川越style「Smiley(スマイリー)」古民家カフェ&バー 伊佐沼農産物直売所・伊佐沼庵 | 「小江戸川越STYLE」

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川越の様々なまちづくり活動に従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

川越の自然とカフェ。

伊佐沼とパンケーキ。

 

川越の郊外の楽しさが広がっていく。

 

2020年10日にオープンした、古民家カフェ&バーが「Smiley(スマイリー)」さん。

お店があるのは、川越市鴨田。

伊佐沼の北にある「伊佐沼農産物直売所」と「川越市農業ふれあいセンター」。

伊佐沼農産物直売所に隣接する、ランチにうどんを提供している伊佐沼庵さんの営業外の時間を使って、Smileyさんがカフェ&バーを営業しています。


「SMILEY(スマイリー)」
川越市大字鴨田922-1

平日 14:30~17:00 (L.O.16:30)
土日祝 14:30~19:00 (L.O18:30)
BAR( 完全予約制)

月曜・火曜休

049-226-3780

Instagram:

https://www.instagram.com/smiley_isanuma/
 

門をくぐって入ると左手に大きな古い古民家。江戸時代後期に建てられたもので、川越市福原地区の農家の民家を移築したものです。

建物内は広くのんびり寛ぎの空間。

 

外にはこちらも広いスペースでテラス席があります。

飲食は店内のみならず、外のテラス席でも可。

暖かい時期には土日ともなると人気の席となります。ペットなどと過ごすには絶好の場所になります。

お店にはたまたまふらりと立ち寄るというより、ここを目指してやって来る人がほとんどで、お店のInstagramなどを見ている人が多いという。

お店の営業は、

◆カフェタイム

◆ディナータイム(緊急事態宣言を受けて休業中)

の二つの時間帯があります。

看板メニューはパンケーキ。美味しいのはもちろん、見た目も映えてるので、写真を撮る人が多いのも頷けます。

 

お店というより、田舎の親戚の家に遊びに来たような感覚になる。

この場所の可能性。

まず、市民にとってはもうすっかりお馴染みの伊佐沼庵。

古民家で食べるうどんがなんとも懐かしさを倍増させるよう。

伊佐沼庵の営業終了後の、午後にオープンするのがSMILEYさん。

同じお店に思われるかもしれませんが、別々のお店として、それぞれ別運営になっています。

うどんからカフェという変わり方がここならでは。

 

そして、市民にお馴染みの伊佐沼農産物直売所。

 

「伊佐沼農産物直売所」・「伊佐沼庵」・「SMILEY」。

これまでは、伊佐沼農産物直売所と伊佐沼庵という二つのお店がある場所でしたが、これにSMILEYという飲食店が加わり、今後はさらに相乗効果が期待できそう。

 

ここは、昔の川越の暮らしを体感できる場所。

川越では古い建物を活かしたカフェも多く人気ですが、古民家の歴史と規模、質という点で行ったら実は川越で最高の古民家を使ったカフェになるかもしれません。

昔の雰囲気どころか昔そのものを体感できるのがここならでは。

SMILEYさんは、ロケーションも大きな魅力。

川越の自然の中の古民家カフェ。SMILEYさんがある地域といえば、まずは何と言っての農業の地域であることが挙げられます。米農家が多く、他にも野菜農家など多種多様な農家が周辺にいるのが特徴。

 

伊佐沼含め、川越の郊外の魅力。

 

川越は中心市街地の商業や一番街周辺の観光がメインというイメージがありますが、中心市街地を少し離れてみれば市内東西南北、農業地帯がぐるりと取り囲んでいます。

そして、伊佐沼・伊佐沼公園は、川越の郊外の自然を体験できる場所として市民に親しまれています。

伊佐沼公園は週末になれば大勢の家族で賑わい、夏にはBBQも多く行われているスポット。

 

特に春の桜の時期は、伊佐沼沿いの桜並木は川越の有名な桜ストリート。


 

夏になれば、古代蓮が伊佐沼に彩りを与えます。

可憐な古代蓮を見に、写真に収めに、毎年多くの人が訪れている伊佐沼の夏の風景があります。

 

他にも公園内を会場としたイベントも年中行事のようにあり、2年に一度は川越花火大会の会場にもなります。

(川越style「ふれあい福祉まつり」毎年5月伊佐沼公園で開催 川越市社会福祉協議会
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11866278778.html

