川越style「SAITAMAレインボーフェスティバル」最明寺LGBTQウェディング | 「小江戸川越STYLE」

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川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

川越が虹色に染まる。

お寺からLGBTQの支援活動を展開。

 

2020年10月4日(日)~11月22日(日)に川越の最明寺で開催された、LGBTQ啓発の「SAITAMAレインボーフェスティバル」。


『この開催期間中は、本堂をレインボーの6色に照らすライトアップや6色の食材を使用した精進料理など、寺院だからこそ出来る趣向を凝らした啓発イベントを企画。
オープニングイベントとなる 10/4(日)には、アメリカの同性婚裁判を記録したドキュメンタリー映画「ジェンダー・マリアージュ」の映画鑑賞会を、日本で「結婚の自由をすべての人に」訴訟を展開する MARRIAGE FOR ALL JAPAN と提携して最明寺ミニシアターで行います。冒頭のトークショーイベントには、実際の同性婚裁判に携わっている中川重徳弁護士が登壇され、最明寺副住職と「仏教寺院と LGBTQ」をテーマにディスカッションを行います。』

■10月4日(日)「LGBT映画『ジェンダー・マリアージュ』鑑賞会」

■10月11日(日)「カミングアウトデー 最明寺レインボーライトアップ」

本堂ライトアップ(17:00-23:00 1時間毎に赤→橙→黄→緑→青→紫の順で変化)

■10月28日(水)「フレンチ精進料理の会 for LGBTQ friendly」
■11月22日(日)「『生と性』自分らしさを生きるとは 子ども達にあなたはどんな未来を残したいですか?」

開場 15:30

開演 16:00

ゲストスピーカー 中島潤

■レインボー御朱印

※開催期間中は、LGBTQ啓発ブースでの写真展示などを毎日行っています(10:00-17:00 迄)

「SAITAMAレインボーフェスティバル」

主催:SAITAMAレインボーフェスティバル実行委員会
共催:

レインボーさいたまの会

https://rainbow-saitama.org/

NPO法人にじの絲

https://www.nijinoito.org/

協力団体:

MarriageForALLJapan

https://www.marriageforall.jp/

EEE

https://eee-lgbt.com/

後援:川越市

 

「瑶光山 最明寺(さいみょうじ)」
〒350-1104 埼玉県川越市小ケ谷61(川越水上公園に隣接)
TEL 049-242-3921
E-mail:remoni1718@gmail.com
HP:
https://www.saimyouzi.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/saimyouzi.jp/

Instagram:

https://www.instagram.com/saimyouji/

Twitter:

https://twitter.com/saimyou_kun

 

川越では、今年の1月に「ありのままの自分」を祝福するレインボー成人式や1kmに及ぶプライドパレードが大々的に開催されました。そして5月には市より「パートーナーシップ宣誓制度」が発表され、同市にある最明寺でも仏前での同性結婚式のサービスが始まるなど、多様性を認める街として多くの活動が行われています。

今回の企画は、寺院が多い寺町の川越だからこそ敢えて古くから地域に根付く「お寺」で、このような啓発イベントを開催したいとの思いが込められています。

LGBTQを否定しない仏教と、従来の寺院の役割とは異なるこれからの新しい時代の、新しいお寺の活用方法としても注目。
 

今では埼玉県内の各自治体で、LGBTの理解を促す発信をしています。

川越市は性的少数者への理解を深めるため、ホームページで詳しく紹介しています。
川越市:

「性的少数者への理解を深めましょう」
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/shisei/jinken_danjokyodo/danjokyodosankaku/lgbt2018.html
◆性の3要素とは?

