、Anoの食事を食べれば、美味しく自然と健康になることを理想としています。

たまに食べればいい外食ではなく、

毎日食べてこそどんどん健康になっていくような食事。

まさに、医食同源。

食べるもので身体が作られ、健康が保たれる。

身体のことに気を遣う食事を第一に考えています。

 

中でも、お店の看板として定番メニューは、

まぜご飯と薬膳スープ、

ルンダントルティーヤ、

ブリトー、

テリーヌなど。

他のメニューは、カモミール豚と野菜盛り合わせ、唐揚げとご飯、本日のパスタ、チキンカレー、バンドなどなど。

その時だけの限定メニューもあります。

お酒のつまみ・一品メニューも多数揃えています。

定番以外は、その時の一期一会くらいの感じで。

メニューが先にあるのではなく、素材を先に考えるANOさんの考えるよるもの。

メニューを決めてから食材を考えるのではなく、手に入る食材からメニューを考えるという信念ゆえです。

「旬」というものを大事にし、旬を頂くことが身体に良いという考えゆえ。

さらに、「素材からメニューをあれこれ考えることが楽しい」というのもあります。

 

 

 

 

 

 

ANOさんは通し営業しているので、オープンから閉店まで休みなく提供しています。

お昼から食事と共にお昼からお酒を楽しむ光景が広がるのもanoさんならでは。

さらに、連絡すれば夜まで営業時間延長してくれます。

お店では、事前予約でヴィーガン料理にも対応しています。

 

ANO kitchenさんで使用している素材は、川越の「koloro farm(コローロファーム)」さんなどの野菜などを使っています。

ANOの店主・大野さんは、コローロファームさんのお野菜に惚れ込み、毎回畑に自分たちで赴いて仕入れています。

畑で穫れる野菜からメニューのイメージを膨らませるという大野さん。

 

コローロファームさんといえば、今や買い求めるファンガ多く、さらに川越の飲食店で引っ張りだこの農家さん。

「koloro farm」さんは、川越市中老袋の地で、こだわりのお野菜を作っている川越の女性農家ユニット。

新井さん、秦さんという二人の女性で野菜を作っています。


『私たちは、川越市中老袋の地で代々農業に携わりながら、8年ほど前から自分たちの野菜を作りはじめました。
少しずつ畑を広げ、スタンダードな野菜を作っていますが、変わった西洋野菜も作っていこうと思っています。
栽培期間中は農薬や化成肥料を使わずに野菜を作っています。
「koloro(コローロ)」はエルペラント語で色という意味です。彩りのある畑に出来たらとこの名称にしました。』

 

コローロファームさんのお野菜を一般に買える機会として、一番街にある雑貨店「ベトナム小粋雑貨サニーサイドテラス」さんで毎月開催しているお野菜販売「サニーサイドマルシェ」があります。
コローロファームさんの新鮮野菜が畑直送でお店で販売される機会です。

野菜は時期により変化し、バジル、枝豆、にんじん、ズッキーニ、インゲン、キュウリなどなど様々な野菜が並びます。


「ベトナム小粋雑貨sunny side terrace(サニーサイドテラス)」
川越市幸町3-15
049-226-2908
HP:
http://www.sunny-side-terrace.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/sunny.side.terrace
Instagram:
https://www.instagram.com/sunnysideterrace/
Twitter:
https://twitter.com/sunnyside720
 

 

ANO kitchenの大野さんは、お店を開こうとする以前に、まずあったのが自身の食生活を見直すこと。

今から10年ほど前、食事が乱れると体調に変化が起きやすかった大野さんは、徹底的に食生活を考え直そうと決意。

もともとアトピー体質で、薬の薬害に悩まされてきたのも大きなきっかけとしてありました。

人体実験のごとく、

「これを食べたら身体にこんな影響があった」

など一つ一つの反応を確認し、自分の身体に向き合うようになった。

そうして食生活や身の回りの生活を改めると、3,4年経った頃には身体の調子も良くなり、薬に頼ることもなくなり、医食同源を身をもって実感。

以来、食事などの大切さを追求してきました。

 

