川越style「3コイン3DAYS」3つのコインで商店街を楽しむ 角栄商店街 | 「小江戸川越STYLE」

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川越の様々なまちづくり活動に従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

「車社会による大型スーパーへの流れやネットの広がりによって、全国で商店街の弱体化が叫ばれています。

そして、霞ヶ関も少子高齢化の波が押し寄せ、「シャッター通り化している商店街と空き家が増えている住宅地」というのが現実。

各店主の長年の努力によって守られてきた商店街ですが、この厳しい現実の問題に向き合っていかないと、子や孫にとってもこの故郷である街・商店がなくなってしまう。

この故郷を消さないためへの小さな一歩ではありますが、まずは商店主がつながり、商店街が元気になり、住民(お客さん)が「住み続けたい町、住んでみたい町」として活性化への動きに繋げていきたい。」

 

3コインで商店街を楽しみつくす。

 

川越の霞ヶ関にある角栄商店街。
角栄商店街で全国初の試みの商店街セール「3コイン3DAYS」が開催されています。

「川越市角栄商店街振興組合」

HP:
https://kakuei.info/

Facebook:
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Twitter:

https://twitter.com/kakueishopst

YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UCzzZZsli3k9MNoWuoKjQuXg

 

川越市、東武東上線霞ヶ関駅から徒歩10分ほどのところにある角栄商店街。

昔から続くお店もあれば、近年・今年オープンしたお店もあり、レトロな町並みが再注目されている商店街です。

「3コイン3DAYS」は、その名の通り、角栄商店街にある25のお店で「3つのコイン」で楽しめるメニューを提供するイベントで、3日間にわたって開催されました。

3つのコインで3日間なので、3コイン3DAYS。

おそらく、全国で初の試みです。

商店街の参加店は、それぞれ3つのコインで特別な商品を用意します。

3コインは、百円3つの三百円の商品もあれば、五十円、十円を組み合わせた金額で用意するお店もありそれぞれです。

小銭をたくさん持って、いろいろなお店を回れる楽しさを提供。

商店街のイベントでこれだけ多くの参加店がるのも角栄商店街ならでは。


また、今回のイベントのもう1つの目玉が、「オープンチャット」です。
これはLINEで角栄商店街とお友達になると、お店からのリアルタイムな売り切れ情報、チラシに載っていないお得情報が得られるばかりでなく、お買い物に来ている人同士がお買い物自慢を楽しんだり、お買い物をしている人が書き込んだ情報をもとにお買い物を楽しんだりできるものです。
今回の「3コイン3DAYS」のテーマは、実は「コミュニケーション」。
実際にお店でお買い物をしてお店の人とのコミュニケーションを楽しむのはもちろん、LINEを通してのコミュニケーションも楽しめます。
オープンチャット

「角栄商店街3コイン3DAYS」:
https://line.me/ti/g2/nqIztuAOny_uZkRNYLawrM0sxVXGRfUuZTizmw?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

色々な面で新しい取り組みが多い「3コイン3DAYS」を企画したのが、川越市角栄商店街振興組合。榎並理事長がリーダーシップを発揮して開催に漕ぎつけました。

角栄商店街では、これまでにも斬新な取り組みとして、「100円商店街」が開催されてきました。

まず100円商店街があって、その発展形としてあるのが、「3コイン3DAYS」。

(YouTubeチャンネル「川越市角栄商店会振興組合」)

 

「3コイン3DAYS」

目的:商店街全体としてお客様をお迎えし、お客様にお店や店主を知ってもらう。

1、店主が主役 

2、来街者ではなく来店者を増やす 

3、継続が前提

効果:単独でのセールやイベントでは宣伝・広告費の限界があり、目的を果たしたお客様は帰宅してしまう(商店街での滞在時間が短い)が、商店街全体での企画によりインパクトが強く、集客率も上がる。知らない店・利用したことのない店にはお客様の足はなかなか向かないが、イベント(祭り)の雰囲気と3コインという安価ながらも商品を購入することで、安心して店内に足を踏み入れられ、店・店主を身近に感じてもらえる。

方法:店頭に3コインの商品を並べ、店頭でお客様との話しを弾ませ、商品の清算は店内で行う(必須ルール)。これにより、お客様は店内に入り店内の様子を体験し、他にも興味ある商品があれば購入意識を刺激できる。他の商品の購入につながらなくても、一度店内に入り店主などを身近に感じていただけれるとリピーターになり易い。

 

平成16年に山形県新庄市で始まった商店街活性化事業である「100円商店街」は、『商店街全体を100円ショップに見立て、商店街の各個店で100円コーナーを設けて販売する』というものです。現在の取り組みは全国100市町村に広がっています。