性について理解するには、次の3つの要素の組み合わせで考えます。
「身体の性」:生物学的な性
「性自認」:自分がどの性別であるかの認識。「心の性」ともいう。
「性的指向」:恋愛感情や性的な関心がどの性別に向かうかの指向

 

◆性的少数者「LGBT」とは?
「LGBT」という言葉を聞いたことがありますか?
社会には男性と女性いずれかの性に当てはまる人だけでなく、「身体の性」と「心の性」が一致しない人や、同性を好きになる人がいます。
そうした社会的には少数となる性的少数者を表す総称の1つに、代表的な性的少数者の頭文字をとって作られた「LGBT」という言葉があります。
L:レズビアン(女性の同性愛者)
G:ゲイ(男性の同性愛者)
B:バイセクシュアル(両性愛者)
T:トランスジェンダー(「身体の性」と「心の性」が一致しない人)
LGBTのうち、LGBは性的指向に、Tは性自認に関わるものです。
このほかにも、X:エックスジェンダー(性自認が中性又は性別を決めたくない人)や、A:アセクシュアル(他人に恋愛感情を抱かない人)など、さまざまな人がいます。

民間企業等による調査では、人口の約5パーセントから8パーセントがLGBTに該当するという結果が出ています。「私の周りにはいない」と感じる人も多いと思いますが、差別や偏見を受けることを恐れ、自分が性的少数者であることを秘密にしたまま生きている人も少なくありません。
すべての人が個人として尊重されるよう、多様性を認め合い、誰もが自分らしく生き生きと暮らせる社会の実現を目指し、多様な性のあり方について理解を深めましょう。
 

◆性的少数者はこのようなことに困っています
性的少数者の方々は、周囲の理解不足や偏見などにより、生活の中でさまざまな困難に直面しています。
困難の例
・自分の悩みを家族や友人に相談できない
・周囲から偏見の目で見られる
・同性パートナーの法的保障がない
・法律や制度が前提としている性別規範
・男女別の服装やトイレ
 

◆川越市における取組状況
川越市では、「第五次川越市男女共同参画基本計画」に明記された施策「性的少数者への理解の促進」に基づき、次のような取組等を行っています。
・市の申請書等における性別記載欄の見直し
・国民健康保険被保険者証の氏名及び性別の記載についての取扱い
・市が管理する庁舎等の多目的トイレの案内表示の掲示
・性的少数者への理解の促進に関する講座の実施
・川越市男女共同参画情報紙「イーブン」への掲載
(平成28年3月、平成30年3月、平成30年11月発行分)


川越市でLGBTの動きとして大きな転機となったのが、2018年。

2018年6月にレインボーさいたまの会が「川越市における同性カップルの「パートナーシップの公的認証」に関する請願を2,725名の署名と共に提出しました。

これは、2018年5月に入間市に陳情書を提出したのを皮切りに、坂戸、さいたま、飯能、川越の4市と毛呂山町で順次請願書を提出していった流れがありました。

内容は「同性カップル等の『パートナーシップの公的認証』に関する請願」など。

具体的には「認証制度」の創設、または理解促進、性的少数者に住みやすいまち作り、同性カップルを家族として扱う際の公的サービスの提示、教育、医療、福祉、就業での差別を許さない施策などでした。
この時の一斉陳情・請願は、2020東京大会でさいたま市や川越市が競技開催地となることも背景にあり、五輪憲章には「性的指向による差別禁止」が盛り込まれており、同会は「五輪競技の開催をきっかけに差別をなくす機運を高めたい」としています。 

 

「SAITAMAレインボーフェスティバル」の共催として名を連ねているのが、「レインボーさいたまの会」。

埼玉県のLGBTの動きとして、活発に活動してきたのが、「レインボーさいたまの会」。


ミッション
性的少数者は自己肯定感が弱く、自死の割合が高く、いじめ・差別の対象になりやすいと言われています。様々な困難を抱えながら埼玉県内で生活することを余儀なくされている人を減らすために、埼玉県内においてLGBTフレンドリーで自分らしくいられる地域社会を構築させることを目指します。

アクティビティ
・性的少数者への理解を求める勉強会
・性的少数者を中心とした交流会やおしゃべり会
・同性等パートナーシップ認証制度や性的少数者に関する問題を解消する政策制度実現の取り組み
・埼玉県内主要駅でのLGBT啓発活動(冊子の配布や署名活動など)
・上記にかかる会合や意見交換など
「レインボーさいたまの会」rainbowsaitamanokai@gmail.com
Facebook:
https://www.facebook.com/rainbowsaitama/
Twitter:
https://twitter.com/rainbowsaitama
 

2020年1月25日にウェスタ川越で開催された「SAITAMA RAINBOW PRIDE」。

「虹色の式典 in 彩の国さいたま 第4回LGBT成人式」や「2020彩の国さいたまレインボーパレード」が大きな話題となったイベントは、レインボーさいたまの会の面々が関わっていました。

