学んで、つくって、食べて 農作業を通じお米から思いやりの心を育もう。
2021年6月13日、川越青年会議所が小学生を対象に田植えやおむすびワークショップを体験できる事業を開催。
思いやり育成事業「思いやりの心を育む~その手を繋いで未来へいこう~」。
思いやり育成事業「思いやりの心を育む~その手を繋いで未来へいこう~」。
・日時:6月13日(日)集合 9:30 開始 10:00 終了 13:50(※少雨決行)
・場所
■おむすびワークショップ 株式会社ライスセンター金子 川越市 大中居467-1
■田植え 利根川農園 川越市上野田町
・募集対象・人数 川越・川島在住の小学生(先着30名)
・参加費:無料
『この度、(公社)川越青年会議所(以下川越 JC)は 6 月 13 日に川越市と川越市教育委員会の後援をいただき、川越市・川島町の小学生 30 名を対象にした農業体験及び「食」の大切さを学ぶワークショップを開催いたします。私たち川越 JC は、日頃まちづくりの活動を行いながら、青少年の育成事業にも力を入れており未来を担う子ども達に感動を体験させ、思いやりの心を育むをことを目標としております。
昨今の SNS やインターネットが普及した社会で、昔のように子ども達が自然に触れ合う機会は少なくなりました。加えて今回の新型コロナウイルスの流行により、あらゆるものがオンラインになったことで子ども達は今まで以上に家に居る時間が長くなりました。画面上での繋がりが多くなったことはデジタル化推進の反面で、対面で人と触れ合う機会が極端に少なくなったことも意味します。他者との繋がりが希薄になり、直接的なコミュニケーションが失われたことは他人を思いやる心の欠如に繋がると私たちは考えます。
今回の企画では地元の米農家と協力し、直接「米」の大切さや食の有難みを子ども達に話してもらうことで、普段中々会うことのない生産者の方との交流を深めます。そこから、実際に田んぼで採れたお米を使い「おむすび」をつくり、栽培から食卓に並ぶ迄の大変さを学んでいただき、生産者や食事をつくってくれる人への感謝の気持ちを養うことが出来ます。一人では出来ない他者と協力しながらの田植えは、子ども達にコミュニケーションの場を与え、人と人を結ぶことから名づけられた「おむすび」を通じ、思いやりの心を育みます。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、マスク着用・消毒の徹底・ソーシャルディスタンスの確保・パーティションの設置などを行います。』
身近にある食べ物を題材に多くの人と出会い、体験を重ねることで子ども自ら人との繋がりを認識し、他者への思いやりを学びながらコミュニケーションする心を養うことを目的とした事業。
会場には多くの子どもたちが参加していました。
「思いやりの心を育む~その手を繋いで未来へいこう~」の事業を主催したのが、公益社団法人川越青年会議所。
「公益社団法人川越青年会議所」
〒350-8510
埼玉県川越市仲町1-12(川越商工会議所内)
電話 049-229-1810
info@kawagoe-jc.or.jp
HP:
https://www.kawagoejc.com/
『私たちが所属している青年会議所とは「明るい豊かなまちづくり」の実現を目的として、自らが次代を担う世代として責任を持って活動する団体です。
組織構成としては、日本全国それぞれの地域で活動する約700の青年会議所があります。そして、そこから出向したメンバーで構成される、「日本青年会議所」、「関東地区協議会」、「埼玉ブロック協議会」と協議会が各地ごとにあり、さらには「国際青年会議所」「アジア・パシフィック」など全世界の112カ国にネットワークを持ち27万人を越える会員が所属しております。
20~40歳までの青年男女であれば、職業・企業の規模や宗教・政治的な考え方の区別なく、個人の自由な意思によって各地域の青年会議所に入会することができます。
現在、私たち川越青年会議所では、川越市及び川島町に在勤もしくは在住の90数名の会員で構成されています。
川越に住んでいながら地元の知り合いが少ない人や、川越に引越ししてきてなかなか地元のことがわからないという人にも、是非入会をお勧めします。「明るい豊かなまちづくり」という社会貢献を共通の目的とした組織で、仲間と刺激し合うことは青年時期の体験としてかけがえのないものになると思います。』
■青年会議所の理念
青年会議所は活動の基本を「奉仕」「修練」「友情」の信条を基に、会員は「明るい豊かな社会を築き上げる」ことを共通の理想としています。
また、会員相互の啓発と交流をはかり、公共心を養いながら地域との協働により社会の発展に貢献することを目的としています。
■活動紹介
・地域特性を活かしたまちづくり