 

これまで、伊佐沼公園に遊びに来て、近くにカフェがあったらさらに楽しいのに・・・

なんて思ったことがある人も多かったでしょう。

週末には伊佐沼公園に屋台出店がありますが、お店で寛ぐというのはなかなか叶わなかった伊佐沼。

SMILEYができたことで、伊佐沼自体の魅力や楽しみが上がっていく。

伊佐沼公園で遊び、午後のまったりとした時間にお店でパンケーキを食べ休むというコースが確立されました。帰りに伊佐沼農産物直売所で買い物だってできる。

もちろんその逆で、SMILEYで食事した後に伊佐沼公園で遊ぶのだってありです。

伊佐沼公園のイベントと一緒に立ち寄ることもでき、桜の花見と共にお店を利用することも間違いなく増えるでしょう。

郊外の自然と言うと、自然しかないと思われますが、こうしたお店ができることで郊外の楽しみ方が変わっていく。

川越の自然×カフェがここにも実現。

車のドライブで、バイク・ロードバイクで、犬連れでと、小旅行感覚で訪れる人が多いのも特徴です。

そして、伊佐沼近くの伊佐沼通りにスーパー銭湯ができることで、地域のオプションが増え滞在の魅力がさらに向上していきそう。

伊佐沼で遊び、SMILEYで食事し、最後にスーパー銭湯に入って帰るというコースができます。

 

SMILEYのメニューは、カフェタイムはパンケーキにハンバーガー。

パンケーキは、メープルのスフレパンケーキやクレームブリュレのスフレパンケーキがあり、季節限定でモンブランパンケーキを提供。注文を受けてからパンケーキを焼いています。

各メニューにはドリンクセットもあり。

 

パンケーキは甘過ぎず、生地の味がしっかり感じられるものに仕上げています。

定番の他に、季節限定としては、これまで秋にはモンブランパンケーキ、クリスマスパンケーキ、和のほうじ茶パンケーキ、バレンタインパンケーキ、ホワイトデーパンケーキ、花見の季節には桜をテーマにしたパンケーキなどを考えています。

 

古民家で食べるパンケーキの格別さ。

こうした体験はここでしかできない価値があります。

 

 

そして、ハンバーガーは、バンズには菓子屋横丁にあるパン屋「川越ベーカリー楽楽」さんの特注を使用。

楽楽さんは伊佐沼農産物直売所にも卸している繋がりがあり、SMILEYとも連携しています。

バンズの間に溢れるようにパテが挟まり、豪快に食べられる。

付け合わせの野菜も、その時の野菜で変わりますが、蕪のステーキなど簡単な付け合わせ以上の鮮度と味を提供しています。

 

SMILEYさんの一押しはパンケーキで、パンケーキは素材からこだわり、使用している卵は川越の江田養鶏場さんの卵。

江田養鶏場さんは、川越Farmer'sMarketお馴染みの養鶏家で、マーケットでは毎回大人気のブースになります。

川越の芳野地区にある江田養鶏場さん。川越の養鶏家として70年以上前からこの地で鶏卵を生産しています。現在3代目の江田さんで20年ほど。
大体3000羽の鶏が飼育され、鶏たちは一日に一つの卵を産みます。
江田さんの鶏はイサブラウンという種類で、全て紅い鶏です。
余計な予防接種など必要ない病気に強い鶏ですが、そんなにたくさんの卵を産んではくれない。
そして臆病で神経質なところもあり、少しの音にも敏感に反応する鶏なので、
ストレスが溜まると採卵にも影響してしまうという手間の掛かる鶏でもあります。
卵の黄身の味の決め手はなにより餌。
餌の配合は江田さんのお父さんが決め、江田養鶏場独自の配合の餌によって、あの卵の味が決まっています。
「うちの卵が美味しいと言ってもらえるのは、それは餌がいいということでもあるんです」
と話す江田さん。
いい卵=赤い黄身というイメージが世間に広がっていますが、
黄身の色は餌でどうとでもなるので、
それよりも大事なのはどんな餌を与えているかという本質的なこと。
江田さんの餌はもちろん自然のもので、自然の黄身の色を出そうと日々手間を重ねています。
数百万羽飼育するような養鶏場ではありませんが、
目の行き届く数千羽という規模で、一個一個の質にこだわったブランド卵を作っている農家です。

