川越style「凪-NAGI-(ナギ)」武蔵野うどん 焼き芋 おでん 霞ヶ関 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

地元の恵みを頂く。

「川越で作った農産物を、飲食店を通して、川越へ届けたい」。

 

自分たちで作った農産物を自分たちのお店で使用する。

素材を活かすための場としての、飲食店。

 

『凪』のような雰囲気の中で、地産地消の食事を楽しむ。

 

2022年4月に霞ヶ関にグランドオープンしたうどんとおでんのお店が、「凪-NAGI-(ナギ)」さん。

お店があるのは、川越市的場北。

東武東上線霞ヶ関駅南口から徒歩3分ほどのところにあります。

マツモトキヨシ霞ヶ関駅前店の交差点からかすみ北通りに入ってすぐ左手。

東京国際大学がある通り沿いです。


「凪-NAGI-(ナギ)」
川越市的場北2-3-8(霞ヶ関駅南口より徒歩3分)

営業時間

18:00~01:00(ラストオーダー00:30)

火曜日・水曜日休み
049-299-5998(テイクアウトの注文は電話にて)

info@nagi-kawagoe.com

※テイクアウトにも対応しています

Instagram:

https://www.instagram.com/nagi_kawagoe/
Facebook:

https://www.facebook.com/nagi.kawagoe

 

お店の外には象徴的に壺が置かれ、さつま芋のつぼ焼きを提供していることが一目で分かります。

店先の販売スペースにて焼き芋を提供中。

さらに、焼き台でだんごを焼いている実演も行っており、思わず立ち止まる人も多くいます。

 

扉を開くと、落ち着いた店内にはテーブル席・カウンター席があり、ジャジーなBGMが流れ、まさに「凪」のような緩やかさを感じさせます。

凪さんは、穏やかな海の「凪」の状態のように、穏やかでゆったりとした気持ちで過ごして欲しいと、「凪-NAGI-」と名付けられました。

お店には地域の人が中心に訪れ、さらに武蔵野うどんフリークも足繫く通っています。

 

凪さんでは、的場の農業生産法人VEGETA穂の農産物を使用しています。

地産地消を通じて、SDGsの11番目の目標、

「住み続けられる まちづくりを」

の実現に取り組んでいます。

 

凪さんは、武蔵野うどんをメインに、定食メニュー、おいなりや団子や焼き芋を提供しています。

うどんは、自分たちで作った小麦も使用し、自分たちで作った野菜を料理に活かしている。

地産地消を、自分たちの中で形にして回しているお店、会社が凪さん。

夜営業は、おでんを中心に、おばんざいなど様々な料理を用意し、ビールや日本酒など多種多様なお酒を提供する居酒屋スタイルになります。

 

凪さんのうどんは武蔵野うどんですが、武蔵野うどん専門店ではない。

うどんにおでん、団子に、焼き芋という幅広いメニューを展開しています。

このメニュー構成にはどんな理由があるのか??

お店の思いとは?

奥にある経緯を知ると、凪がここでやろうとする信念がくっきりと見えてきます。

 

まず、第一のテーマが、うどん。

川越には武蔵野うどんのお店は多いですが、「自家製小麦」も配合した武蔵野うどんというのはほとんど存在しない。

自家製というのは、小麦を生産するということで、そこまでやる、できるお店はないのが現実。

凪のうどんで使用する小麦は、川越の畑で作った自家製小麦も使い地産地消を自分たちで実現しながら、武蔵野うどんを提供しています。

埼玉県の小麦「農林61号」と金すずらんをブレンドしたダイナミックなコシの特性麺。

凪の要望に応え、小麦粉を製麺しているのが、仙波町にある「萩原製麺所」さん。

 

「凪のうどん開発のために、萩原製麵所さんと話し合いと試作を重ねてオリジナルの麺を開発しました」

 

