料理が好き、がお店全体から伝わってくる。
「次はこんなメニューはどうだろう」
「この素材とこの素材でこんなメニューはどうか」
頭の中は常に次の料理のことでいっぱい。
そこまでの料理人だからこそ、どんな料理でも安心して身を委ねることができるのでした。
2019年2月にオープンしたのが、「居酒屋めん」さん。
お店があるのはクレアモール、西武新宿線本川越駅から徒歩3分ほど。
餃子の王将本川越店さんの向かい建物二階です。一階が串カツ田中本川越店さん。
夜営業のお店ですが、分かりやすく昼の様子から。
営業時間
火曜日~金曜日 18:00~23:00(ラストオーダー22:00)
土曜日 17:00~23:00(ラストオーダー22:00)
定休日 日曜日・月曜日
080-5087-1151
西武新宿線 本川越駅 徒歩3分
東武東上線 川越市駅 徒歩9分
※チャージ・お通し料はありません
Instagram:
https://www.instagram.com/izakaya_men/
Facebook:
https://www.facebook.com/%E5%B1%85%E9%85%92%E5%AE%B6-%E3%82%81%E3%82%93-960818584112758/
居酒屋チェーンが数多くあるクレアモールにあって、今や絶滅危惧種となってしまった、「個人店の居酒屋」が居酒屋めんさん。
クレアモールにあるということからチェーン店と思う人もいるかもしれませんが、めんさんは二人で切り盛りしている正真正銘の個人店居酒屋。
クレアモールで個人飲食店自体が少なくなっている中、個人で居酒屋をやっているのはめんさんしかないのでは。というくらいです。
地元川越人には、川越の土地に根差した個人店を大事にする文化が浸透していますが、脇道や知る人ぞ知る細道に点在する個人店が川越の醍醐味でありつつ、地元川越人でもクレアモールに質の良い個人飲食店があることを知らない人もいるでしょう。二階という場所柄、まだ存在が広まっていない面ももちろんある。
ただ、地元川越人だからこそ目利きがあって、良い個人飲食店を察知するアンテナを持っているのももちろんあり、居酒屋めんさんには地元の人を中心にリピーターが非常に多い。
二階にあってリピーターが多いというのは、それだけでお店のことを把握するのに役立つもので、(クレアモールとはいえど)好立地ではない場所で賑わうのは理由があるのだ。
地域の常連客に支えられているめんさん。
他にも電車乗り継ぎの合間に立ち寄る人や朝の4時まで営業していることで深夜利用など様々な人が訪れる。
チャージ・お通し料を取っていないのも良心的。
(クレアモールの居酒屋でお通し料を取っていないお店というのも珍しい)
居酒屋めんさん、店内は土壁や木目の店内が温かみのある雰囲気で、ホッと一息つける空間。
大人の空間、という言い方がぴったり。
隠れ家的な雰囲気で、クレアモールの喧騒はどこか遠い世界のよう。
カウンター席にテーブル席、奥には広い半個室があります。
人気の半個室は、窓があり、まるでお家の中にいるよう。カウンター席と座敷席との間にある、3方を壁に囲まれた隠れ部屋のようなテーブル席は店唯一のテーブル席の半個室で、8まで使うことができます。
今夜は一人飲みがしたい。カウンター席は隣との間隔も広く、ゆっくりと自分の時間を過ごすことができる。
そして、シーンは変わって、宴会をしたい、なら周りに気を遣わず過ごせる座敷席へ。足元ゆったり、掘りごたつの席です。
特に話を深めたい時は半個室が良さそう。ドリンクを楽しむならバルカウンター席など、その時に合わせて使い分けられる。
グループで訪れる人もいれば、一人でカウンター席でしっとり食事するのもめんの日常風景。
自分だけの居場所としているリピーターが多く、人に教えたいような教えたくないような、そんな心理が働くお店。
