川越style「ベントゥーラ BENTURA」スペイン料理 すぺいん亭料理長の新展開 本川越駅 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

川越で本場スペイン料理を楽しめるお店。
モザイクが彩る異空間で、パエリアをはじめスペインの伝統料理などを楽しめるお店。

 

2021年1月にオープンしたのが、スペイン料理「BENTURA(ベントゥーラ)」さん。

お店があるのは川越市中原町。本川越駅から徒歩1分ほど。

本川越駅西口から駅前ロータリーの先にある交差点を右折した通り沿い。

旧すぺいん亭中原店に新しくできたのがベントゥーラさん。


スペイン料理「ベントゥーラ BENTURA」
川越市中原町2-9-10

17:00~22:00 (料理L.O. 21:00 ドリンクL.O. 21:00)
土曜日 17:00~23:00 (料理L.O. 22:00 ドリンクL.O. 22:00)
月曜日休み
049-224-8080
2430ventura@gmail.com

西武新宿線本川越駅西口より徒歩約2分
HP:

https://ventura.owst.jp/

 

本川越駅近くに、スペインがある。

気軽に食べられるスペイン料理。

スペイン料理というと、真っ先にパエリアが思い浮かぶと思いますが、スペインは地域によって多種多様な郷土料理があり、肉に魚介に野菜など、豊富な食材で豊かな食文化が根付いています。

ベントゥーラさんでも、トラディショナルなスペイン料理をおさえつつ、新しい感性を注入して料理を提供しています。

 

川越でスペイン料理と言えばでお馴染みのすぺいん亭さん。

すぺいん亭で料理長を務めていた田中シェフが、この度、独立して自身のお店をオープンさせたのがベントゥーラです。

これまでのスペイン料理のテーマを引き継ぎ、さらに自分オリジナルにアレンジした料理を提供しています。

 

ここはかつて、すぺいん亭中原店があった場所です。

川越では生きる伝説のようになっている、スペイン料理の「すぺいん亭」さん。

すぺいん亭といえば、地元川越の人が、外からお客さんが来た時に、「では、川越でいいお店を案内するのはどこがいいか?」で挙げられるようなお店。

川越にこれだけのお店があるということを、地元の人が誇りに思っているようなお店です。

その、川越市今成、月吉陸橋近くのすぺいん亭で長く料理長を務めた田中シェフが、自身のスペイン料理店をオープン。

それが、すぺいん亭中原店だった場所。

 

すぺいん亭からベントゥーラへ。

 

すぺいん亭からの系譜を受け継ぎ、発展させるベントゥーラ。

 

すぺいん亭ファンにとっては、すぺいん亭のままスペイン料理店に替わったという安心感があり、

見方を変えれば今成のすぺいん亭の料理を本川越駅近くで楽しめるという恵まれた環境になりました。

そして、特筆すべきは、すぺいん亭で料理長を務めていたシェフだからこそ、すぺいん亭の世界観を誰よりも大事にし、すぺいん亭の外装・内装は手を加えずそのままの状態を維持しています。

すぺいん亭さんと言えば、その建物外装・内装の飛び抜け方が尋常ではない。

中原店だった建物は、すぺいん亭オーナーの村田さん達が自らの手で工事を進め、延べ7年掛かりで完成させたという逸品です。

とにかく、建物内は必見です。

店外と店内の世界がここまでがらりと変わるお店もなかなか見当たりません。

壁に帆立の殻を一枚一枚手作業で色を塗り、手作業で貼り付け、よく見れば天井にも帆立の殻が。

床の模様にもこだわり、椅子などのちょっとした模様も全て手作業で行ったという、信じがたいような熱情と執着で造り上げた世界です。

 

スペインのテーマパークのような、いや、スペインそのものの世界。

この世界を造り上げた事は、川越の飲食店では、一つの到達点ではないか。

いや、今の建物もまだ完成ではないかもしれない。

常に完成途上で、まるでスペインのサグラダ・ファミリアのように今も作り続けているような場所。

モザイクや鉄や天然木で飾られた重厚感のある小部屋が地下へと連なるまさに“大人の隠れ家”のような空間です。 

川越建物遺産のような建物が、すぺいん亭中原店なきあと、すぺいん亭出身の田中シェフが引き継いだことで、この建物の存続が決定。

これは実は川越としても大きな朗報でもあります。

入口の扉を開けた瞬間から、もう物語は始まっている。

 

店内は、カウンター席にテーブル席。
落ち着いた雰囲気漂うテーブル席は、デートや記念日のお祝いはもちろん、少人数での女子会など、女性に嬉しいプライベート空間。

 