元来、商店街はFace to Faceでお客さんとコミュニケーションをしながらの小売りが魅力であり、強みです。

その魅力と強みを前面に出して行う「100円商店街」は、100円の商品をきっかけにして店主とお客さんがコミュニケーションを楽しむ企画です。

(注:商店街活性化事業として「100円商店街」、「まちゼミ」、「バル」が三種の神器と言われている。「まちゼミ」は平成15年に愛知県岡崎市で始まり、現在は川越市内で年に数回行われている。「バル」は平成16年に北海道函館市で始まった事業)

 

商店街の活性化として各地で開催されている100円商店街ですが、埼玉県内の実施地域としては、深谷市、飯能市、東松山市、草加市などがありますが、川越初の100円商店街が、かすみがせき100円商店街です。

各店が店頭にお買得の100円商品を並べて販売するイベントなので、「これが100円?」「あっちのお店には、こんなのもあったよ」とお客さんは宝探しのようにワクワクしながら、店頭に並ぶ100円商品を求めて商店街を歩きまわる(商店街での滞在時間が長くなる)。

店主は、アイディアを絞った100円商品を並べた店頭で、お客さんとの話しを弾ませる。お客さんは店内に入り、「なかなかいい雰囲気の店じゃない」「こんな商品もあるんだ!」と、アイディア商品を考える努力が、購入意識を刺激する。

売る側と買う側の双方が楽しい一体感を味わえるのも、この取り組みの魅力。

 

角栄商店街の「100円商店街」は2018年10月に開催。

好評につき、その後、2019年にも開催されています。

(川越style「かすみがせき100円商店街」かすみがせき昭和レトロすとりーと実行委員会
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12417146114.html

 

100円商店街の目玉企画が、「街町のこえ かすみがせき川柳」でした。

かすみがせきの商店街通り、街を愛する皆様の川柳で飾り付けて、街を訪れる皆さんに楽しんでもらおうということを考えています。その川柳を大々的に募集いたします。

■街町のこえ賞
小学生部門
・じじばばと いっしょに歩く しょうてんがい
・しょうてんがい いつもにぎやか 楽しいな
一般部門
・ 角栄は 昭和レトロで カックエェ〜
・「さびしさ」を 「落ち着きある」と ポジティブに
・商店街 駅伝選手 走りぬけ

■くらづくり本舗賞
・まちの声 笑顔あふれる 商店街

■最優秀賞
小学生部門
・長ぼうちょう はじめてみたよ 魚屋さん
一般部門
・生きてます! のぞいて見てよ 商店街

 

他にも、角栄商店街では様々なイベントが行われ、「ハロウィン」・「ボディペイント」・「街角ピアノ」も実施されています。

ストリートピアノには榎並理事長も参加。

(2020年10月31日角栄商店街「プチハロウィン」街角ピアノ)

 

これまでのストーリーがあり、その先に新しい取り組みとして始めたのが、「3コイン3DAYS」。

参加者は3コインを握りしめ、各店を回りながら各店の特別メニューを楽しみました。

また、昨年のハロウィンでもお馴染みのボディペイントも実施し好評でした。

 

3コインを持ってお店を回る子ども・大人の姿に、これはどこかで見たような・体験したような光景だと思ったら、そう、かつてどの地域にもいくつも存在し、子どもたちのコミュニティと社会体験場、それに店主という「大人」との交流を深める場となっていた、駄菓子屋さん。

お小遣いを握りしめてお金のやり繰りをしながら買い物体験を楽しむ、ことと、3コインを握りしめてどこのお店で買おうか頭を悩ませている姿が、絶妙にシンクロする。

それに駄菓子屋と言ったら、駄菓子以上に店主のキャラクターが話題になることがある思い出は、きっと皆さん共通体験としてお持ちでしょう。

商品と同じくらい店主の個性が駄菓子屋の良いところで、それも参加する商店街のお店にも見事にシンクロする。

個性を競う個人店が多く、そうなれば個性的な店主が居るに決まっているのだ。

3コイン3DAYSは言ってみれば、子どもたちにとっては街全体で壮大な駄菓子屋体験のようであり、3コイン3DAYSを通して、角栄商店街の潜在力に光を当てていました。

 

角栄商店街って面白いんだ、いいお店がたくさんあるんだ、参加者はあちこちのお店を巡りながら、お店のことを知り、店主に触れる体験を楽しんでいたようでした。

たかが3コイン、されど3コイン、3コインには無限大の可能性が詰まっている。

 

角栄商店街の3コイン3DAYSは、今後も定期的に開催されていきます。

「川越市角栄商店街振興組合」

HP:
https://kakuei.info/

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