 

江田さんの卵は、伊佐沼農産物直売所でも販売していて、直売所に江田さんが届けに来ているのをお店でも使用している、農家との距離の近さ。

この卵があってこその、SMILEYのパンケーキ。

このパンケーキの命が、江田さんの卵なのです。

パンケーキの生地、メレンゲやカスタードクリーム、卵は全て信頼する江田養鶏場を徹底して使用しています。

江田さんのパンケーキと言っても過言ではないほど。

 

お店側からしたら、素材を手に入れるのにこんなに恵まれたお店はなかなかない。

川越の飲食店にとって、こんなに理想的な場所はないのではないか。

川越の飲食店では、川越の地のものを使いたいという意識のお店は多いですが、現実にはシェフが農家まで取りに行くのはハードルが高く、意識と現実のギャップが埋められない面もあります。

それを考えると、SMILEYさんのなんていう立地の良さ。

すぐ横に伊佐沼農産物直売所があり、そこに日々農家が出荷に来るので、その中からお店で使用する農産物を選ぶことができるという信じられない環境にあるのです。

直売所が運営する併設飲食店はありますが、直売所隣接の飲食店というのは川越でここしかない。

農家が届けてくれる場の横で飲食店を構えたら、こんなに野菜の味が違うのかと驚くほど。

市内中心市街地の飲食店が聞いたら、羨ましがられること間違いなし。

決まった農産物が届けられるのではなく、直売所に並んだ中から自分で選べるというのが他ではできないことなのです。

ゆえに、SMILEYでは、カフェ・ディナー共に伊佐沼農産物直売所の新鮮な野菜・農産物を使用し、地元の農産物の美味しさというのも売りになっています。

SMILEYさんでは、野菜は遠くに買いに行く必要がなく、毎回隣の直売所で配達されたものを使用している。

食べてみれば、「やっぱり違う」と野菜含め農産物の味が感じられるはず。

また、テイクアウトのみのメニューとして、ホットサンド・ホットドッグなどを考えています。

こちらの生地も川越ベーカリー楽楽さんのパンで連携していく予定。

 

夜になると、別の世界観になるSMILEY。

シェフ平川さんの発想と腕が冴えわたります。

BARは予約制で営業しています。

この広いテラス席、庭があるのがSMILEYの強みでもあり、今度の構想として、夏場には外でBBQ・ビアガーデンスタイルでの飲食提供も考えています。

伊佐沼公園のBBQは日中なので、夜までやりたいならこちらに。ここでBBQというのも絶対に楽しい。

他にも構想としては、テラス席にピザ窯を置いて、お店で用意したピザ生地や川越の野菜などを使って自分たちでピザ焼き体験をしようとしている。

体験というのもSMILEYのテーマになりそう。

今後のメニューとしては、他にも色々なイメージがあり、SMILEYの平川さんは特にパスタを提供したいと秘めている。

 

川越で他にはない形のカフェ、SMILEY。

シェフ平川さんのこれまでとは。

SMILEYの平川さんは、一貫してフレンチレストランで働いていたシェフ。

埼玉県吉見町出身で、母方が川越市で伊佐沼近くで農業をやっており、平川さんは昔から御祖母さんの農業を手伝っていたという。川越はずっと馴染みの街だった。

ちなみに、御祖母さんは今でも伊佐沼農産物直売所に野菜を卸しています。

さらにお母さんが伊佐沼農産物直売所の店長を務めているという、この場所との繋がりが深い一家。

 

平川さんは、調理師専門学校を卒業後に神楽坂にあるフレンチのお店で働き、その後、六本木ヒルズ最上階にある「THE SUN & THE MOON」で働いていました。

「THE SUN & THE MOON」
http://thesun-themoon.com/
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ 森タワー 52F
「最高のアート&ビュー体験」のための空間として、料理、演出、サービスのすべてにアートを感じるミュージアムカフェ&レストランです。 