レインボーパレードにはLGBT当事者の他、アライ(支持・支援者)含め、総勢200人ほどが参加。沿道の注目を大いに集め、LGBTの啓発を行いました。

このパレードに、最明寺の千田副住職も参加。こうして以前から連携していたのです。

(川越style 「SAITAMA RAINBOW PRIDE 2020」2020年1月25日ウェ

https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12560903515

 

最明寺では、LGBTQの取り組みを積極的に推し進めています。
すべてのカップルに幸せをと題して、「LGBTQ WEDDING」を実施しています。
「仏教国の日本だからこそ、仏前での結婚式は如何ですか。令和の時代の新しい結婚式を、最明寺から世界へ向けて発信してまいります。最明寺はあらゆるセクシャリティの方を受け入れます」

「最明寺LGBTQ WEDDING」

http://saimyouji-wedding.com/

上の写真は、仏教界を盛り上げている久保沙里菜さんとみほとけさんの女性二人がモデルとなり、同性結婚式の参考写真です。

同性結婚式に向けては、最明寺では個別相談会も行っています。
LGBTQにおいても様々なセクシャリティが存在し、それに見合うプランや服装を提案していくことが大切と考えています。


他にも、最明寺のLGBTQフレンドリーな取り組みとしては、レインボー数珠の販売をスタート。
北海道の長岡念珠店と連携して製作した「レインボー数珠」は土日限定で販売。3300円(税込)

 

お坊さん同士が宗派を超えてLGBTQをテーマに対談。
ハイヒールを履いたお坊さんとして「正々堂々」を出版し大きな話題を呼んでいる西村宏堂さんと最明寺千田副住職が対談。
国際的なメークアップアーティストとしても活躍される西村さん。浄土宗と天台宗という珍しいコラボですが、同じ仏教を信奉する者同士意気投合しました。


最明寺近くにある大学・尚美学園大学と、環境問題、国際交流をテーマにした市民参加型イベント・アースデイ川越にてコラボレーション実現。
最明寺が行っている一人親家庭の支援「おてらおやつクラブ」や「フードパントリー」「てらこや」のインタビュー、そしてセクマイ認知に向けたトークライブでは最明寺が行っている同性結婚式について話しをしました。


そして、最明寺とレインボーさいたまの会やNPO法人にじの絲などがタッグを組んで開催した、「SAITAMAレインボーフェスティバル」。

2020年10月4日(日)~11月22日(日)

■10月4日(日)「LGBT映画『ジェンダー・マリアージュ』鑑賞会」

■10月11日(日)「カミングアウトデー 最明寺レインボーライトアップ」

本堂ライトアップ(17:00-23:00 1時間毎に赤→橙→黄→緑→青→紫の順で変化)

■10月28日(水)「フレンチ精進料理の会 for LGBTQ friendly」

■11月22日(日)「『生と性』自分らしさを生きるとは 子ども達にあなたはどんな未来を残したいですか?」

開場 15:30

開演 16:00

ゲストスピーカー 中島潤

■レインボー御朱印

開催期間中は、境内施設にてLGBTQ啓発ブースでの写真展示などを毎日行っています(10:00-17:00 迄)


また、イベントに合わせて最明寺と和菓子店「彩乃菓」さんがコラボ。
花手水を模した「レインボー上生菓子」、6色の餡を練ったオリジナル和菓子を販売しました。

和菓子を開発した想いには、今年5月よりパートナーシップ宣誓制度を始め同性カップルを認可した川越市を、まちの事業者として応援したいと企画。
 

「『寺院』と『和菓子』互いに古くから日本に存在する業種だからこそ、令和の時代に多様性を受け入れる新しい姿勢を出していきたいと思います」

 

さらに、期間中に「レインボー上生菓子」購入者に配布したスタンプカード。
最明寺と彩乃菓でそれぞれスタンプをもらうと、特製キットカットをプレゼントという趣向になっていました。


SAITAMAレインボーフェスティバル幕開けとなったのが、10月4日(日)最明寺ミニシアターで開催されたLGBTQをテーマにした映画「ジェンダー・マリアージュ」の上映会。