密かに大事にしている、という人が多いお店。
居酒屋めんさんは、気軽に立ち寄れる場という意味と立ち位置を大事にしていることから、店名に「居酒屋」と付けています。
しかし。
めんさんの神髄は、居酒屋という言葉では伝わりきれないものがある。
居酒屋は料理が美味しくても、でもやっぱりレストランには負けるなという世間のイメージがあるかもしれませんが、それを覆そうとする居酒屋もあること。
それを伝えたいと、正式に取材しました。
一般的な居酒屋のイメージは、お酒が売りとしてあってお酒の「つまみ」として料理があるという形ですが、もちろんそれはめんさんにもありますが、それにしても・・・料理の手が込んでいる。。。
洋食屋と名乗った方がいいのでは?と思うほどで、居酒屋めんのオーナー妻鳥(めんどり)さんは、洋食屋として十分やっていける腕を備えているのは間違いありません。
洋食屋顔負けの居酒屋と言うより、洋食屋と言ってもいい居酒屋という言い方が的を射ているよう。
めんさんでお勧めする料理といえば、お酒の「つまみ」と言っては申し訳ないほどに、時間を掛けた丁寧に仕込んだ「食事」ばかり。
居酒屋のマスターではなく、「シェフ」と自然と呼んでいるようなシェフ。
吞むお店という顔とは別に、食事するお店という面にスポットライトを当てたたい。
それでも、居酒屋めんの店主・妻鳥(めんどり)さん(居酒屋めんの「めん」は自身の名前から!)は、
「気軽に立ち寄れて飲んで食べることができる居酒屋を大事にしています」
と話します。
話しを聞けば聞くほど、この人は料理が好きなのだという純粋さに惹かれる。
仕事だから料理をする、という以上に、ひたすらに料理が好きというのが伝わるシェフ。
おそらく(いや、間違いなく)、仕事以外の時も料理のことが頭にあり、アンテナを立てて次の新メニューのアイディアを考えているような、シェフ。
新メニューのノートを持ち歩き、ピンときたアイディアはすぐに書き留め、お店で試作しているという。
そこから、お店で提供できるものと納得できたものが、メニューに入っていきます。
めんさんのメニューを見ると、もう多彩の一言。
これでもかと豊富なメニュー数で、一回の来店では到底めんさんの全体像は掴めないかも。
定番メニューに加え、本日のおすすめも毎日多数用意。
さらにこれが、時期に応じてこまめに変化していくので、もう食べ尽くせません。
ただし、これもこの時提供している内容で、妻鳥さんの溢れる創作意欲によって定期的に変わっていきます。
お客さんとのコミュニケーションを大事にするめんの妻鳥さんは、
「お客さんの要望からメニューを増やすこともある」と話す。
妻鳥さんは、料理人の本能として、お客さんをわくわくさせたい、飽きさせたくないと思っているシェフ。
メニュー数の多さも、「お客さんに満足してもらいたい、楽しんでもらいたい、いつ来ても新しい発見がある」お店にしたいという想いから。
料理は和洋中ジャンルに捉われることなく、
「旬のものを意識しながら、ジャンルを意識せず美味しいと思ったものを作っています」
めんさんの料理で特に人気で欠かさず食べたいのが、肉料理に卵料理、それに天使のえびシリーズ、仙波豆腐シリーズです。
埼玉県熊谷市の埼玉県優良生産管理農場認証の「彩たまご」を使用した卵料理。
「彩たまご」
http://www.sai-tamago.com/
この卵は川越市内の人気レストランやお菓子店でも使用されているものです。
・…─…─ 彩の国たまご ─…─…・
・チーズオムレツ
・納豆オムレツ
・だし巻き卵
リピート続出!出汁をたっぷりいれるからとってもジューシー
中でも全制覇したいのが、天使のえびシリーズ。
天国に一番近い島として知られる「ニューカレドニア」の汚れのない美しい安全な海水で、添加物を一切使わずに養殖された、その名も「天使のえび」。