一階部分からもう別世界観がありますが、さらに惹き込まれるのが地下一階席。

一階とはまた雰囲気が違う隠れ家的なコの字カウンター席は、本当にスペインのお店に来ているような感覚。

一度体験したら虜になっていくはず。

 

そして・・・地下二階席は飲食スペースとは違う展開をしているベントゥーラ。そのことは後述。



ベントゥーラさんでは、スペインの伝統料理を中心に、田中シェフのアレンジを加えた創作的なスペイン料理を提供しています。

本場スペインでは、そして日本でも東京中心にして、トラディショナルな料理をペースに、革新的な料理の展開が見られるスペイン料理。

斬新な発想よりも誰もが安心して楽しめる料理を目指し、スペインの家庭で料理を頂いているような雰囲気を大事にしています。

長く受け継がれてきた料理の美味しさ、安心、確かさ。

受け継がれる料理は受け継がれるだけの理由があり、ベントゥーラは伝統へのリスペクトは大事にしている。

そこに、限定的に黒板メニューで田中シェフのオリジナルの提案も加えて、田中シェフのスペイン料理、というジャンルを作っています。


お店では、テイクアウトにも力を入れ、ベントゥーラの料理を家で味わえるとなって好評です。

テイクアウトは昼12時頃から提供、事前予約だとスムースです。

お酒のつまみとしてだけではなく、ランチ向けにシェフのお弁当も数量限定で用意しています。

■テイクアウト
・おうち呑みスペインおつまみセット
・スペインオムレツ
・バレンシア風パエリア2人前から(要予約)
・イカスミのパエリア2人前から(要予約)
・ベントゥーラサンドイッチ
・シェフの気まぐれ弁当(数量限定)

 

そして、夜になればベントゥーラさんの本領発揮。

多彩なスペイン料理が提供されていきます。

仕事帰りの一杯をはじめ、友人との宴会やカップルでのデートなど幅広く利用されています。

 

メニューを開くと、これぞスペイン料理、というラインナップが並びます。

これがスペイン料理、これぞスペイン料理。
ベントゥーラ一押しメニューは、イベリコ最上級のベジョータ。

ドングリを多く摂取したベジョータは良質な脂を蓄え、特徴的なサシ(霜降り)が入り、美しい肉質になります。 何度も食べたくなるベントゥーラの看板メニューです。
他にも、オレンジサラダやパテ、海老のアヒージョ、独自メニューとして、イカスミの香りが食欲を掻き立てるイカスミのパエヤもあり。パリッとしたおこげがたまらない、魚介の旨味がご飯にギュッと凝縮しているイカスミパエヤ。

濃厚な魚介系の風味は食欲をそそります。

それに、スペイン各地から取り寄せたワインと合わせれば、幸福の一言間違いなしです。

 

元すぺいん亭の料理長というだけあって、料理の味は既に折り紙つき。

どの料理もクオリティが高く、舌の肥えた大人を魅了する料理の数々。

そして、ワインの美味しいこと。。。

スペイン料理の醍醐味に浸れるお店です。

■メニュー
イベリコ最上級ベジョータ
チョリソ
イベリコ豚のサラミ
ロンカルチーズ
ナバーラ地方の羊のチーズ
フエ
カタルーニャのサラミ
オリーブ盛り合わせ
グリーンオリーブ、黒オリーブの3種盛り
ケソマンチェゴ
ラマンチャ名物スペインチーズの逸品
スペインオムレツ
ポテトとタマネギのオムレツ、1ホールでご提供
フォアグラ入りスペインオムレツ
ピキージョ(2つ)
赤ピーマンの詰め物(本日の中身は?)
ポテトのロメスコソースあえ
ムール貝のグリーンソース(4つ)
ニンニクとアンチョビ風味の香草ソース
ムール貝のおつまみ(4つ)
辛いムール貝の煮込み
豚肉の田舎風パテ
マッシュルームのワイン煮
マッシュルームのオーブン焼き
モロッコインゲンと海老の卵あえ
海老のアヒージョ
天使の海老の鉄板焼
あさりとムール貝の漁師風煮
イカのスミ煮
カニのグラタン
白身魚のバスク風
イベリコ豚の鉄板焼きサルピコンソース
仔羊の鉄板焼1本
若鶏のエスカペッチェ
オレンジのサラダ
アンダルシアのサラダ
カタルーニャ風サラダ
バレンシア風パエヤ(2人前)
イカスミのパエヤ(2人前)
パン
パンコントマテト
アーモンドの田舎風ケーキ
本日のアイスクリーム
本日のプリン

 

メニューは、今後季節を意識して変更していく予定で、ガスパッチョやラタトゥイユ、チーズフォンデュなどなどを構想しています。

これから広がっていくベントゥーラの料理。

 