【上映作品】
『ジェンダー・マリアージュ 〜全米を揺るがした同性婚裁判〜』
原題『TheCaseAgainst 8』2013 年/アメリカ/英語/112 分 /ドキュメンタリー

『2014年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で満席の好評を博した長編ドキュメントリー『ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~』。アメリカで同性カップルが自由を勝ち取るまでの長い戦いがドキュメンタリー映画になりました。今回、こちらの映画鑑賞会を5月より寺院で挙げるLGBTQ WEDDINGを始めた最明寺で開催致します。』
 

映画上映会前には、「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」の中川重徳さん、「EEE」の長谷川恵さんを招いて、千田副住職とのトークショーを開催しました。
トークショー司会:加藤岳(レインボーさいたまの会代表)

 

10月11日(日)には「カミングアウトデー 最明寺レインボーライトアップ」

本堂ライトアップ(17:00-23:00 1時間毎に赤→橙→黄→緑→青→紫の順で変化しました。


10月28日(水)には「フレンチ精進料理の会 for LGBTQ friendly」。

肉を使用しない仏教の精進料理とフランス料理を掛け合わせたフレンチ精進料理の会を開催。
こちらは、曹洞宗の大本山・総持寺で修行し精進料理を学び、現在は箱根のオーベルジュでフレンチシェフとして勤務している折橋大貴師を講師として招き、地元・埼玉の食材を使用した料理を作ってもうらという内容。
今回は特別にLGBTQの啓発イベント「SAITAMA RAINBOW フェスティバル」の企画で、虹色(6色)の食材を使用した料理が登場しました。
埼玉県で採れた秋野菜を使用した、正にここでしか食べれない特別な会となりました。


SAITAMA レインボーフェスティバル、フィナーレイベントとなった講演会が、
未来へ紡ぐ にじの絲チャレンジ ~vol.1~
「『生と性』自分らしさを生きる とは
子ども達にあなたはどんな未来を残したいですか?」

2020年11月22日㈰
開場:15時半~ 開演:16時~18時

ゲストスピーカー:中島潤さん
大学卒業後、民間企業で勤務の後、大学院にて社会学を専攻。
勤務と並行し、性の多様性をテーマにした発信を行っている。
性のあり方は、トランスジェンダーである自分自身や、マイノリティとされる人にとってのみではなく、
誰にとっても人権であり、生きる上での大切な要素だと考え、特に子どもたちへの発信と教育に関心を持つ。
~中島潤さんのメッセージ~
『「ふつう」って、なんだと思いますか?
「らしさ」って、どんなことだと感じますか?
これまで、「○○らしくしないと」と感じ、窮屈だったことはありますか?
ついつい、「女の子だから、こうあってほしい」
「男の子だから、やっぱり」
と思っている自分に気づいたら、どうしますか?
今回は、多様な性のあり方を切り口に、「その子らしさ・その人らしさ」を
大切に育める社会のあり方を、皆さんと考えてみたいと思います。
子どもたちに渡したい未来に向けて、ざっくばらんに語らってみませんか?
多様な皆さまのご参加を、お待ちしています!』

~ミニトーク~
会場となる最明寺は、2020年同性結婚式が挙げられる仏教寺院として新たな道を進むこととなりました。
様々な福祉活動に積極的に参加する中、伝統的な仏教寺院が同性結婚式に踏み切った経緯や現在に至るまでの活動を副住職・千田明寛さんにも聞きます。


 

2ヵ月にわたるイベントは、寺院とのコラボで川越からLGBTQの啓発活動を大きく発信しました。

 

LGBTQに優しい街づくりを進めるべく、活動は今後も続いていきます。
 

「SAITAMAレインボーフェスティバル」

主催:SAITAMAレインボーフェスティバル実行委員会
共催:

レインボーさいたまの会

https://rainbow-saitama.org/

NPO法人にじの絲

https://www.nijinoito.org/

協力団体:

MarriageForALLJapan

https://www.marriageforall.jp/

EEE

https://eee-lgbt.com/

後援:川越市

 

「瑶光山 最明寺(さいみょうじ)」
〒350-1104 埼玉県川越市小ケ谷61(川越水上公園に隣接)
TEL 049-242-3921
E-mail:remoni1718@gmail.com
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