美食の国フランスが認めた高品質な海老を仕入れています。
・…─…─ 天使のエビ ─…─…・
・天使のエビマヨ
・天使のエビのあぶり刺し
・天使のエビの塩焼き串
・天使のエビの串カツ
・天使のえび旨辛チーズソース
・天使のエビのアヒージョ
全メニュー制覇したくなる天使のえびは、全制覇しに来る人がいるほどです。
メニューになくても、例えば天使のえびをシンプルに焼いて欲しい、天ぷらにして欲しいなどの要望にも応えてくれます。
川越といえば、料理評論家や美食家など数多くの食通を唸らせる有名な「仙波豆富」。この豆腐のメニューも多数用意。
小野食品「仙波豆富」
http://www.senbatoufu.com/
クリームチーズのようなもっちりとした舌触りで大豆の味がダイレクトに伝わるような豆富を、店主の洋食の技でさらに美味しく仕上げました。
・…─…─ 仙波豆腐 川越が誇る究極の豆腐─…─…・
・おぼろ豆腐
・注文を頂いてから揚げ始める自家製厚揚げ豆腐
・ねぎとろ冷奴
・自家製やわらか蒸し鶏と豆腐の特製ごまだれがけ
仙波豆腐でこれだけのラインナップを提案しているお店は、川越でも珍しい。
めんさんでは肉料理全体も見逃せない。
がっつり肉という時には分厚く切ったサーロインを豪快に焼いたステーキ。
…─…─ こだわり厳選!肉料理 ─…─…・
・ローストビーフゆっけ
・和風ローストビーフ~ゆずポン酢とわさび~
・あぶりローストビーフ とろ~りチーズソース
・馬刺しゆっけ
・合鴨スモーク生ハム風
・あらびきウィンナー
・特製からあげ
・鶏皮ぎょうざ
・サーロインステーキ
・…─…─ 名物もちもちジュ〜シ〜絶品ぎょうざ ─…─…・
焼きぎょうざ
鶏パイタンスープぎょうざ
マッシュルームぎょうざ
・…─…─ 揚物 ─…─…・
絶品からあげ
仙波豆腐の自家製厚揚げ※ご注文をいただいてから作ります!
ぼんじりのからあげ
タコのから揚げ
カマンベールチーズフライ
・…─…─ 海の幸 ─…─…・
鮮度抜群海の幸
えんがわポン酢
サーモンとアボカドのゆっけ
金華サバのあぶりしめ鯖
三陸産わかめの唐揚げ
たこの唐揚げ
えいひれのあぶり
・…─…─ 自家製やわらか蒸し鶏 ─…─…・
蒸し鶏の梅肉和え
蒸し鶏と豆腐の特製ごまだれがけ
蒸し鶏とアボカドのコブサラダ
・…─…─ スピードメニュー ─…─…・
えんがわポン酢
豚のあたりめ
たたききゅうりの梅肉和え
長いものサッと揚げ/梅水晶
お新香の盛り合わせ
ポテトフライ
チーズフライ
えだまめ
・…─…─ 新鮮野菜のサラダ ─…─…・
半熟卵のシーザーサラダ
ローストビーフとアボカドのサラダ
焼きポテトサラダ
・…─…─ 麺 ─…─…・
カニトマトクリームのもちもち生パスタ
ベーコンときのこのジェノベーゼ
大人気!生ハムピザ
4種チーズのハニーピザ
・…─…─ ご飯もの ─…─…・
鶏白湯スープの焼きおにぎり茶漬け
焼きおにぎり
・…─…─ デザート ─…─…・
バニラアイス
フォンダンショコラ
花畑牧場のカタラーナ
他にも、季節限定のメニューもあり、常に新鮮なメニューを提案しているめんさん。
新メニューを投入したらひと段落、ではなく、新メニューを発表後にはもう次のメニューのことを考え、新メニューノートをめくりながら「次はこんなメニューを作りたい」と思案を続けている。
とにかく料理のことを考えるのが好きなシェフ。
お酒は、ビール、酎ハイ・サワー、ハイボール、梅酒、果実酒、ワイン、カクテル、焼酎、日本酒、それにソフトドリンク。
居酒屋めんさんでは、コースは歓送迎会や女子会、忘年会新年会、慰労会など各種宴会向き。
4000円コースをはじめ、5000円・7000円があり、また、予算に応じてコースを頼むこともできます。コースには120分飲み放題がついていますが、料理のみのコースも提供しています。