アラカルトの他に、コースも用意しています。
・全7品3.500円コース
デザート付き
コース品数:7品/利用人数:2名~

予約締切:来店日の当日17時まで

・全9品!生ハム付!4.500円コース
デザート付き
コース品数:9品/利用人数:2名~
予約締切:来店日の当日17時まで

 

ベントゥーラといえば、ワインなどのお酒も充実さも見逃せません。


Vino tinto(赤)

・ロスコンデス

生産地:カタルーニャ、ブドウ品種:テンプラニージョ 。アロマとソフトなタンニンのバランスが良く果実味豊かでフレッシュ。
3,000円(税抜)
・ヴィリャ・デ・アドノス 
生産地:バレンシア、ブドウ品種:ポバル。ワイルドストロベリーのような香りとしっかりとした味わいと柔らかい旨み。
3,500円(税抜)
・ラ・プランタ
生産地:リベラ・デル・ドゥエロ、ブドウ品種:テンプラニージョ。ブラックベリーやバニラ、チェリーが混ざり合った風味と心地よいフレッシュな酸味。
4,000円(税抜)
・マンサルケ フィンカ・エレス
生産地:カスティーリャ・マンチャ(ビノ・デ・パゴ)、ブドウ品種:カベルネソーヴィニヨン テンプラニージョ。プラムやフランボワーズの豊かな果実味と甘いタンニンを感じる味わい。
4,800円(税抜)
・オンダーレ
生産地:リオハ、ブドウ品種:テンプラニージョ ガルナッチャ マスエロ グラシアーノ。芳醇な香りと上品で滑らかなタンニンで熟成からくる樽の香りがアクセント。
5,800円(税抜)
・アルスアガ
生産地:リベラ・デル・ドゥエロ、ブドウ品種: テンプラニージョ カベルネソーヴィニヨン。熟したフルーツの香りと果実の力強さを持ちながら、著しいワインでエレガントなタンニン。
6,500円(税抜)
Vino tinto(白)
・ロスコンデス
生産地:カタルーニャ ブドウ品種:マカベオ シャルドネ。ジャスミン・パッションフルーツ・りんご等の香りでフルーティーでなめらかな口当たり。
3,000円(税抜)
・マンテル・ブランコ
生産地:ルエダ ブドウ品種:ヴェルデホ。フレッシュで爽やかな果実の香りで、キレの良い酸味。魚介類と良く合う味わい。
3,500円(税抜)
・マーティン・コダック
生産地:リアスパイジャス(ガリシア) ブドウ品種:アルバリーニョ。柑橘系の香りでフレッシュな辛口タイプでさわやかな味。
4,000円(税抜)
・カ・ネストラック
生産地:カタルーニャ ブドウ品種:チャレッロ、マカベオ、シャルドネ、ガルナッチャ・ブランカ。黄金色の色合いで南国フルーツのような香り、フレッシュでボリューム感のある味わい。
4,200円(税抜)
・ロリニョン
生産地:リオハ ブドウ品種:ガルナッチャ・ブランカ 新鮮な果実や白い花の香り。心地よい酸味とボリューム感でバランスの良い味。
4,800円(税抜)
・マンサネケ シャルドネ
生産地:カスティーリャ・ラ・マンチャ(ピノ・デ・バゴ) ブドウ品種:シャルドネ。果実味と樽の香りのバランスが良く、ブドウの持ち味と香りを最大限に引き出している。

また、川越の飲食店シェフで唯一無二の側面として、ベントゥーラの田中シェフは占いも行っています。

占いもできるスペイン料理のシェフ。

田中シェフは、西洋占星術を予約制で視ています。お店の状況により予約なしでも受けられるタイミングもあり。

占いのための部屋が、階段をさらに下った地下二階部分にある小部屋の個室。

すぺいん亭時代は客席でしたが、ベントゥーラでは、ここを占いの部屋として活用しています。

そこはまさに占いの館。

雰囲気たっぷりの個室で、仕事の悩みや恋愛のことなど、様々なことを占ってくれます。

 