JCでは市民や行政の共感を得ながら、地域の特性を活かしたまちづくり運動を展開しています。自らが先頭に立ち、環境美化や地域の魅力再発見、伝統の復活など、自分たちの住む地域の活性化に若いエネルギーを燃やしています。
・成長の糧となる貴重な体験の数々
メンバーのスキルアップ、リーダーシップの向上のため講演会等様々な事業を開催。毎回さまざまな分野のスペシャリストを講師としてお招きしております。
・子供たちの育成
未来を担う子どもたちの健全育成のために、さまざまな青少年事業を展開しています。学校・家庭・地域のかけ橋となるべく活動を行っています。
2021年度 基本計画
◆基本理念
『自分以外の何かのために全力を尽くすことで、自発的に生きていく力を育む。若い世代の可能性をまちへと繋げることと、まちに愛される取り組みを推進する。多くの人びとを巻き込み、時代に即した組織へと変革するとともに、たくさんの出会いを生み出し想いを共有し、結束を強めることで、時代を切り拓く川越を創造する。』
◆基本方針
①変化を恐れず行動する大切さを学び、普遍である感動を体感させる、未来に向けて時代を切り拓くひとづくり
②若い世代の可能性とその声をまちへ届け、企業がまちに愛される取り組みを行う、時代を切り拓くまちづくり
③たくさんの出会いが他者を想う心を育み、我々の運動に多くの人びとを巻き込む、時代を切り拓く組織づくり
④ひとつの方向に向かい、結束を強めることで、一丸となって取り組む会員拡大
・スローガン
「今こそ若き青年の結束を さぁ ともに時代を切り拓こう」
・キーワード
「時代を切り拓く」
2021年度理事長
神戸光邦
『川越は各産業がバランス良く発展しながらも、都心のベッドタウンでもあり、観光都市でもあるといった多様な顔を持つ都市として栄え、今後ますますの隆盛が期待されております。しかし、時代の流れに伴う様々な課題も発生しており、更には昨今の災害や疫病の感染拡大など、その未来は誰も正確には予測できません。多くの期待と不安が混在する中で、このまちは新しい時代を迎えようとしています。
今こそ若き青年の代表である我々が、予測できない未来に先駆け運動を展開し、時代を切り拓く川越を創造していかなければなりません。
「時代を切り拓くひとづくり」
社会を取り巻く環境が急速に変化をし続けている今日、最善だった選択が明日も最善の選択であるとは限りません。どんな明日が訪れようとも現状に捉われることなく、変化を恐れず行動を起こすことの大切さを学び、時代を切り拓くリーダーへと成長してまいります。
また、無限の可能性に満ち溢れている未来を担う子ども達には、多くの人びとと協力し自分以外の何かのために全力を尽くすことで、いつの時代においても普遍である感動を体感していただきます。その経験を通して、これからますます変化していく環境の中で、いかに自発的に生きていくことができるかを学び、自ら未来を切り拓くことができる人財へと成長していただきます。
「時代を切り拓くまちづくり」
このまちは、まちに住む人びとが主体となって互いに知恵を絞り、力を合わせて困難を乗り越える中で、新たな文化や慣習を紡いできました。しかし、現在若い世代を中心に地域との結びつきは弱くなってきています。地域に眠る若い世代の可能性をまちへと繋げる取り組みを行い、その声をまちへ届けることで、時代を切り拓くまちづくりを展開してまいります。
また、市場への供給が飽和状態となりつつある今日、企業は競争だけでなく地域と調和をしていかなければなりません。商品力や生産性、サービスの向上のみならず、まちのために企業が果たすべき役割を見出し、まちに愛される取り組みを行うことを推進することで、時代を切り拓く企業へと発展していただきます。
「時代を切り拓く組織づくり」
ひとは一人では何もできません。(公社)川越青年会議所の組織力を高めて、多くの人びとを巻き込み、まちづくり運動を展開する必要があります。そのためには、多くのまちづくり団体が存在するこのまちにおいて、時代に即した組織へと変革するとともに、既存の手法に捉われず事業を展開しなければなりません。メンバー一丸となって我々の運動を多くの人びとへ伝えることでたくさんの出会いを生み出します。また、膝を突き合わせて多くの議論を交わし、その想いを共有していくことで他者を想う心を育みます。そして、多くのメンバーとともに支え合いながら、まちづくりというひとつの方向に向かって走り続け、メンバーの結束を強めることで、多くの人びとを巻き込み時代を切り拓くことができる組織へと成長してまいります。
「最後に」