コース内容も、えびを多めにして欲しいなどの要望にも対応しています。
ほとんどオーダーメイドのように内容の相談にのってくれるのがめんさんの姿勢。
対応力が飛び抜けています。店舗貸切は最大47名まで。
また、テイクアウトにも対応しており、「ワンプレートミックス弁当」は、シェフ自慢の洋食を、好きな2品選んでお弁当にできてしまうもの。
おかずだけの注文も可。他にも、じっくりコトコト煮込んだ角煮はリピーター続出の人気商品です。
そして今宵も、めんさんでは美味しい食事にお酒に、楽しい時間が過ぎていくのでした。
居酒屋の店主というと、オープンに至るまで色々な居酒屋で働いていた、という経歴かと思いきや・・・
これもこれまでの居酒屋店主像を覆すような道のりなのでした。
居酒屋めんの妻鳥さんのこれまでとは。
居酒屋めんの妻鳥さんは、大学卒業後、料理の世界に進もうと考えた時に、いずれは飲食店を開きたい、いや、さらに言うと「居酒屋が開きたい」と改めて調理師専門学校に通った。
居酒屋のざっくばらんな雰囲気が好きで、お店を開くなら居酒屋と最初から決めていた。
専門学校卒業後は、様々な経験を積みたいと結婚式場や洋食店で働いていました。
特に洋食店での経験は大きく、アトレ川越にあった「グリル満点星」で洋食の腕を磨きました。
グリル満点星の本店は東京麻布十番にある満天星です。川越店では、気軽に楽しめるフランス料理と本店の味を受け継ぐ昔ながらの洋食を提供していました。
満点星の代名詞となって看板メニューだったのが、オムレツ。
とにかくオムレツの注文が多く、一日中オムレツを作っていたような日々。
めんのオムレツの源流には、満点星のオムレツがあったのです。
その後、現在の居酒屋めんと同じ場所になった「串焼Dining串らら」では10年ほどいて、最後の3年ほどは店長のような立場で働いていました。
串ららの場所を引き継ぎ、独立して自身のお店として2019年2月にオープンしたのが、「居酒屋めん」です。
オープン当初は今ほどメニュー数はなかったですが、お客さんとのコミュニケーションから期待に応えたいと徐々に増えて、今の形に発展してきました。
経歴がまさに洋食屋で、居酒屋としてではなく、間違いなく「洋食屋めん」も切り盛りできるほどのシェフ。
それが、居酒屋という形で気軽に立ち寄れてリーズナブルな価格で料理を提供しているのがこのお店の真骨頂。
居酒屋めんさんとして、外部のイベントに出店することもあり、めんがあるクレアモールのクレアパークで開催されたイベントに出店していたこともありました。
(川越style「夏祭り in クレアパーク」「LR DJFES in 川越クレアパーク」
https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12619645411)
シェフが料理を楽しんでいるのが伝わる。
料理が楽しい、その楽しさが伝わってくるようなお店。
「次はこんなメニューはどうだろう」
「この素材とこの素材でこんなメニューはどうか」
現状に満足せず、妻鳥さんの視線は常に先にあるのだ。
「居酒家めん」
川越市新富町1-12-10 2階
営業時間
火曜日~金曜日 18:00~23:00(ラストオーダー22:00)
土曜日 17:00~23:00(ラストオーダー22:00)
定休日 日曜日・月曜日
080-5087-1151
西武新宿線 本川越駅 徒歩3分
東武東上線 川越市駅 徒歩9分
※チャージ・お通し料はありません
Instagram:
https://www.instagram.com/izakaya_men/
Facebook:
https://www.facebook.com/%E5%B1%85%E9%85%92%E5%AE%B6-%E3%82%81%E3%82%93-960818584112758/