ここでも、地元の会社と連携するために川越の製麵所とタッグを組んでいる。

うどんのつゆには、出汁は最高級の「飛魚」と薄口醬油で仕上げた、埼玉県では珍しい「あご出汁」を使用しています。
あご出汁の原料はトビウオを乾燥させたもの。
海上を飛ぶトビウオの体は、他の魚より雑味の原因になる脂肪分が少ないと言われています。
これが、スッキリと上品な出汁の味に繋がっています。


自家製のコシのある武蔵野うどんとの相性も良い。

 

定食メニューは、あじフライ定食は、仕入れたその日に捌いた新鮮なあじを使用しています。
チキンカツ定食は、ヘルシーな鶏むね肉を、ジューシーに揚げたボリュームある定食。
おばんざい定食は、女性スタッフが真心を込め、心あったまるような定食です。


おばんざい定食のおかずはバランスを考え定期的に変わっていき、
・ナスとピーマン味噌炒め
・レンコンきんぴら
・もやしのナムル風サラダ

・天ぷら3種盛り
・アジの南蛮漬け
・豚しゃぶサラダ

⁡・レンコン豆腐ハンバーグ
・じゃがいもカレーきんぴら
・切り昆布煮

・ナスとピーマンの味噌炒め
・レンコンきんぴら
・もやしとチキンのナムル風
といった内容で行くごとに楽しみが広がる。

ちなみに、夜営業でもおばんざいは単品で提供しています。
お酒とともに楽しむことができます。

 

 

 

食材でさらに驚くのは、小麦のみならず、お店で使う野菜などの食材の多くが自家製で、川越の畑で作られた農産物が川越のお店で使われているという農商連携を形にしています。

お米も作っているので、それを活かすためにも団子を提供。

うるち米、玄米を生産しているので、それぞれの団子をお店で焼いています。

さらに、さつま芋も作っているので、お店では焼き芋を提供。

こうして見ると、なぜ、うどん・団子・焼き芋というメニューがあるのかという理由が分かります。

初めにメニューがあるのではなく、畑が先にある、そこで作る農産物からメニューがあるという順序で凪のメニューがあります。

焼き芋にも力を入れ、店頭でつぼ焼き芋を販売しています。


さつま芋は現在、「紅はるか」「ムラサキマサリ」「翠王」「ハロウィーンスイート」などの品種を扱っています。

さつま芋を生産する「ベジタ穂」は、「さつま芋博士」こと農学博士 山川理氏の指導のもと、種芋の選別、育苗、定植、管理、収穫を行っています。特に「紅はるか」は糖度も高く、人気商品の一つです。
糖度を高くと言っても、収穫時は糖度が高くありません。

ベジタ穂では、収穫後約2ヶ月、温度、湿度管理のされた室で熟成を行っています。この処置をしないと糖化が進まず、甘いさつま芋にはなりません。
温度が低ければ、低温障害で腐敗し、室の換気をしなければさつま芋自らが出すエチレンガスによって腐敗が進みます。
熟成・保管管理が美味しいさつま芋を長期に渡ってご提供できるかのミソになります。

 

さらに、自家栽培したお米を使った団子も扱っています。

 

凪を運営している会社が、株式会社秀拓です。
秀拓では、以前、おいせ橋通りにあった「自家製さぬきうどん かわすみ」を展開していました。
かわすみは、マルシェ型飲食店複合施設を建設予定に建て替えのため、2021年9月で閉店となりましたが、かわすみファンが凪にも足を運んでいます。

かわすみが讃岐うどんのお店なら、凪はTHE 武蔵野うどん店。

川越市民には馴染みがある武蔵野うどんで、地域の人が通いやすいお店になっています。

農業と商業を繋いだ地産地消を感じてもらうためにも、川越で地産地消のうどんと言えばやはり、武蔵野うどん。

武蔵野うどんをテーマにしたお店を新たに立ち上げました。

凪のうどんの出汁には、かわすみの系譜で讃岐の出汁でブラッシュアップ。

懐かしくも新しい、

新しくも懐かしい、凪による武蔵野うどんです。

 