大野さんがかつて働いていたのが、川越駅東口にあったビストロ「ビストロピンキオ」さん。

「ビストロピンキオ」
川越市脇田町17-33 増子ビル2F

 

地元の人に愛されたピンキオには、お店のオープン直後から4年ほどホールで働いていました。

今のANOさんの料理を見ると、盛り付けがセンスがあるのは、ピンキオの料理に触れていたから?と思わせます。

その後も、自分の身体を使って確立した考えの食事をメインに、岸町に開いた飲食店が「ANO kitchen」です。

大野さんは、ANOをオープンする前から様々なイベントに協力・出店していました。

POT-SHOTつながりでイベント出店の時には、飲食を担当する事が多かった。

 

一階にある雑貨店「POT-SHOT(ポットショット)」はもともと、ANOの大野さんと深沢さんが始めたお店。

POT-SHOTさんは2006年にオープンしたお店で、川越で長く雑貨店を営んでいます。

世界の民芸雑貨と天然衣料を扱っています。

「POT-SHOT」
川越市岸町2-30-20
月曜日~土曜日 12:00~19:00
日曜日 12:00~18:00
定休日 火・水曜日
info@pot-shot.net
TEL&FAX049-210-0265

HP:

http://www.pot-shot.net/

Instagram:
https://www.instagram.com/potshot1/

 

POT-SHOTの建物が大野さん所有のもので、その二階で始めたのが、「ANO kitchen」です。

 

POT-SHOTの深沢さんたちが、所沢市で開催していたイベントが「OWL FES(アヲルフェス)」。

大野さんも実行委員として関わっていました。

OWL FESが好きな人にはANO kitchenは間違いなく刺さると思います。

川越style

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OWL FESは、森の一画にまとまって出店してるのではなく、森のあちこちに点在して出店している形で、散策しながら発見していく。

お店より森が主役。歩く事でより森を感じる。

この森のイベントを企画・運営していたのが、「POT SHOT」の深澤さんと川越市渋井にあるアンティーク、和骨董、コレクタブルズ、ビンテージ雑貨「SUNDAY GARAGE」さんです。