ベントゥーラの田中シェフは、どのような経緯でお店オープンに至ったのか。

これまでの歩みを振り返ります。

田中シェフはホテル勤務経験を経て、知り合いが立ち上げたスペイン料理店で6年、イタリアンベースの創作料理店で3年ほど働いていました。

色々な経験をする中で、やはりスペイン・スペイン料理への思いは捨てきれず、スペイン現地へも足を運び、その後、川越のすぺいん亭で働くことになりました。

当時は近隣ではスペイン料理=すぺいん亭というくらいの存在感で、スペイン料理を本格的に目指すならこのお店という選択でした。

田中シェフは、今成にあるすぺいん亭で16年厨房で働いていました。

その内、10年以上は料理長という立場で腕を振るっていました。

すぺいん亭とは。

「すぺいん亭」

http://spain-ichiba.p-kit.com/

『長い歴史の中で作り上げられてきたスペインの伝統料理をより多くのお客様に「おいしい」と言って頂けるよう創業以来約38年、努力して参りました。中でもスペイン料理の華“パエリア”では、1982年に5.5mの大鍋でギネス記録を樹立。また、本場バレンシア・スエカのパエリアコンクールに、アジア人として初めて挑み、以後、女性スタッフを含め国際部門では1位を6回、総合ではアジア人歴代最高位の2位を獲得するなど、数々の挑戦と記録を重ねながら、店でも屋外でもおいしく炊き上げる技術を磨き続けています。
世界で"No.1"に輝いたパエリアをはじめバスク、カタルーニャ、ガリシア、ラマンチャ、アンダルシアなどスペイン各地で育まれた逸品を、どうぞごゆっくりご堪能ください。 』

 

1983年に創業したスペイン料理「すぺいん亭」は、1号店は川越市旭町にありました。

1998年には今成にオープンしたのが2号店「西班牙市場」。

西班牙市場は、1号店の建物老朽化・解体に伴い、その後「Restauranteすぺいん亭」に改名。
2013年には、すぺいん亭中原店をオープン。

すぺいん亭オーナー村田さんとスタッフが数年掛かりで穴掘りから内装まで手掛けました。

村田シェフは、スペイン料理
村田 禮三 Reizo MURATA
1948年石川県生まれ。
20歳の頃、アルバイト先のフランス料理店の
支配人に見込まれ料理の道へ。
27歳の時、都内のスペイン料理店に入店。
新店出店に伴いスペインへ渡り料理を修行。
81年独立。大鍋パエヤの達人・ガルビスに師事し
82年、直径5mの鍋でギネス記録を樹立。
以後、数々のイベントやテレビ番組で料理を制作。
また、82年にヘレス・デラ・フロンテラで
日本人初のベネンシアドールの称号を取得。
83年「すぺいん亭」を開業。
バレンシア・スエカのパエヤコンクールに
アジア人として初めて挑戦し、90~92年には
国際部門で3年連続優勝を獲得した。
98年に2店舗目の
「西班牙市場(現Restauranteすぺいん亭)」をオープン。 

『真の「おいしさ」を求めて 
当店がご提供する料理に創作料理はありません。
私どもが求める「おいしさ」はスペイン各地の郷土料理にあります。
郷土料理は、土地の新鮮な食材を100%生かした
シンプルに「おいしい!」と言える料理です。
長い歳月の中、時代背景により変化しつつも、現代まで
吟味され、進化し続け、支持されて、受け継がれてきました。
ヨーロッパの宮廷料理も、各地の「おいしさ」を求めて発展し、
流通の悪い時代、新鮮な食材が揃わないなか、
料理人が試行錯誤を重ね、洗練されていきました。
1479年にスペインが王国として統一される以前、
その領土は、バスク、カスティーリャ、カタルーニャ、
ナバラ、アラゴンなどに分かれていました。
その各王国があった地方には、今も土地の食材を活かした
地元自慢の郷土料理がたくさん残っています。
流通やチルド技術が発達した現在では、
日本でも世界の新鮮な食材が手に入ります。
当店では、それらの良質な食材を使って
スペイン各地に伝わる名物料理を、より多くの方々から
「おいしい!」と言っていただける料理に仕上げるために
本場のコンクールや博覧会に参加しながら腕を磨き
その味を探求し続けてきました。
今後も、皆様のご愛顧に感謝しながら
より多くのお客様にご満足いただける「おいしさ」を求めて
スタッフと共に精進して参ります。』

すぺいん亭さんは、毎年、スペイン大使館が主催するパーティーでパエリアやチュロスを提供しています。

田中シェフも大使館で料理に腕を振るっていました。

そして、2021年1月に自身のお店をオープン。

すぺいん亭中原店を引き継ぎ、さらにスペイン料理の魅力を伝えるお店、ベントゥーラを運営しています。

 

川越にスペインがある。

 

スペインの伝統を大事にしながら、ベントゥーラの

 

川越のスペインへ、ようこそ。

 

スペイン料理「ベントゥーラ BENTURA」

川越市中原町2-9-10

17:00~22:00 (料理L.O. 21:00 ドリンクL.O. 21:00)
土曜日 17:00~23:00 (料理L.O. 22:00 ドリンクL.O. 22:00)
月曜日休み
049-224-8080
2430ventura@gmail.com

西武新宿線本川越駅西口より徒歩約2分
HP:

https://ventura.owst.jp/