株式会社秀拓は不動産の会社、というイメージがありますが、不動産の会社だからこそ農地についても詳しく、農地利活用にも積極的で、さらに飲食事業を展開することで、農業と飲食・商業を繋ぐことができています。

川越で作った自家製農産物を自店の飲食店のメニューに使用しているという、地産地消を自社で回しているという川越でも稀有な例がここにあります。

自分たちの農業と飲食をがっちり連携させた第一号店が、「凪」でした。

 

「作る責任、使う責任」

 

凪を運営している株式会社秀拓は、不動産事業を展開し、さらに飲食事業、グループの株式会社ベジタ穂が農業事業を川越で手掛けています。

「株式会社秀拓」

事業内容
・土地開発事業
独自のノウハウとネットワークを活かし、
地域活性化につながる未来志向の企業を誘致。
・売買・賃貸事業
土地・一戸建・マンション・事業用物件等の
売買から、建物・駐車場等を管理まで。
・飲食事業

「株式会社秀拓」
〒350-1107 

埼玉県川越市的場新町14-2

049-233-1103
info@takusan.co.jp
JR川越線的場駅から徒歩5分
東武東上線霞ヶ関駅から徒歩20分
HP:

https://www.shutaku.co.jp/


 

株式会社秀拓が属している「拓産グループ」は、昭和53年に埼玉県川越市で創業、企業誘致などの土地開発事業を行う企業である、秀拓からはじまりました。
現在では保育及び介護事業、遊休農地を借用した農業事業、飲食店の企画運営事業などのグループ企業をかかえ、地域の活性化に貢献しています。
■拓産グループ
・株式会社秀拓 
・株式会社ベジタ穂 
・一般社団法人おひさま 
・MAISEN.US INC.
「拓産グループ」

HP:
https://www.takusan.co.jp/

 

持続可能な開発目標 / SDGsの達成に向けて。
拓産グループは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

 

◆拓産グループCSR活動
『私たち拓産グループは、土地開発事業を通して持続可能な街づくりに貢献すると同時に、株式会社ベジタ穂の活動を通じて、地域の農家の皆さま、次世代を担う子どもたちと様々な活動を展開しています。』
・体験農業
川越市立 霞ヶ関北小学校の子どもたちと、校外学習の時間に田植えと稲刈りを実施しています。
・耕作放棄地ゼロ運動
株式会社ベジタ穂は、高齢により耕作や土地の管理が難しくなった方から土地をお預かりし、お米をはじめ、さつまいもやトマトなどの野菜を生産しています。
・就学支援活動(インド)
インド・ビハール州ブッタガヤにおいて、より良い教育を受けて未来の夢が叶えられるように子どもたち三人への就学支援活動を行なっております。
サニー・クマール君(10歳) シヴァニ・クマーリちゃん(9歳) ニルマラ・クマーリちゃん(6歳) 拓産グループの活動をサポートしてくれている現地スタッフのラケッシュ・バルマ氏

拓産グループに属している、農業生産法人 株式会社ベジタ穂。
川越で農作物の生産、販売および加工事業を手掛け、この会社が凪に地元産農産物を卸しています。

「農業生産法人 株式会社ベジタ穂」

HP:
https://www.vegetaho.co.jp/

『暮らしやすく活気のある地域社会を実現するため、「自給率の向上」「遊休農地ゼロ運動」「地域雇用の促進」の3つの理念を大切に活動しています。』

食の安全や自給率向上を徹底させ、自らが納得のいく農業をするために平成22年2月に設立されました。同年3月に農業生産法人となり、同時に川越市より法人として認定農業者の資格を取得いたしました。
現在、川越および近隣地区の遊休農地を活用して主にサツマイモと米を生産しております。地産地消を推進し地元の皆様に安心安全な農産物をお届けするべく日々農業に取り組んでおります。

■事業内容
生産農産物
・水稲栽培
品種:きぬむすめ、コシヒカリ、にこまる、羽二重
作付面積:約6万9千㎡
・露地・ハウス栽培
品種:さつま芋、小松菜、大豆、白菜、かぶ、ブロッコリー、トマト、なす、
きゅうり、ケール、ねぎ
作付面積:約15万㎡
 