THE SUN Cafe
『「森美術館」や「東京シティビュー」鑑賞後や普段使いなど、時間を選ばずに気軽に立ち寄れるミュージアム カフェ。アートやカルチャーなど語り場としても、最適な空間となっています。メニューは、カフェブラッスリーのようなお食事をご提供。洋食メニューをベースにサンドイッチやパスタなどもご用意。そのほかにも展覧会や企画展の際にはコラボレーションメニューも予定しております。ポクロン・アナディン、ローラン・グラッソといった作家陣のアートも展示しております。』
THE MOON Restaurant
『都会の喧騒を忘れさせてくれる優雅で落ち着きのある“空間”。料理はガストロノミーをベースにしたフランス料理。全国各地の旬の食材をふんだんに使用。Lunch、Dinnerともに、シーンでお選びいただけるコースをご用意。パーティーの際には奥行きのある店内を生かした大胆なレイアウトも可能としております。』
THE MOON Lounge
『海抜250メートルの東京随一の絶景を眺めながら、一日のあらゆる”刻“をカジュアルに楽しむ社交場。人と人がつながるソーシャルなラウンジとコンフォートな食空間を演出します。ランチとディナーのフードコンセプトは、”THE MODERN YOSHOKU(モダン洋食)”。海外でも人気の洋と和の食文化を融合させた”YOSHOKU”を、フレンチのエッセンスがひかる、たっぷりのソースでいただきます。THE MOON Lounge オリジナルのアフタヌーンティーには、午後の優雅なひとときを楽しむ「AfterMOON Tea」をご用意しております。』

 

他にも、「松屋銀座」屋上のビアガーデン「美しくなるビアガーデン」や新宿ルミネエストにあるオムレツカフェ「エッグ アンド スプーマ」でも経験を積みました。

「エッグ アンド スプーマ」

http://salt-group.jp/shop/egg-spuma/?_ga=2.251456069.2108967240.1609737885-137927055.1609737885

『フランス北西部で有名なふわふわオムレツをイメージした特製オムリゾットは、数種のソースから選べていろいろな楽しみ方ができるのがおすすめ。ちょっと背伸びしたい女の子の心をくすぐるヨーロッパ風ボヘミアンモダンをイメージした空間の中で、友達とおしゃべりに興じたり、時には一人でのんびりと過ごしたり。<ふわふわオムレツリゾット>ふわふわしたオムレツやリゾットをお楽しみください。』

 

会社で働くのみならず、自分の腕、料理の味を試してみようと、東松山市にある「コミュニティカフェ まちカフェ」のレンタルカフェにて、月に一度自分の料理を提供していたこともありました。

ここでは2年ほど提供し、お客さんから「美味しい」という声をもらっていたことが、自分のお店をオープンする後押しにもなりました。
「コミュニティカフェ まちカフェ」
https://machicafe.jimdofree.com/
まちカフェとは?
『2010年8月、街中の活性化、まちづくりの拠点として、コミュニティカフェ「まちカフェ」はスタートしました。多くの方々に支えられて7年間営業を行って参りましたが、2017年11月、隣接する銀行の拡張のため立ち退き(解体)となりました。
2018年5月、ぼたん通り商店街にある松山フォトサービス様のご厚意により、同店内にてコミュニティカフェ&ギャラリー「まちカフェ」として、移転・再開することになりました。今後も新しい「まちカフェ」、よろしくお願いいたします。』
レンタルカフェは、カフェやランチ営業など、やってみたい人を募集。
毎週でも、月一回でも、不定期でも利用できます。厨房や食器類はすべて揃っています。
飲食系の仕事を始めたい、将来、自分のお店を持ってみたいと思っているなど、チャレンジする場となっています。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって都内勤務から地元へシフトし、伊佐沼庵の建物でSMILEYをオープンさせました。

コロナがなかったら今でも都内のお店で働いていただろう平川シェフ。

レストランで働いたことで本格料理の技術を身につけ、ビアガーデンの経験がSMILEYの今後の構想にも間違いなく生き、ドレッシングが有名な「ピエトロ」のレストランでの経験からSMILEYでもパスタを提供していきたい構想し、これまでの経験を活かして自分の世界をSMILEYで作り上げようとしています。

 

川越の郊外の魅力。

ここにしかない川越の魅力。

 

伊佐沼がもっと楽しくなるカフェがここに。

 

「SMILEY(スマイリー)」

川越市大字鴨田922-1

平日 14:30~17:00 (L.O.16:30)
土日祝 14:30~19:00 (L.O18:30)
BAR( 完全予約制)

月曜・火曜休

049-226-3780

Instagram:

https://www.instagram.com/smiley_isanuma/