私は(公社)川越青年会議所へ入会して、多くの個性と出会い、他人を想う気持ちやリーダーシップを学び、支え合うことによって、このまちとの繋がりを深めさせていただきました。本年、私の青年会議所活動の集大成として、(公社)川越青年会議所への感謝を胸に、ひと、まち、組織と本気で向き合い、第六十一代理事長として不撓不屈の精神を持ち、全身全力で邁進することをお誓いいたします。』
川越青年会議所の今年度の事業、伊佐沼近くにある協同組合川越バンテアン駐車場で実施したドライブスルー弁当、「DRIVE! Through to the future」は大好評を博しました。
(川越style「DRIVE! Through to the future」ドライブスルー弁当
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12660099302.html)
そして、川越青年会議所の青少年開発委員会が思いやり育成事業として実施したのが、「思いやりの心を育む~その手を繋いで未来へいこう~」でした。
青少年開発委員会のメンバーは、神戸理事長の掲げるテーマ、、
「時代を切り拓く川越を創造する」
をもとに、
「子どもたちが自ら未来を切り拓くことができる人財へと成長させる」
ことを担おうとしました。
そのために、他者と協調しながら未来を切り拓く心を育んでいくことが必要と考えた。
子どもたちの未来を切り拓く心を育成するため、年間を通した取り組みの計画を立てました。
「コミュニケーションする心」・・・多くの人との出会いと体験を通じて自己と他者との繋がりを知る
「チームワークの心」・・・多くの人びととの協力をもって全力で行動し、成し遂げる体験をする
「行動する心」・・・主体的に行動し、多くの人びとと協調しながら全力を尽くす体験
子どもたちの「コミュニケーションする心」を育む事業として、この6月の思いやり育成事業があり、
子どもたちの「チームワークの心」を育む事業として、7月にチームワーク向上事業を行い、
子どもたちの「行動する心」を育む事業として、8月に主体性開発事業を行う予定となっています。
6月~8月の3つの事業を通して、子どもたちが他者と協調しながら未来を切り拓く心を育んでいこうとしています。
そして、結果として、「時代を切り拓く川越が創造される」という全体の展開となっていました。
思いやり育成事業「思いやりの心を育む~その手を繋いで未来へいこう~」は、二つの会場で二つの体験という内容です。
それぞれ会場が異なり、前半部のおむすびワークショップの会場となったのが、川越市大中居にある「株式会社ライスセンター金子」さん。
県道川越新座線沿いにあり、周囲は田んぼに囲まれているところにあります。
ここでは、実際の米を作る生産者から、どのような思いでお米を栽培収穫しているのかお話を聞き、そのお米を使用したおむすびのワークショップを実施しました。
まず始めに、JAいるま野販売部の南雲さんのお米についてのお話し。
南雲さんは、学校などで授業の一環として講演することも多く、生産者と消費者の架け橋として日々活動しています。
子どもたちに分かりやすく話すことに慣れ、お米の歴史からお米はどうやって作られているのかなどの話しを詳しく伝えました。
子どもたちも真剣な表情で聞いていました。
おむすびワークショップの講師が、おむすび研究家・たいせつなことをむすぶ人「大倉千枝子」さん。
これまで、幼稚園等で自立支援をテーマにおむすびワークショップを行い思いやりを育んできました。
大倉さん指導により、子どもたちは美味しいおむすびの作り方をみんなで学びます。
おむすびでまず大事なのは、手洗いから。
手洗いの指導から始まるのが大倉さんのおむすびワークショップ。
その後に、実際にお米を上手くむずぶためのコツを伝授し、子どもたちは手にしたお米から自分でおむすびを作っていきます。
そして、田植え体験の会場となったのが、利根川農園さん。
川越西郵便局近くに田んぼ・畑がある農家さんで、川越ファーマーズマーケットでもお馴染みの農家さん。
利根川農園さんと言えば、代名詞となっているのがブルーベリーですが、もともとは米農家で、今でもお米を作っています。
稲を植えた田んぼの一角を今回の事業のために確保し、子どもたちに実際の田植えを体験してもらおうとしました。
子どもたちは素足で田んぼの中に入り、利根川指導のもと、一つ一つ稲を植えていきました。
思いやり育成事業「思いやりの心を育む~その手を繋いで未来へいこう~」。
お米にまつわる貴重な体験を提供し、子どもたちのたくさんの笑顔と共に、結束を深めた川越青年会議所。
川越青年会議所では、今後も川越のまちづくり活動を展開していきます。
「公益社団法人川越青年会議所」
〒350-8510
埼玉県川越市仲町1-12(川越商工会議所内)
電話 049-229-1810
info@kawagoe-jc.or.jp
HP:
https://www.kawagoejc.com/