 

日が暮れて、凪の夜営業が始まる。

昼営業とはまた違う、昼・夜一体としてありながら、夜はさらに世界観が広がっていきます。


◆おでん

・大根
・生こんにゃく
・もち巾着
・豆腐屋さんのあつ揚げ
・白もつ
・いわしつみれ
・はも天
・ちくわぶ
・軟骨入りつくね
・お魚屋さんの鯛ちくわ
・トロトロ牛すじ
・豆腐屋さんのがんもどき
おでんには、楽しめる5種類の調味料、からし・柚子胡椒・わさび漬け・山椒・特製の出汁粉を用意。
他の料理は、様々な種類を用意。こちらも定期的に変わっていきます。
◆おばんさい

・店内の黒板メニューから

◆逸品

・ツーンとわさびのタコポケ

・うどん粉ぎょうざ

◆魚肴

・本日のお刺身盛り合わせ

・ハワイアン醤油アヒポケ

・みょうがとしそのごま鯖合え

◆磯焼

・本日の干物

・青森県産サザエのつぼ焼き

・紅ズワイガニの甲羅焼

◆揚物

・味玉天ぷら

・里芋の出汁揚げ

・ホタルイカのから揚げ

・アジフライのらっきょタルタル

・チキンカツきゅうりソース

◆彩菜

・しらすと大根サラダ

◆酒肴

・本日の魚の南蛮漬け

・タコときゅうりの麹和え

・男のポテトサラダ

・ネバネバ揚げ出し豆腐

・豚キムチ

・京生麩の田楽

◆珍味

・珍味盛り合わせ

・アオリイカの山椒和え

・梅水晶

・燻製マカジキのクリームチーズ巻き

◆〆

・梅冷やし混ぜうどん

・松本醤油の焼きおにぎり

・胡麻鯖焙じ茶茶漬け

 

刺身を始め魚料理も凪のディナータイムの売りで、刺し盛りはその日の仕入れによって変わり、ある日には千葉県産・金目鯛とイサギ漁港で獲れたマグロの赤身といったように内容が変わります。

さらに夜では、ランチでは提供していないうどん、梅冷やし混ぜうどんを提供。
さっぱりとした、コシのあるうどんが〆にぴったりです。


お酒は、ビールを始め、ジャバニーズ・ウィスキー、日本酒、焼酎、果実酒、レモンサワー・お茶割り、ワインがあります。

 

凪さんのディナータイムは、おでんをメインとした居酒屋となります。

他にも、おばんざいや逸品料理を用意し、日本酒や焼酎、ビールなどのお酒と共に楽しむことができるスタイルに。

もちろんこちらも自分たちが作った川越産農産物を積極的に料理に活かしていきます。

凪さんのディナータイムには、お酒はもちろんのこと、料理が美味しいと、料理を目当てに来る人が多いのが特徴。

居酒屋が多い霞ヶ関にあって料理で人を呼んでいるお店となっています。

 

看板となるおでんは、うどんのつゆ同様、出汁をしっかり取っているのが強み。

かつお節と昆布を効かせた出汁にかつお節の荒削りを効かせ、醤油で風味を効かせたまとまりある味に仕上げています。


 

凪さんは、外のイベントに出店することも多く、ウニクス川越・ウェスタ川越で開催された「和くわく市&河越お茶日和」や「小江戸川越お芋festival!!」に出店。

今後も、色々なイベントにも出店していきます。


「川越で作った農産物を、川越の人に」

 

川越の恵みが感じられるお店です。

 

「凪-NAGI-(ナギ)」
川越市的場北2-3-8(霞ヶ関駅南口より徒歩3分)

営業時間

18:00~01:00(ラストオーダー00:30)

火曜日・水曜日休み
049-299-5998(テイクアウトの注文は電話にて)

info@nagi-kawagoe.com

※テイクアウトにも対応しています

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