おおたかの森の事を知ってもらいたい、その一心で企画したこのイベント。

誰にも頼らず後援も受けず自主企画で、この規模のイベントを実現した事に驚きます。

歩くだけでも楽しく、歩いているとどこにいても音楽が聞こえてきて、

秋刀魚が焼ける煙が立ち、

ににぇむにぇのコラの演奏があって、

ステージに飾られた流木に圧倒され、

草の上に座り込んで聞く人がいて、

どこに座ってもその人の自由で、

ホタテとビールを堪能しながら聞く人がいて、

飛行機雲をみんなで指差し、

森を見て、また音楽に体をゆだね、

大木のような巨大キャンドルにびっくりして、

ジャンベの演奏体験のワークショップにたくさんの人が参加していて、

池の生物を覗き込む子たちがいて、

池を恐る恐る、でも楽しそうに渡る子たちがいて、

トンボを追いかける子たちがいて、

そんな様子をスケッチする人がいて、

みんなが楽しそうで。

そしてまた、森を感じて。そんなイベントだったのです。
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OWL FESTIVALは、単に盛り上がればいいというものより、環境意識から始まったイベント。
この森は単なるイベント会場ではなく、「おおたかの森トラスト」が保存してきた森。
この辺一帯はかつて、埼玉県所沢市、狭山市、入間市、川越市と大井町、三芳町の四市二町にまたがる武蔵野の雑木林が広がっていた。
そう、川越まで含めて広大な雑木林がかつてあったんです。
一帯の森は、かつては4000ヘクタールもあった。
埼玉県西部に広がる雑木林には絶滅の危機に瀕しているオオタカが生息しています。
この地域は 江戸時代に新田開発が行われ、住民らが畑を乾燥と強い風から守るために屋敷林や大きな雑木林を作りました。
薪や炭にするコナラ、クヌギ、アカマツ、農具に使うエゴノキなどを主体にいろいろな樹種からなる森です。
農業とともに生きてきた雑木林はオオタカのほか、キツネ、タヌキ、野ウサギなど多くの野生の生き物が棲む豊かな森になりました。
今、この雑木林が墓地や産廃施設、資材置場、病院などの開発により、日々削られています。
「おおたかの森トラスト」では、この雑木林を残すために、炭焼き、森の手入れ、シイタケ栽培、森のゴミ拾い、炭を使った川の浄化、こども対象の「こどもエコクラブ」等のさまざまな活動をしてきました。
川越style
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今回イベントが行われているこの場所も、もともとは深い森。
それが解体会社の資材置き場になって、瞬く間に森は消えていった。
平地だから利用しやすい、と都合よく使われた森。
その後会社は倒産し、土地は放置され荒地に。
荒れた様子を、おおたかの森トラストは、
「地面はコンクリート、見える所全部にゴミ山、赤土で、荒れ放題の土地でした」
と語ります。

この荒れた土地を自分たちで購入しようと、資金集めに奔走。

「森をなんとかしたいと思ってる地域の人が多かったんです」
なんと、2週間で2400万円ものお金が集まった。
ここの森に親しみを抱く方がそれだけいた。


おおたかの森トラストが購入した森は、この時で7ヶ所。
OWL FESTIVALが開催された森は、2013年4月に購入した7番目の場所。
「生物のすみかになるように」と、近隣の学校の子どもたちなどに協力してもらって、保存活動を行っています。
「子どもたちに残したいと思うので、子どもだちと一緒に活動をやっていきたい」
子どもだけで年間2000人が、この活動に参加している。

今のおおたかの森には池もあります。
池には、ノスリにギンヤンマ、アオイトトンボたちがやってきます。
そしてある時、子どもたちと活動している時・・・
子どもがオオタカがエサを食べている姿を発見した。。。!
そう、おおたかの森に、オオタカが戻ってきたんです。。。
あまり鳴かないから見つけにくいオオタカ。
「子どもたちが見つけてくれたのが嬉しかった」
夏にはフクロウがやってくるし、これだけの生物が今戻ってきてくれたんです。
「地面を確保する事が大事なんです。地面がちゃんとあれば、生物は戻ってきてくれる」
「森も植物も鳥も、もう見るだけの時代じゃない、守る活動する時代だと思うんです」
そう語っていたのが印象的でした。
川越style
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ANO kitchenさんは、イベント出店にも積極的で、2023年8月19日(土)クレアモールのクレアパークにて開催される「サンロードビアパーク」に出店。
人気店がお酒やつまみをずらりと提供、ステージでは音楽LIVEが行われました。

ANOさんも、ビール、ナチュールワイン、ニコラシカ、スマッシュドポテト、ブリトー、バンドーなどを提供。

(川越style「サンロードビアパーク」クレアパーク サンロード商店街
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12756623981.html

「サンロードビアパーク2023」
2023年8月19日(土)

11:30~19:30

会場:クレアパーク

主催:サンロード商店街振興組合
Instagram:

https://www.instagram.com/sunroadbeerpark/

 

今後も色々なイベントに出店していく予定です。

 

 

身体に優しい料理を。

 

素材にこだわり、その時の旬から料理を考える。


「ANO kitchen(あのキッチン)」
川越市岸町2-30-20 2階
営業時間
11:00〜18:00
※18:00の時点でお客様が居ない場合は閉店
18:00以降はお店に連絡すれば開いています。InstagramのDMで連絡してください
定休日 水曜日
木曜日は予約のみの営業
TEL 070-8314-1257
Instagram:
https://www.instagram.com/ano_kawagoe/
X:
https://twitter.com/anokawagoe